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子育ては知の創造に役立つ「個人内多様性」の一つになりうるんじゃないか

(2021年1月(娘2歳)時に執筆した記事です)

以前、
「ゴリゴリに仕事やってるひとと自分の能力差を感じるけどこのままで自分のて大丈夫か?子育てで鍛えた筋肉(能力)は、仕事の役に立つの?」
という内容の投稿をさせていただきました。

今日の日経新聞社説を読んでいたら、これに関して良い示唆が載っていたので共有します。

(以下引用)ーーー

早稲田大学の入山章栄教授(経営学)が注目するキーワードがイントラパーソナル・ダイバーシティーだ。
「個人内多様性」と訳されることが多いが、要はいろいろな経験をした人ほど新たな「知」を創造でき、ビジネスでも成功を収める確率が高まるという。

一例をあげれば、動画配信で急成長する米ネットフリックスの創業者、リード・ヘイスティングス会長は若いころ、アフリカで数学教師を経験し、その後、コンピューター科学の修士号を取り、さらに転じて今の会社を立ち上げた。

日本の若い世代が人生のキャリア設計を考える上でも「個人内多様性」は重要な概念になろう。

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入山先生は、著書でも
新しい価値を生み出すためには知の探索が必要であり、
そのためには知の多様性と、
それを結びつける営みが重要だと主張されています。

(先生の言論についてはこちらも良ければご参考に↓
https://www.works-i.com/project/ikiiki/organization/detail020.html
入山先生の本は、仕事で成長戦略やってたときに課長から必読書!と言われたので、前に読んでいたのですが)

今日の社説を読んで、

まさに子育てしていることが自分の『個人内多様性』の一つになり、
それが個人の創造力の源泉になっていくんじゃないか

と、思いました。

職場でも世の中でも専門性が重視され、
専門性の話になるたびに
「特に専門性ないよーしょぼーん」て感じだったのですが、
多様であることの価値を定義してくれて胸がスッとしたというか。

もちろん!多様性を新たな創造につなげていくのは、自分が努力・知の探索をし続けることが大事なんだと思いますが、
その「種」は色々でいいし、その一つに子育てはなりうるんじゃないかと、
そんな気づきでした。

ちなみに、入山先生は、
ダイバーシティな組織が、多様な人材がそれぞれ持つ知を創造性に繋げるのは
結構大変ということもおっしゃっております。(だいぶ要約してますが)

個人の場合はその知の融合も、比較的容易じゃない?とおもうところ、
やはりこれからの世の中には、個人内でいろんな多様性を育むことってけっこう必要なんじゃないかとおもいました。

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