日記 * Berceuse
(タイトルは記事作成時のBGMの1曲)
ドラム式洗濯機でトイレマットやバスマットが脱水できない問題。洗うたびに折り畳み物干しを出して、ボタボタ落ちるしずくで床が濡れないよう下にビニールを敷き、何日もかけて自然乾燥させるというやり方。みんなコインランドリーにでも行って洗濯してるのかな。それとも私の知らないやり方があるのかな。そんなことを考えていた。
先日、通販サイトを探して防菌防カビの塩ビトイレマット見つけた。しばらくどうするか悩み、結局買うことに。汚れたら拭くだけなので、もう洗濯しなくていい。バスマットの方は床がカビないよう、珪藻土の上にふかふかのマットを敷いていたが、これからは珪藻土のみにする。悩ましいことが2つ減ると思うと、気分がよくなる。
エラーが表示されるたびに電源を切って、中で丸まって偏るマットを広げ、再び脱水。何度やってもダメなことを何度もやってた。あきらめてべっちゃり重くなったマットを運んで干す作業。
ずいぶん長く、これらマットと考えることなく格闘していた。そのたびに残念な気分になっていた。今までやってたあの作業を合計したら一体何時間になるだろう。残念な気分が山のようになって、私のどこかに蓄積されていたんだと思う。そこが急にぽっかり空いて今まで感じることがなかったスペースが生まれたような気がする。そこから出た軽さと動きが、わたし全体に伝わった。そんな感覚がある。大袈裟だけど。
今までよくやってたな。
掃除。部屋をぐるっと回り、天井付近の壁のところどころについていた綿ゴミを取った。テレビや暖房の上が特に綿ゴミがくっつきやすい。普段から掃除がゆきとどいていれば舞う埃もないだろうから、こんなことはしなくてもいいんだろう。完璧な家事をこなしてそうな友人の姿を何人か思い浮かべる。
今は、玄関フードの網戸がレールの上をギシギシガクガク動くのを直そうと思っている。