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目で曲を聴く。
とある、雨が降りそうで降らなかった日
って書こうとしたけど、
傘を持たずに歩いてたら、雨に打たれたのを今思い出した。
ニット帽被っていたからセーフって、自分に言い聞かせて正当化したから、雨が降っていたのを忘れたかったのかもしれない。
そんなとある日曜日。
実家に帰った。
実家と書くと、久しぶりに帰ったみたいな感じになるかもしれないが、実際はそんなことない。
なんなら結構な頻度で帰る。
ただ、休みの日に帰ることはほとんどなくて、帰る日は大抵仕事のある平日なことが多い。
なので、この日は地元で過ごすのは久々の休日。
予定も夕方からだったので、久々にのんびりと過ごすことができる。
まぁ、こんな日にぼくがやることといったら1つしかない。
スタバが併設されている蔦屋書店に行って本を読む。
「1人」「どう過ごす」
と脳内で検索をかければ、
本を読むか、サウナに行くかしかない。
実家から20〜30分くらいかけて蔦屋書店に歩いて向かう。
歩くことが好きなぼくにとっては、むしろ心地が良い。(夏以外)
さぁ、最高の休日の始まりだ。
*
この蔦屋書店に初めて訪れたのが、4年前の2020年。
この年は某ウイルスが世の中に蔓延していて、不要不急でなければ、人と会ってはいけないとされていた時だった。
これはあくまで、「されていた」だけであって、
SNSを見れば、友達と遊んでいる人なんてたくさんいた。
ただそんな中で、
ぼくの家族では色々な事情があり、某ウイルスに厳しく、友達と遊べなかった。
当時ぼくは大学生だったので、遊びたい盛りの人間だった。
時間さえあれば、友達と洋服買いに行ったり、ゲームしたり、飲みに行ったりしていた。
そのため、友達と遊べなくなるというのは、友達と遊ぶことでしか時間を使ったことがない人間にとって、あまりにキツすぎる出来事だった。
キツすぎるというか、
「絶望」や「苛立ち」という方がしっくりくる気がする。
そんな時、ぼくを救ってくれたのが、蔦屋書店だった。
人と会ったり、話したりしないで有意義な時間を過ごす
というのは、
1人で本を読む
とイコールだった。(あくまで個人的に)
午前は蔦屋書店に行き、読みたい雑誌や本を見つけて読んだりして、
午後は買った小説などを家で読んだりする。
この時期は、小説を1日で1冊読み切るなんて日もあったし、今でも本を読むのが好きなのは、この期間で多くの本に触れてきたからだと思う。
「大きな何かを失った時に、大きな何かを得る」
どこで覚えたのか忘れたけど、たまにこの言葉を思い出す。
友達と遊ぶ時間は失ってしまったけど、
本を読む習慣を得ることができた。
この絶望的な期間を助けてくれた「本」と蔦屋書店
ありがとうです。
*
ちょっと話が逸れてしまったが、
そんな思い出の地に久々に来たので、コーヒーを頼み、ひと口飲んで、ひと息ついてから、雑誌などを見にいった。
「あの時と今」
目に留まる雑誌や本が、変わっているものもあれば、変わらないものもあった。
ファッションやインテリア雑誌は相変わらず目に留まるが、いわゆるビジネス書的なものには目がいかなくなっていた。
あとは、ここ1年くらいで邦ロックにハマっているからか、音楽雑誌に目がいくようになっていた。
そんな中、適当に音楽雑誌コーナーを見ていたら、
「あいみょん」
という文字が目に留まった。
もちろん名前は知っているけど、曲自体は有名な曲しか聴いたことがない。
でもなぜか目に留まった。
こういうのは直感、出会いだ。
よし、読もう。
そろそろコーヒーも冷めちゃう気もしたので、席に戻って読んでみた。
*
あいみょんと聞くと、
「なんだかエモい人」
とぼくは勝手に解釈している。
エモいなんて言葉だけで表現するのは失礼だけど、この表現がしっくりくるのは、あいみょんと菅田将暉だけである。
独特な雰囲気というのかわからないけど、あいみょんは2日目に食べるカレーって感じがする。(伝われ)
1日目のカレーももちろん美味しいんだけど、2日目のカレーの方がなんか味が濃厚というか、深みがあるというか、そんな感じ。(伝われ)
そんな「2日目のカレー」のあいみょんが表紙の雑誌をめくると、どうやら新しいアルバム「猫にジェラシー」を1曲1曲解説しているものらしい。
この楽曲には、こんな想いが込められていますよ〜
この楽曲は、こうやって作られましたよ〜
といったことが書かれており、
たまたま楽曲を作ったことがないぼくには、とても興味深い内容だった。(たまたま)
曲の聴き方っていくつかあると思っていて、
人によっては、楽曲の意味などを調べないで、自分なりに解釈して楽しみたいという人もいるし、楽曲に込められた想いなどを知った上で、聴きたいという人もいるし、そもそもそんなことを考えないで、ただ音楽を楽しみたいという人もいると思う。
ぼくは基本的に、何も考えないで楽しみたいタイプである。
解釈するのが得意ではないというのもあるけど、曲を聴いている時はあんまり考えたくないのかもしれない。
ただ、今回のような雑誌を見て、楽曲の解説を見て、意味を知って、曲を聴くのも新鮮な体験でおもしろかった。
例えば、
この曲は失恋した時に作ったもので、
その男はこんな人だったな〜とか、
こういうところが好きだったな〜とか
その時こんなことして、失恋から立ち直ったな〜とか
その時に感じた出来事を楽曲にしているから、作った人の性格がわかるというか、思考の経路が知れるというか、辿ってきた足跡みたいなものが見える気がするからなんともおもしろい。
楽曲の解説を見て、意味を知って、曲を聴く。
よりその曲を好きになるし、
よりそのアーティストのことを好きになる気がした。
「目で見て、耳で聴く」
良い体験でした。
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人気で完売してたけど、
この前復活してたからやりました🏃♂️
めっちゃ被ったから、友達に配った!
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近くに用があったので、様子を見てきました〜
まぁ巨人ファンなんだけどね。
来年は我々が日本一になります🐰
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幡ヶ谷付近をプラプラした〜
知らない土地の散歩ってなんか良い🏃♂️
このパンうまかった!