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【滑って】春のバックカントリースキー:巻機山
「明日は、巻機山へ行くってー。連絡きたよー。」
前日が大雨で翌日も雨が残る予報だった。昼過ぎには天気は回復予定であったが、コンディションも含めて中止だろうな。って思っていたから、最初に心には「え、マジで!?登るのか?」でした。
自宅からはちょっと距離があるので、そこから急遽、越後湯沢で宿を探した。運よく当日なのに、リーズナブルな素泊まり宿を予約できた。
そこから荷造り、バックカントリーの装備も準備して出発。
流石に、今シーズンはBCの回数が増えたので、準備は慣れたもんだw
越後湯沢に着いたら、駅前の蕎麦屋でへぎ蕎麦を食し、宿へ向かった。
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2022年3月27日 越後湯沢
連絡された集合場所に6時集合だったので、まだ薄暗いなから出発。
が、天気は、完全な雨w
「これやるんか、、、」
集合場所に着くとメンバーは既に集まっており、ガイドさんは
「昼には雨が上がる予報なので、それ信じて、準備しましょー!」
と迷いなくw
準備開始した最初からシール装着でハイクアップするルート。不思議とハードシェル着たら雨はそんなに気にならないw
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どこを登ったのか?
日本百名山である新潟県の巻機山。標高1,967mの山
ここを、5時間ぐらいかけて登り詰める。森林限界もこえる。この時期なので、スキークランポンやブーツアイゼンを装備して。
雪山で5時間ぐらいのハイクアップは初でした。
夏ルートの登山口まで
夏山であれば、登山口付近まで車で行けるらしいけど、今は雪の中。なので、そこをハイクアップしていく。雨ですけどねw。
でも、なんだか冒険の始まりっぽくてワクワクする。
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40分ぐらいで登山口付近に到着。
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薄暗いし雨降ってるし晴れるんかw
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井戸の壁へ
登山口を越えてから本格的な急登が始まる。井戸の壁というらしい。
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最初はそうでもないけど、段々と傾斜が出てきて、さらに春のザクザクの雪の水分をシールが含んで、ズルズルw
この季節にガッツリとハイクアップするのは初だったので、かなり難儀しました。キックターンもきつかったなー。
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それでも初めての体験で学びは多い。とポジティブに。
尾根に出たとことでちょい休憩。シールの水分をスクレーパーでとって貼り直しました。
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森林限界から前巻機山へ
まだまだ急登は続きました(汗)がこの森林地帯を抜ければ、視界が開けるはず!まだ太陽は拝めてませんw
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そして、森林限界を超えて、ひらけてる場所にきました。
心の目で見てください。いやー綺麗にひらけてるw
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この辺り、雲は少し薄くなっているような気がしてきました。気のせいかもしれませんが、晴れることを祈りながら。
ここで、スキークランポンを装着。初めて使いましたね。
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ここからが核心部でした。スキーを担いで登るパーティもいましたが、僕らはスキーでそのまま登りました。
井戸の壁よりも視界が見える分、また雪はザクザクだし、それでいてキックターンして登るし、ビビりながらハイクアップしましたよ。
場所によっては雪崩後のデブリもあったりと・・・・
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木々が邪魔して、スキーを外して這い上がる箇所も(苦笑)
でも核心は超えた!あとは山頂目指すのみ!
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前巻機山へ
そこから30分〜40分ぐらいで、前巻機山山頂付近へ。コンディションもあまりよくないので、巻機山山頂は諦めてここから滑走モードへ。
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その時である!!!!空が青い!
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おおお!きたーーーー!!!
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巻機山の山頂方面も絶景と共に!
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こんな絶景が目の前に広がっているとは、、、来て良かった!
ガイドさんのことを信じて良かったですw
春のストップ雪&デブリ地獄の米子沢滑走へ
さぁ、滑ろう!最高の春のザラメ雪を!
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カミさんの滑り。ごめん、ちょっと手が入ってるw
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ほんと沢地形だな〜。こんなところ滑るなんてね。
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しかし、、、楽しかったのはこの斜面のみ、ここからは最高のストップ雪wマジで難しかった、しかも所々、全層雪崩跡がありデブリ地獄
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足が、、、w
デブリの脇をうまく抜けて降るという冒険。
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間近で見たのは初めてかもしれない。こんなに襲われたらひとたまりもない。雪と言っても氷、岩ですわ。
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慎重に降ってなんとか下山。
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休憩含めて5時間ハイクアップして、1時間の滑走。春のザラメ雪を楽しめてのは最初の斜面のみw
そんなバックカントリースキーでしたが、冒険感満載で楽しかったなー。色々勉強になった部分もあったし、ありがとうございました!
これで、今シーズンのシーズン終わりかな。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!