【小説】貯金箱からお金が取り出せない
あー今日も財布に金がない。
このぼやいてる男に起きた感動できるかわからないが不思議な物語である。
中小企業に勤めてる一般的なサラリーマンの男
趣味は買い物意外と浪費癖の男である。
だがなぜか、ブタの貯金箱に500円玉貯金は続けてはいる。なぜなら生前母から買って貰った。ブタの貯金箱に500円玉は毎日入れていた母は「貯金箱ね本当に欲しい物を買う時に使うものよ」と耳にタコができるくらい聞かされたのを、今も律儀に守っている。
ただ今金がない男は家の片隅に置いてあるブタの貯金箱の金が必要なっていた。
男は急いで家に着きブタの貯金箱の裏側を見た
男は直ぐに異変に気づいた取り出し口がない。
ならばと、お金を入れる所から出ないかと振ってみた、でない。なら壊そうと床に叩きつけた。おかしいこのブタの貯金箱は陶器製で壊れるはず、壊れない、不思議と思いつつ男は諦めた。時はながれブタの貯金箱は家の片隅でホコリを被るまで時間がたっていた。男すっかり忘れてる。
男にも春が来た念願の彼女が出来た。
付き合って二年目で男は結婚のプロポーズを
しようと考えてたしかし、浪費癖のせいで指輪が買えない、お金がない。
借金して買おうか迷ったが母から借金は止めなさい自分の稼いだお金は自由に使うといいよと言われてた。まあ、だから浪費癖になってしまったのもちょこと母の言葉を鵜呑みにした。
自分勝手な男だ。だが、お金がいるどうしよう
ふと、母のことを思い出したときブタの貯金箱の存在を思い出した。
家に帰ると同棲中の彼女が「おかえりなさい」
と迎えてくれた幸せだいや、それよりブタの貯金箱はどこだ家のどこかにあるはず、男は探しただが、ない。彼女がふと声をかけてきた。
「何か探しているの?」彼女には名目は言えないがブタの貯金箱を探していると伝えた。
すると、彼女がそれなら冷蔵庫で冷やしてるけどと言った。彼女少し天然なのだ。また、そこがかわいいけどなぜと思いつつ。
まあ見つかりほっとした、ブタの貯金箱は重く
さすが500円玉貯金、ふと、思い出したこのブタの貯金箱お金が取り出せないことを。
はあーとため息をついた時に彼女が突然このブタさんかわいいねと鼻を触れた時にパキパキ音がなり今までどんなことをしてもお金を取り出せなかったブタの貯金箱がヒビがはいり割れた。そこから500円玉がザバーと滝のように床に落ち男は泣きながら彼女に「あなたを愛してます結婚してください」とプロポーズした。
彼女は指輪は?と言うと男はこのお金で買うと。「指輪はブタの貯金箱のお金からって」
嬉し泣きそして笑いながらプロポーズを承諾した。だが、男はまだ泣いている彼女なぜと聞くと「このブタの貯金箱母の形見なんだそれに母が生前言っていた「貯金箱ね本当に欲しい物を買う時に使うものよ」と、今母の言葉が理解できた。お金は有限決して無限ではない本当に欲しい物がある時にお金が手元にないと行動も好意も物も用意できない。男は今までの浪費癖を反省する。「母さんありがとうそしてさようならブタの貯金箱」二人の愛は繋がった。
でも最後に彼女が「硬貨だけで指輪買えるかな?」男は「今両替に手数料取られる~」
そして時が経ち。
母さん世知辛い世の中になりました。
物価は高いし給料は上がらない
でも、愛はプライスレスです。懸命に彼女と幸せに暮らしてます。今度は彼女と母さんの墓参りに行きます。「あ、そうだまた母さんが買ってくれたそっくりのブタの貯金箱買いました。
また、少しずつ500円玉貯金しています、本当に欲しい物がある時使います」時はながれ
トクン、トクンあら、なにか聞こえるは
初○かしら音が近くにあるはもうすぐね
二人ともう一人も幸せに母より