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母乳育児がつらいのは本能のせいにしてしまおう


第一子のとき母乳育児あきらめてても、第二子の時にはスムーズに母乳が出たってお母さんもけっこういるよー

ときき、今回の出産では若干期待してはいたのですが。

ほんと、むいてない、自分、母乳育児。

第一子の時よりはましだったけど、入院中も、授乳室で周りの初産婦さんたちにガンガン追い抜かれていく。。
(母乳量的な意味で)

授乳のせいで肩こりもひどいし、授乳を我が子に拒否られるとつらい。
うまくいかないとだんだん精神的に追い込まれる。

産後二週間くらいのとき、
初乳はあげたしもういいかって思って、
(初乳は免疫成分が多い)
明日看護師さんに母乳やめますって言おう、はやく楽になろう、
とおもったのですが、なんかそう決めた瞬間、
急に悲しくなって。
やめるのが辛くて涙が出てくる。

なんかおかしいですよね。
続けるのも辛いしやめるのも辛い。

前者はまだ理屈で説明つくけど(体力きついとか拒否されるのがつらいとか)
後者については、頭では100パーセント納得しているのに
なんでつらいのかまったく説明できない。

母乳の免疫効果は一歳までで初乳あげたしもういいはずだし、(※)
周りの人も「やめていいよ」っていってくれてるのに
なんかそういわれるとやめたくなくて、
でもなんでなのか全然うまく表現できなくて、なにもいえなくなる。

自分は本当は母乳で育てたかったのか?辛くても続けたいのか?なにがしたいのか?

考えても訳がわからず、
ある程度悩んだ結果、
「本能のせい」にしてしまうことにしました。

子どもを産むと、
子どもをちゃんと育てるために母乳をあげないといけないといけないという命令が本能的に発せられていて
母乳育児ができないと辛くなるように、
人間はそういうふうにできている、
と思うことにしました。

素敵な異性がいたら恋するのとおなじで、
子どもをしっかり産み育てるために、
人間の脳みそはたまに本能にジャックされることがあり、
きっとこれもその類なんだろうと。。。

そう考えると、自分の意思がどうこうというより、
いろんな感情のぐちゃぐちゃが
自分の意思とは切り離されたところでおこっている
しょうがないことなような気がしてきて、
自分の人格的な問題と切り離すことができ、
要すれば楽になりました。

大変でも母乳育児頑張っているお母さん、
やめて自分を責めているお母さん、
みんな辛くなったら、いったん本能のせいにしてみたらどうかなとおもいます。

母乳育児辛いっていうと、周りからは、
「あなたはどうしたいの?」って聞かれると思うけど、
自分がどうしたいのかわかったらこんなに苦しまないよってこと、あると思います。

そういうとき、母乳頑張りたい気持ちを本能のせいにいったんしてみていいんじゃないかと。

そうすると自分がどうしたいのかわからないのが当然な気がしてきて、
自分の「わけがわからない今」を肯定できて、楽になれると思います。

わたしは結局、産後二週間くらいで母乳育児やめましたが、
母乳したかった自分が今もいることを認識しつつも
自分を責めたりしないで済んでるのは、
上記のように思えているからかなという気がします。
(第一子の時はしばらく自責してしていた記憶)

あと、単純に睡眠不足だとホルモンバランスせいでできる
鬱傾向(マタニティブルー)が促進されるように感じるので、
寝るのもとても大事だと思います。
睡眠不足だと本当悪い思考しか出てこない。そうするとまじ辛いループに陥る。
ミルクを家族に代わってもらって、寝よう!

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なかなか当事者じゃないとわからないような内容になってしまいましたが、
母乳育児で悩んでいる方がちょっとでも楽になればと思います。

世の中のお母さんたちみんながこころ安らかに、新生児育児を乗り切れますように。

(※)母乳の免疫効果については、山口慎太郎さんの著書「家族の幸せの経済学」にエビデンスベースで書かれてますので、気になる方はぜひお読みくださいー

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