ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ【メリークリスマス・ネオサイタマ・アンド……】
PC紹介
◆スピットファイア (種別:ニンジャ/ストリート・善)
カラテ 7 体力 9
ニューロン 4 精神力 5
ワザマエ 8 脚力 3/N
ジツ 0 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 8/8/6/4
回避/精密/側転/発動 8/9/8/-
◇装備や特記事項
*ブラッドカタナ*、ショットガン、パーソナルメンポ、タクティカルスーツ、光学迷彩ローブ
『◉◉タツジン:イアイドー』、『◉頑強なる肉体』、『◉常人の三倍の脚力』
『◉知識:公僕の流儀』、『◉知識:ビークル(バイク)』、『◉知識:犯罪』、『◉交渉:共感』、『◉交渉:鼓舞』
今回もおなじみのスピットファイア(セビ・アカネ)です。PCの紹介は1回目のエントリーをご覧ください。
フリーランスセイギノヒーローも多少は羽振りが良くなったのか装備とスキルが拡充されています。基本構成は今までの通りカタナで斬る!わかりやすい!
本編
ヒイロ:「あー、すごい買ったね!」
商品の入った袋を抱きかかえながらヒイロが満足気に鼻を鳴らす。
アカネ:「よくもそんなに買う物があるな…」
呆れたような苦笑でヒイロの横顔を見る。アカネは迷った末に(使うかも分からない)化粧品を買い足した。
ヒイロ:「だって春物は今揃えとかないといけないし……あ、あのカーディガンめっちゃナチュラルでカワイイ!」立ち並ぶショーウィンドウ前でヒイロは駆け回っている。
サハリ:「やれやれ」
ため息をつくとサハリはマルノウチ爆発事故の慰霊碑の前で足を止めた。
サハリ:「この歳になって娘を持つことになるとは思わなかったぞ」
アカネ:「ちゃんと躾してやる事だな。いつまでも『お嬢様』のままでいられたらマッポの稼ぎじゃ保たないぜ、パパ」自分を棚に上げて、ショーウィンドウの前ではしゃぐヒイロを愉快そうに眺める
サハリ:「ったく、誰のせいだと……」
サハリも口ぶりとは裏腹に穏やかな表情でヒイロの後ろ姿を見つめる。
身寄りもなく、本来の身分も隠さなければならないヒイロをサハリは『内縁の娘』として引き取ったのだ。
アカネ:「若い頃は色男で鳴らしたらしいじゃないか。泣かせた女の数をカウントしてみてほしいもんだ」
サハリ:「食ったパンの数はカウントしないタチでな」
アカネ:(煽るような口笛)
サハリはフン、と鼻を鳴らすとヒイロの新しい身分証明を取り出す。転入先の学校の学籍証明書もだ。
サハリ:「名前はややこしいから”ヒイロ”のままにしておいた。漢字は変えたがな。学校の校長も教師も俺の知り合いだ、なんとでもなった」
アカネ:「……文句のつけようが無いな。やっぱりこういう時は権力に泣きつくのが一番だ」
サハリ:「しかしアイツ。血筋か……教えた途端にハッキングやガジェット作りに夢中なようでな。ノゾミが将来は部下にと目を光らせていたよ」
アカネ:「ハッキング、ガジェットねえ…その内アタシもヒイロに教わる時がくるのかな」
アカネ:「だがマッポはダメだ。早死しちまう。アタシが全力で止める」
サハリ:「ま、本人はお前の相棒になるつもりのようだがな……マッポの方が10倍は良い」
サハリの物言いに思わず飲み込んでいたコーヒーがむせる。
アカネ:「……相棒って。なんつー二択だよ…アイツにケツ拭かれるようになったらいよいよ廃業だな」
アカネ:「大学出て、なるべく危なくないトコに就職して、なるべく早くマトモな男見つけて…それで十分だろ」
サハリ:「お前もデッカーを辞めたんだったらそうしてもらいたいとこだがな」
アカネ:「アタシが奥方ってタチに見えるか?じゃじゃ馬娘のままココまで来ちまった、性に合わねえよ」
サハリ:「……さて」
サハリが慰霊碑の前まで差し掛かり、足を止める。慰霊碑を守る二人のマッポが黙ってサハリに敬礼をした。
アカネ:「ご苦労様です」余所行きの顔でマッポ達に労いのアイサツをする
サハリ:「その頭でも覚えているだろう」
アカネ:「忘れるもんか」
アカネは黒い記念碑を見上げながら、サハリの問いへ静かに答えた。
サハリ:「ならいい」
サハリはそれだけ言うと、袋から花を取り出し慰霊碑の前に捧げる。
アカネもその隣に同じく花束を捧げた後、慰霊碑へと手をつき、静かに祈りの言葉を捧げた。
サハリの実の息子はあの事故……否、事件で亡くなっている。遺体の第一発見者はアカネだった。
胸に謎めいた鋭利な刃物による傷(今なら分かる、スリケンだ)が残っていたが……全てはただの爆発事故ということで処理された。
サハリ:「本当は盛大な慰霊式典をやるところだったが……中止になった。まあ、これて良かったよ」
アカネ:「…ま、忘れた頃に大勢でおしかけちゃ、アイツらもビックリするだろうさ」
アカネ:「ナムアミダブツ」
センコと供花の匂いに誘われて、サハリの息子の死に顔が脳裏に思い浮かぶ。アカネは静かに手を合わせ、眠りにつく仲間達をねぎらうように念仏を唱えた。
ヒイロ:「あ……」
戻ってきたヒイロも二人の様子を見て、並んで手を合わせる。
しばし静謐な時間が流れ……
サハリ:「……さて」
サハリが小さく息をつくと、アカネのニンジャ聴力でギリギリ聞こえる程度の声で話し始めた。
サハリ:「続いてで悪いが、仕事の話だ」
込み入った事情があるのだろう。アカネも黙ったまま、静かに頷く。
サハリ:「さきほど慰霊式典が中止となった、と言ったな。それに関わる話だ」
サハリ:「先日、NSPD評議会の一人……イノウエ=サンが暗殺された」
サハリ:「死因はパンキド―練習中の転倒死と言われているが……ありえん。イノウエ=サンはパンキド―のタツジンだ」
アカネ:「随分な大物だな。ニュースは見た」
サハリ:「原因はわかっている。最近、ヨロシサン製薬がNSPDに大規模なマッポのクローンマッポへの入れ替えを売り込んできている」
クローンマッポ……なんたる恐るべき計画であろうか。
実現すればNSPDはまるごとひとつのメガコーポの支配下に入ること必定……無論、人間味のある捜査も消滅するだろう。
サハリ:「それに反対しているのがイノウエ=サンを含む3人のNSPD幹部だった。それ以外は汚職か脅迫か……」
サハリは憎々しげに顔を歪める。
アカネ:「お決まりのNSPD仕草だな。もう驚きはしねえよ」
サハリ:「だが、今年の予算編成も今度のクリスマスまでだ。その3人さえいればこんな愚行は阻める。はずだった」
サハリ:「だが、この件にネコソギファンドが介入してきてから話が変わった。奴らが会議に入ってきた翌日だ、イノウエ=サンが死んだのは」
サハリ:「覚えているだろう、『ネコソギ・ファンド』」
アカネ:「ネコソギファンド……」苦々しくその名を繰り返した
ネコソギファンド――現在ウナギノボリの勢いで勢力を増す金融企業
しかしその裏ではヒイロの両親を殺し、カナモノ・インダストリを乗っ取るなどの非合法を重ね……
そのさらなる裏には『ソウカイヤ』と呼ばれる邪悪ニンジャ組織の影が見え隠れする。
アカネ:「金と脅しが効かない相手にはまたコレか」胸の前で小さくスリケンを投げるマネをする。
サハリ:「ああ。こうなると残る二人……ノボセ=サンとホダカ=サンの身も危ない」
アカネ:「クリスマス前までに残る二人をハジいて、年明けにはネオサイタマに立つマッポは役立たずのクローンに入れ替えって算段か」
サハリ:「イノウエ=サンの死は公式には事故死で片付けられている。明確な暗殺の証拠もない……大規模な護衛を動員することも難しい、今は非番の有志デッカーとマッポで対応しているが……」
"それでは足りない"、言外に嘆きに似た何かが漂う。
サハリ:「……そこでお前の出番、というわけだ」
アカネ:「また連中の横っ面にションベンひっかけろって?」
サハリ:「そうは言ってない。だが……歯がゆいことに、俺たちがいま用意できる最大戦力はお前なんだよ、アカネ」
アカネ:「随分と過大な評価をどうも」
サハリは本当に歯がゆそうに言った。無力さへの憤りがその顔に滲んでいる。
サハリ:「ネコソギ・ファンドの裏側にいる連中については今ノボセ=サンを中心に非公式で捜査をしているが、おそらく間に合わん。それまでは――」
サハリ:「――おっと、来たようだな」
サハリが後方に目をやる。すると堅牢な覆面マッポカーから護衛に囲まれた老人が降り、3人の方を見て小さく会釈した。
ホダカ:「ドーモ、サハリ=サン」
サハリ:「ドーモ、相変わらず変わらんようだな」
ホダカ:「いやいや、もうだいぶ歳を取ったよ。自分のことを自分で守れん。……それで、その女性が?」
アカネ:「ドーモ」
アカネは聞いたことがあるだろう、ホダカ・ナカナカ。NSPDの最高幹部の一人にして、汚職に手を出していないと言われる数少ない人間の一人だ。
現役時代のアカネからすると、雲の上のそのまた雲の上の存在に当たる。
ホダカ:「どんな豪傑が来ると思ったらこれは麗しいお嬢さんだ。ドーモ、ホダカです」
アカネ:「セビ・アカネと申します」
ホダカの威厳のある風貌と嫌味の無い、落ち着いた声色に少し背筋が伸びる。配属初日、あるいはデッカーへの昇進が決まったあの日に似た、少し懐かしい感覚を思い出した。
ヒイロ:「ド、ドーモ、ヒイロです」
意を決したのか、アカネの後方に隠れていたヒイロもホダカにアイサツする。アカネは褒めるような手つきでヒイロの頭を撫でた。
ホダカ:「ホダカです、よろしく。お嬢さん」ホダカはヒイロに対しても丁寧にお辞儀をすると、再び君に向き直った。
サハリ:「先程お話したとおり、これからクリスマスまでは24時間体制でこいつに守らせます」
(いいな?)とサハリが君に目を向ける。どうやら拒否権は無さそうだ。
アカネ:「そのように」(拒否する余地は無さそうだと諦める)
ホダカ:「ありがとう。その様子を見る限り信頼できる人のようだ」
子供好きに悪い人間はいない。ホダカは小さく目を細める。
デッカー:「この後ホダカ=サンは要人との会食をこなされた後、NSPDに帰庁、その後御自宅に帰られます」
デッカー:「アカネ=サンには車にご同乗いただきたく」
アカネ:「早速SPか。ヨロコンデ」
ヒイロ:「えっと、アタシは?」
アカネ&サハリ:「「家で大人しくしてろ」」
ヒイロ:「エェ、折角アカネ=サンと買い物だったのに」
ホダカ:「悪いね。お姉さんを少し借りていくよ」
アカネ:「またショーガツにすぐ会えるだろうが」
ヒイロ:「その前にクリスマスがあるんだから!」
さりげなくクリスマスを省こうとしたアカネの計略は容易く打ち破られた。
アカネ:「クリスマスも子守りかよ……はいはい。じゃあ、クリスマスにまた、な?」
ヒイロ:「うん!」
ホダカ:「はは……ノボセ=サンのところの孫娘さんを思い出すな。大丈夫、無事に終わればクリスマスには遊べるよ」
アカネ:「ヒイロのためにも、しっかり勤めさせていただきます」
アカネ:「(……事情が事情だ、仕事は請ける。ただ…請求は楽しみにしとけよ)」サハリに耳打ち
ホダカ:「ありがとう」アカネの言葉を聞きニッコリと笑うホダカ。
対照的にサハリは渋い顔をした。
サハリ:「そういえば、そのノボセ=サンの件ですが……」
ホダカ:「ああ、彼はイアイドー42段だ。余程のことが無ければ大丈夫だろうが。よろしく頼むよ」
サハリ:「了解です」
ホダカ:「ニンジャの護衛を彼ではなく自分につけてもらうというのは申し訳なくあるが……」
ホダカ:「それもこんなに美しいお嬢さんならなおさらだが、役得と思っておくよ」
アカネ:「ドーモ。後で幻滅しないでくださいよ」
サハリ:「見た目ほど良いもんじゃありませんよ、そいつは」
アカネ:(サハリの脚を踵で踏む)
アカネとてお世辞で良い気になるほど世間知らずでは無いが、それとこれは別だ。
サハリ:「……ッ!」悲鳴はマッポの意地で噛み殺した
ホダカ:「ハハハ……」ホダカは心底愉快そうに笑い、そして目にNSPD高官の怜悧さを戻した。
ホダカ:「――さあ、行こうか」
アカネ:「お供いたします」ルーキーデッカーの頃のような表情で応える
デッカー:「あと15分はこのままです。しばらくはお寛ぎを」
運転中のデッカーが厳かに言う。そのサイバーサングラスは常に油断なく周囲の車を分析し続けているようだった。
ホダカ:「ご苦労」
後部座席、君の隣でホダカは何か書き物をしながら応える。揺れる車内にもかかわらず、その手は微塵もブレることはない。
アカネ:「移動中も執務ですか」
ホダカ:「いや、これはプライベートのようなものさ」
ホダカの手元を見ると、ウグイス色の美しいオリガミメールだった。
ホタカ、ノボセ、イノウエの三人の肖像画と名前、そして栄光あるネオサイタマ市警のエンブレムの墨絵が描かれている。
ホダカ:「お恥ずかしい。ちょっとしたセンチメンタルだよ」
アカネ:「恥ずかしい事なんか…ガラクタやクローン連中には無い、大事な情緒ですよ」
ネオン煌めく外の景色に視線を戻し、ホダカの言葉に応える。
アカネ:「アタシ達の仕事で大切にしなくちゃいけない物は、そういう所にあると思います」
ホダカ:「ありがとう」ホダカはそう言って少し目を瞑る。
ホダカ:「殺されてしまったイノウエ=サンとは同期でね」
サハリ=サンは一年後輩にあたるんだ、と小さく付け加える。
ホダカ:「……イノウエ=サンだけではない。多くの仲間が日々死んでいる。」
ホダカ:「君がお参りしていたあの慰霊碑に刻まれているマッポの名の数は20人を超える。……きっと君の友人も含まれているのだろうな」
非番だったクリスマスの夜、テレビの緊急中継で凶事を知ったアカネは最低限の装備を手に現場へ急行し、そこで多くの仲間達が傷つき命を落とす姿を目撃した。
アカネ:「大切なダチ、口うるさい先輩、肉親のような存在……あの慰霊碑には、大切な名前がいくつも刻まれています」
ホダカが静かに目を閉じる。
ホダカ:「……ああ、どれも辛い死だ」
ホダカ:「だが、だからといってマッポをクローンに置き換えていいはずがない。感情の無いクローンはただ命じられたままに力を行使するだけだ。もしそこに理不尽があっても抗うことをしない」
ホダカ:「もしマッポが抗うことをやめたら、力を振るうだけのクローンになったら、市民は誰も頼れなくなる」ホダカは一度そこで言葉を切った。
ホダカ:「理不尽の雨の中で誰も助けてくれない、きっとそれは死よりも辛いことだ」
アカネ:「…ただでさえ生きづらい都市だ、マッポくらいは頼れる物がないと」
ホダカ:「ああ。だから我々は抗う。だから日々死んでいく。それでも抗い続ける」
ホダカ:「でもそれは少し寂しいから、死んだ仲間のことを忘れないようにしているのだろうな。キミも、私も」
ホダカはそう言うと、君の襟元に目をやった。背中のタトゥーが僅かに見えていたのだろう。
アカネの背中のタトゥー。それは女の身体に刻まれた墓標だ。
斃れた同僚や部下の名前、日付、終着を迎えた場所。無機質な情報達が首筋から腰元まで整列している。その中には、シモイズミ・ダイゴ――サハリの息子の名前も。
ホダカ:「君は……ニンジャか。NSPDを辞職したと聞いている。ニンジャの戦いがどれほど激しいものかは私は分からないが……きっと仲間を巻き込むまいとしたのだろう?」
ホダカ:「ああ、いや、答えなくて構わんよ」ホダカはそう言って笑う。「おじさんの独り言だ」
アカネ:「そういう事にしておいてください」
アカネ:「……オジサンと同じように、女マッポにも色々あるのです」
ホダカは君の言葉にニコリと笑う。
その時。
KRAAAAAAAAAAAAAAAAASSSSH!
突如側道から突っ込んできたヤクザベンツが、そのままマッポカーの側面に体当たりを仕掛けた!
デッカー:「な……!?」
デッカーは慌てて回避しようとするが、狙いすましたそれを回避できず車両同士は衝突!!
アカネ:「ぐっ…!!」歯を食いしばり衝撃に耐える
ホダカを助けつつ回避:
NinjaSlayer : (8B6>=5) → 4,2,5,4,6,2,3,4 → 成功数2
ホダカ:「くっ、これは……!?」
アカネ:「シツレイシマス!イヤーッ!」裏拳で窓ガラスを粉砕、ホダカを抱きかかえて車両から脱出!
???:「ハッハーッ! 上手く言ったぜ!」
???:「いや待て、標的が車外に出ている!」
ヤクザベンツから連続側転で飛び出してきたのはヨタモノ風の男が二人。
一見一般人の装いをしているが……明らかにニンジャだ!
アカネ:「クソ、教科書通りの奇襲攻撃なんかしやがって……無事ですか、ホダカ=サン」
アカネは着地の衝撃を最小限に抑えるよう、柔らかく着地。口の中に血の味を感じる。
ホダカ:「あ、ああ、大丈夫だ。ありがとう」
デッカー:「ご、ご無事ですかホダカ=サン!」頭から血を流しながらデッカーが駆け寄る。マッポは下半身を車の残骸に潰され動かなくなっていた。
???:「まさか、この女……ニンジャ!? 聞いてねえぞ!」
アカネ:「あぁ――当ててやるよ、ネコソギファンドの遣いだろ?残念だったな、今日からカワイイSPが付いたんだ」
スプリーズ:「ド、ドーモ、スプリーズです。キサマ、な、なぜそんなことを知っている!」
ベアークロー:「ドーモ、ベアークローです。構うことはねえ、やっちまえ! アイツらの死因は偶然の交通事故後の諍いによる不運な暴行死だぁーっ!」
スピットファイア:「ドーモ。スプリーズ=サン、ベアークロー=サン。スピットファイアです。ならばそうだな…お前らの死因は正当防衛による斬殺だ」
腰に佩いたアデヤカの鯉口を切り、口端を釣り上げて笑うアカネ――否、スピットファイア。
ホダカ:「(凄まじい、あれがニンジャか……!)」
ベアークロー:「にっ、2対1で勝てると思ってるのか! ソウカイヤに楯突いたことを後悔して死ねェーッ!」
ネオサイタマの夜に、血の花が咲く。
戦闘開始
NPCデータ
◆ベアークロー (種別:ニンジャ)
カラテ 3 体力 3
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 3 脚力 3/N
攻撃/射撃/機先/電脳 3/3/2/2
回避/精密/側転/発動 3/3/3/3
◇装備や特記事項
◉滅多打ち:連続攻撃+1、サツバツ無し、コスト回避ダイス2
◆スプリーズ (種別:ニンジャ)
カラテ 2 体力 2
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 3 脚力 3/H
攻撃/射撃/機先/電脳 2/5/2/2
回避/精密/側転/発動 3/3/3/3
◇装備や特記事項
マシンガン:1ダメージ、連射3
◉トリガーハッピー:銃器連射+2、サツバツ無し、コスト回避ダイス2、基礎H
▶サイバーサングラス:射撃ダイス+2
●1ターン目
スピットファイアの手番
スピットファイア:「デッカー!ホダカ=サンを任せるぞ!死んでもハジかせるなよ!」
デッカー:「わ、わかっている!」
強化強攻撃 連続攻撃(4,5):
NinjaSlayer : (4B6>=5) → 3,1,1,1 → 成功数0
NinjaSlayer : (5B6>=5) → 1,1,1,4,2 → 成功数0
ニンジャ精神力で脳震盪を堪え、鉄砲玉の二人組とホダカの間に割り込み抜刀攻撃!
スピットファイア:「イヤーッ!」斬撃がアスファルトに爪痕を残す!
ベアークロー:「ウッ、ウオッ……!?」
ホダカを狙おうとしていたベアークローは気迫に押され一歩後退!
ベアークロー:「チィーッ! スプリーズ=サン! この女から先に殺るぞ!」
スプリーズ:「了解、ネギトロ重点!」スプリーズがマシンガンを両手に構える!
スピットファイア:「それが良い、女相手にビビったとか言われたくねえだろ」
ベアークロー:「き、キサマァーッ!」
スプリーズの手番
◉トリガーハッピー:銃器連射+2、サツバツ無し、コスト回避ダイス2、基礎H
マシンガン連射3+2、基礎難易度HARD、回避難易度N
NinjaSlayer : (5B6>=5) → 2,1,4,1,4 → 成功数0
スプリーズ:「ヒャッハァー!!」
スプリーズは君に向けてマシンガンの引き金を引く!まるで狙いをつけない乱射だ!
BRATATATATATTATATATA!
スプリーズ:「ニンジャってのは最高だなァーッ! こんな反動が大きい銃でも玩具みてえに扱える!」
スピットファイア:「景気が良いのは嫌いじゃないがな!キャハハ!」
自身とホダカ達を狙う弾道のみを精密に切り落としていく!背後の建物はみるみるうちに穴あきチーズめいた様相!
ベアークローの手番
◉滅多打ち:連続攻撃+1、サツバツ無し、コスト回避ダイス2
NinjaSlayer : (2B6>=4) → 1,5 → 成功数1
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 1 → 成功数0
回避:
NinjaSlayer : (9B6>=4) → 1,1,6,4,3,6,5,2,1 → 成功数4
イアイ反撃回避:
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 5 → 成功数1
ベアークロー:「死ねェーッ!」
スピットファイアの挑発に逆上したベアークローが殴りかかる!
スピットファイア:「クマさんこちら!」ベアークローの乱打を空中回避、背後に回り一閃!
ベアークロー:「な……ウオーッ!!?」ベアークローは反射的なブリッジ回避で反撃のイアイをギリギリ回避!
●2ターン目
スピットファイアの手番
強化強攻撃 連続攻撃(4,5):
NinjaSlayer : (4B6>=4) → 5,6,5,1 → 成功数3
NinjaSlayer : (5B6>=4) → 4,4,5,4,4 → 成功数5
回避:
NinjaSlayer : #1 (1B6>=4) → 6 → 成功数1
スピットファイア:「イヤーッ!」
背後に回った優位はまだ生きている!素早くアデヤカを鞘に収め再度連続斬撃!
ベアークロー:「ヒッ、ウワッ!」ベアークローはマグレめいて這いずりながらスピットファイアの斬撃を次々と回避していく!
スピットファイア:「ちょこまかと…!」
スプリーズ:「いいぞベアークロー=サン!そのまま抑えておけーッ!」
個々の実力は大した事は無い、だが油断ならぬ連携攻撃だ!
スプリーズの手番
トリガーハッピー 連射5:
NinjaSlayer :
#1 (1B6>=4) → 2 → 成功数0
#2 (1B6>=4) → 1 → 成功数0
#3 (1B6>=4) → 5 → 成功数1
#4 (1B6>=4) → 4 → 成功数1
#5 (1B6>=4) → 1 → 成功数0
スプリーズ:「死ね! スピットファイア=サン、死ねェーッ!」BRATATATATATTATATATA!!
回避:
NinjaSlayer : (4B6>=4) → 6,5,4,1 → 成功数3
スプリーズ:「ええいチョコマカとォーッ!」
ベアークロー:「どけ! 俺が殺してやるーッ!!」
ベアークローの手番
滅多打ち、連続攻撃2(回避ダイス-1に):
NinjaSlayer : (2B6>=4) → 4,3 → 成功数1
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 2 → 成功数0
回避:
NinjaSlayer : (4B6>=4) → 4,1,1,6 → 成功数2
ベアークロー:「イヤーッ!」
ベアークローはおおきく振りかぶってスピットファイアに殴りかかる!だがその緩慢な挙動は命取りとなる!
スピットファイア:「ノロマ!」精度を欠いた突進を闘牛士めいて躱し
スピットファイア:「オコテ!!」すれ違いざまにコンパクトな振りで鋭い一撃を加えた!
ベアークロー:「グワーッ!!?」
ベアークローの腕から血が吹き出す! 振りの小ささに似合わぬ鋭い斬撃だ!
スプリーズ:「ベ、ベアークロー=サン!?」
スピットファイア:「まだまだツジギリセンセイのようにはいかねえなぁ……」血振るいをし、再度アデヤカを鞘へ
鈍色のツジギリ――シルバーカラスであれば今の瞬間でどれほどの斬撃を与えていただろうか。乗り越えるべき壁はまだまだ高い。
ベアークロー:「オ、オノレーッ!」
●3ターン目
スピットファイアの手番
強化強攻撃 連続攻撃(4,5):
NinjaSlayer : (4B6>=4) → 5,5,2,2 → 成功数2
NinjaSlayer : (5B6>=4) → 5,6,5,5,1 → 成功数4
回避:
NinjaSlayer :
#1 (1B6>=4) → 4 → 成功数1
#2 (1B6>=4) → 4 → 成功数1
スピットファイアの斬撃がベアークローを襲う!眉間を狙った一閃、間髪を置かず、胴への一閃!
ベアークロー:「ウオッ!? ウオオーッ!?」
スプリーズ:「ベアークロー=サン、今助けるぞ! ヒャハハハーッ!」
スプリーズの手番
トリガーハッピー 連射5:
NinjaSlayer :
#1 (1B6>=5) → 4 → 成功数0
#2 (1B6>=5) → 6 → 成功数1
#3 (1B6>=5) → 3 → 成功数0
#4 (1B6>=5) → 5 → 成功数1
#5 (1B6>=5) → 5 → 成功数1
回避:
NinjaSlayer : (4B6>=4) → 6,6,5,5 → 成功数4
BRATATATATATTATATATA!!!
スプリーズの的確な援護射撃でベアークローへのトドメの一太刀が入らない!
ベアークローの手番
ベアークロー:「弾幕と同時のカラテだ! 死ねェーッ!」
滅多打ち、連続攻撃2(回避ダイス-1に):
NinjaSlayer : (2B6>=4) → 2,4 → 成功数1
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 6 → 成功数1
回避:
NinjaSlayer : (4B6>=4) → 5,4,1,4 → 成功数3
ベアークロー:「死ねェーッ!」
スピットファイア:「イヤーッ!」頭上を跳躍、着地と同時に背中を袈裟斬り!アデヤカの白刃がベアークローを切り裂き、血飛沫が吹き荒れる!
ベアークロー:「グワーッ!?」
背中に致命的一撃を受けたベアークローはヨタヨタと2歩くとバタリと倒れ伏す
ベアークロー:「サヨナラ!」ベアークローは爆発四散!!
スピットファイア:「まずは一つ!」
スプリーズ:「バ、バカな! ベアークロー=サンが!? ニンジャなのに!?」
スピットファイア:「さて……熊鍋のお供は火酒かな」威圧的に口端を釣り上げながらスプリーズを見る
スプリーズ:「ヒ、ヒッ……!」スプリーズが後ずさる
●4ターン目
強化強攻撃 連続攻撃(4,5):
NinjaSlayer : (4B6>=5) → 6,2,5,2 → 成功数2
NinjaSlayer : (5B6>=5) → 4,6,4,4,5 → 成功数2
回避:
NinjaSlayer :
#1 (1B6>=4) → 6 → 成功数1
#2 (1B6>=4) → 2 → 成功数0
スプリーズ:「お、俺に近寄るなァーッ!」
狂乱に陥ったスプリーズがマシンガンを乱射!しかし、重金属弾の嵐はスピットファイアの姿を捉えられない!
スピットファイア:「イヤーッ!」
マシンガンの乱射を白刃で捌きつつ高速接近!
スピットファイア:「イヤーッ!」
一の太刀で銃身を破断!
スピットファイア:「イヤーッ!」
二の太刀でマシンガンの機関部ごとスプリーズを叩き切る!
スプリーズ:「グワーッ! バ、バカな……サヨナラ!」スプリーズは両断され爆発四散!
デッカー:「ス、スゴイ……!」
ホダカ:「これがニンジャか……凄まじい……」
スピットファイア:「…正当防衛!ネ!」
NinjaSlayer : (5B6>=4) → 4,6,4,2,6 → 成功数4
NinjaSlayer : (8B6>=5) → 5,5,6,3,1,6,6,2 → 成功数5
スピットファイア:「イヤーッ!」
解き放ったアデヤカの白刃が暗殺スリケンをすれ違いざまに空中で両断!
SLAAAAAAAASSH! 氷で出来たスリケンはカタナの刃を一瞬氷に包もうとするが、キミのカラテとワザマエが勝った!
スピットファイア:「なんだこりゃあ…!氷…!?」
???:「チィーッ……! ただのニュービーじゃねえってことか」
スリケンが飛来した方向には人影が……2!
フロストバイト:「ドーモ、ソウカイ・シックスゲイツのフロストバイトです」
◆フロストバイト (種別:ニンジャ/シックスゲイツ)
冬季限定のソウカイ・シックスゲイツ。暗殺部門所属。
その氷スリケンはイクサで高い能力を発揮するだけでなく、数分で溶けるため完全犯罪が可能
カラテ 5 体力 5
ニューロン 7 精神力 10
ワザマエ 9 脚力 5/N
ジツ 3(コリ)
攻撃/射撃/機先/電脳 6/9/7/7
回避/精密/側転/発動 10/9/9/13
◇装備や特記事項
▶︎テッコLV1、▷ジツ支援サイバネx1(発動判定+3)
●連射2、●マルチターゲット、●時間差
◉タクティカル移動射撃、◉シャープシューター、◉スリケン乱射、◉◉忠誠心(ソウカイヤ)、◉マーク・オブ・ソウカイヤ
『★フロストバイトのコリ・スリケン』『★◉液体窒素緊急噴出』
『★フロストバイトのコリ・スリケン』:
術者は氷でできたスリケンを生み出す。
自分の手番開始時に【精神力】を1消費し、「難易度:HARD」で発動判定を行う。
発動に成功すると、戦闘終了まで術者のスリケン投擲に以下のルールが追加される。
・コリ・スリケンは、ダメージ1と『回避ダイスダメージ1』を与える。
・コリ・スリケンに対し、敵は『スリケンの見切り』スキルによる難易度修正が不可能となる。
・コリ・スリケンは、出目【6】で成功した『射撃判定』で『痛打+1』をもたらす。
『★◉液体窒素緊急噴出』:
敵の近接攻撃にカウンターカラテが発生した際に宣言することで発動。
カウンターカラテはダメージ1d3、『回避ダイスダメージ2』、『回避:UH』となる。
戦闘中に一度までの使用。
ファイアイーター:「ドーモ、同じくファイアイーターです」
◆ファイアイーター (種別:ニンジャ/シックスゲイツの6人)
恐るべきアーチ級ソウルを宿す”シックスゲイツの6人”の一人。ソウカイヤ対ニンジャ戦闘部門所属。
カトンで作った分身は本人と同等の戦闘力を持ち、相手を取り囲みムチで封殺する戦法を得意とする。
カラテ 8 体力 24
ニューロン 10 精神力 16
ワザマエ 5 脚力 4/H
ジツ 6(カトン・アーチ級)
攻撃/射撃/機先/電脳 8/7/12/12
回避/精密/側転/発動 12/7/4/18
◇装備や特記事項
装備:ムチ、アーチ装束【魔術的な】
●連続攻撃2、●マルチターゲット、●時間差
◉特殊近接ステップ、◉頑強な肉体、◉忠誠心(ソウカイヤ)、☆◉カトン触媒
★★★◉半神的存在:【体力】を【カラテ】+【ニューロン】で算出
★★★◉アーチ装束生成:体力+4、精神力+5、発動+2、回避+1
★カトン・エンハンス、★カトン・ボール、★カトン連打、★★カトン・ブンシン
『★★カトン・ブンシン』:
術者は炎で自分の分身を生み出す。(発動:U-HARD)
任意の【体力】と【精神力】を分け与えた『分身』を自分から3マス以内に配置する。
『分身』は【体力】と【精神力】および【最大回避ダイス(体力と同値)】以外は、本体と全く同じ能力を持つ。
『分身』は配置された直後に行動し、次のターン以降は本体に続いて行動する。
『分身』は任意の数配置することができるが、同時に存在できる『分身』は3体まで。
【分身】一体に与えられる【体力】【精神力】は現在値の半分まで。
現れた二人は明らかに今まで相手してきたニンジャとは格が違う……一人ひとりがシルバーカラスと互角、あるいはそれ以上!
スピットファイア:「ドーモ、シックスゲイツのご両人。スピットファイアです。先ほどのサンシタとは訳が違うようだな……!」
フロストバイト:「データ照合。スピットファイア……チェンタウロ=サンを殺したヤツか」
ファイアイーター:「チッ、跳ね回りが調子にのりやがって」
スピットファイア:「アハッ、アタシってば結構有名人?」タフを気取った笑み
フロストバイト:「ハ! ありゃあ相当調子に乗ってるな」
デッカー:「2,2対1……! わ、私も……!」
手負いのデッカーが銃を二人のソウカイニンジャに向けるが、スピットファイアがそれを制する。
スピットファイア:「お前の仕事はホダカ=サンを護衛だ!しくじんなよ!」
デッカー:「……わ、わかった! アカネ=サン、我々は退避する! 落ち合い先はIRCで送信した!」
スピットファイア:「(アタシが足止めしてる間に、ホダカ=サンを安全圏に…!)」
ホダカ:「……アカネ=サン、死ぬんじゃないぞ。今やキミは私より重要な――」
スピットファイア:「アイヨ!生きてたらまた会いましょ!」
デッカー:「ホダカ=サン、早く!」
フロストバイト:「行っちまったなァー……無駄なことだが」
ファイアイーター:「オイ、フロストバイト=サン、先に行け。ここは俺があの女の相手をする」
フロストバイト:「アン…?今は俺もシックスゲイツ。お前に指図を受ける立場じゃ……」
ファイアイーター:「お前の仕事は暗殺。俺の仕事はああいう調子にのったクソをぶちのめすことだ。そうだろ?」
フロストバイト:「……チッ」
スピットファイア:「2対1はシックスゲイツさまの流儀に反するのか?」
ファイアイーター:「いや」
ファイアイーター:「3対1だ」
そういった瞬間、ファイアイーターの周りに2体、ファイアイーターが現れる。いかなるジツであろうか、まるで見分けがつかぬ!
フロストバイト:「じゃあ俺は行かせてもらうぜェーッ!」フロストバイトがキミの横を駆け抜けようとする!
スピットファイア:「待て、この…!」
バァン!瞬間、アカネの足元を炎の鞭が打った!吹き上げられたコンクリ片がアカネの視界を塞ぐ!
スピットファイア:「ファック…!」
ファイアイーター:「――さて、改めて自己紹介させてもらおうか。ソウカイ・シックスゲイツのファイアイーターです」女ニンジャは傲然とアイサツする。
ファイアイーター:「シックスゲイツってのは……ソウカイヤの対ニンジャ部門」
ファイアイーター:「つまりテメェみたいな勘違いしたクソをぶちのめすのが仕事ってことだ」
ファイアイーター:「サンシタを何人殺したか知らねえが……跳ね回ってんじゃねぇぞコラ」
スピットファイア:「そりゃあわざわざご苦労なこった。こちらもサンシタばかりの相手はいい加減飽きてきたんだ」
スピットファイア:「アタシもモータル相手なら好き放題できると思ってるクソ共が気に入らなくてね、その鼻っ面に蹴り入れたくてたまらないよ」
ファイアイーター:「調子乗りもそこまでいけるなら上等だ。ソウカイヤの恐ろしさを知りな、ヒーロー気取りのニュービー!」
戦闘開始
●1ターン目
ファイアイーターの手番
ファイアイーター:「真のニンジャの世界を教えてやるよ!」
連続攻撃(4,4):
NinjaSlayer :
#1 (4B6>=4) → 2,6,5,5 → 成功数3
#2 (4B6>=4) → 1,3,6,6 → 成功数2
(※ムチなのでサツバツなし)
連続攻撃(2*2体):
NinjaSlayer :
#1 (4B6>=4) → 6,1,3,1 → 成功数1
#2 (4B6>=4) → 3,5,3,1 → 成功数1
#3 (4B6>=4) → 3,6,6,6 → 成功数3
#4 (4B6>=4) → 6,1,6,5 → 成功数3
回避:
NinjaSlayer : (2B6>=4) → 6,3 → 成功数1
NinjaSlayer : (2B6>=4) → 3,2 → 成功数0
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 3 → 成功数0
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 3 → 成功数0
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 2 → 成功数0
NinjaSlayer : (1B6>=4) → 1 → 成功数0
ファイアイーター:「「「イヤーッ!!」」」全方位から炎の鞭がスピットファイアを襲う!
ファイアイーター:「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」
炎の鞭が次々とスピットファイアに襲いかかる! 乱撃にも関わらず一撃一撃に強烈なカラテがこもっている!
スピットファイア:「(お、重い……ッ!今)」
スピットファイアの白刃も鞭の攻撃をいなし続けるが、三体の連携攻撃に反撃の糸口を掴めない!それどころか……鞭の乱打は徐々にスピットファイアの迎撃を圧倒しつつある!
ファイアイーター:「おら、どうしたさっきまでの減らず口はよォ!」
スピットファイア:「!マズ…ッ!」
押し寄せる波に耐え続けた巌が、遂には波の力の前に砕けるように――
無慈悲な鞭の軌道が、スピットファイアの身体を捉えた!
スピットファイア:「ンアーッ!」
一度綻びの生じた防御は瞬く間に崩れていく!鞭の乱打に曝され、のたうつスピットファイア!
ファイアイーター:「イヤーッ!!」
そのまま強烈なケリでスピットファイアを地面に蹴倒す!スピットファイアはケリをモロに喰らい口から鮮血!
ファイアイーター:「ハン、口ほどにもねえ雑魚が……」
ファイアイーター:「ごっこじみたイアイでヒーローぶってたのか知らねえが、これが本当のニンジャのイクサってやつだ。モータルの世界で調子乗ってたのはテメエの方だったなあ?」
ファイアイーター:「ソウカイヤが少し本腰を入れればこうなるんだよ!」鳩尾に踏みつけ!
スピットファイア:「グワッ!…うるっせェ!!その脚斬り落としてやる!!」
ファイアイーター:「やってみな!」そのままカタナを持った右手を踏みにじる!
ファイアイーター:「……オット」
そのまま踏みつけた状態でファイアイーターがIRC端末を手に取る
ファイアイーター:『ああ、ドーモ、フロストバイト=サン。……そうかやったか。ご苦労』
ファイアイーターは笑うとスピットファイアを見下ろした。
ファイアイーター:「テメェがどんな正義感で護衛をやってたか知らねえが……全部無駄だったってことだ」
スピットファイア:「はぁ…ッ?」
ファイアイーター:「詳しくは明日の朝刊を見ろよ。ああスマン、ここで死ぬんだったなァ!」手を踏みつけた足に力がこもる!
スピットファイア:「ンアーッ!」
ファイアイーター:『ああ、こちらも終わったよ。口ほどにもねえ、適当に嬲ったらシメていく、ああ?連れ帰る?しねぇよ面倒くせえ、ここで殺す』ファイアイーターはそう言うと端末を切った。
ファイアイーター:「さーて、じゃあここからはお楽しみの時間だ。俺が女だったことに感謝しろよ? いや後悔するかもな」
スピットファイア:「クソが!放せこのッ!お前の事をファックしてやる!!」罠にかかった獣めいた咆哮!
ファイアイーター:「ハハッ!良いぜ!もっともがけよ無駄だがなァ!」腹部にケリ!ケリ!ケリ!
スピットファイア:「ンアーッ!ンアーッ!ンアアアーッ!」
繰り返される痛烈な打撃に視界が暗転しかけるが、スピットファイアのニンジャ精神力がそれを許さない!
ファイアイーター:「さーて、そろそろカイシャクしてやるか。ハイクは――――」
ファイアイーター:「――!」ファイアイーターがなにかに感づいたかのように顔を上げる
ファイアイーター:「………………チッ、お前、命拾いしたな」
ファイアイーターはそう言うと時間を惜しむように後ろへと跳び去った。
サラリマン:「……大丈夫ですか」
朦朧としたスピットファイアの視界の中に、サラリマンの顔だけが映っていた。
血を失いすぎたのだろう。四肢の感覚はもはや無く、サラリマンの声はいやに遠い。
スピットファイア:「……アンタはお迎えの天使?それとも死神?」
サラリマン:「手当――どこに連れていけば――」脳が受容するサラリマンの声が途切れ途切れになっていく。
そしてそれを最後に、スピットファイアの意識は暗転した。
【メリークリスマス・ネオサイタマ・アンド……】#1終わり #2に続く
あとがき
編者兼PLの楓です。ワンパン暗転エンドです。ダッセー!
前回までは割と好き勝手に暴れていたスピットファイアですが、遂にソウカイヤから理解らせられてしまいました。ファイアイーターの残した不吉な言葉の意味を知るのはアカネが再び目を覚ました後になります。そして窮地に現れた謎のサラリマンの正体は明らかになるのか?
浮世は年の瀬、血のクリスマスの行方は後編へ!
【おことわり】スピットファイア/アカネとファイアイーターはartbreederと在庫処分、ヒイロ・カネモノはこあくまめーかー2nd、シモイズミ・サハリとホダカ・ナカナカは拝式目付きの悪い男メーカー、スプリーズ・ベアークロー・フロストバイトはサンシタニンジャメーカーをそれぞれ顔アイコンに使用しています。
CEOのシルエット絵は「ニンジャスレイヤーTRPG用フリーイラスト byぎだ」からお借りしています。【感謝】
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