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【前十字靭帯断裂の旅】自転車に乗れるようになった手術後8週目

手術後8週間目から徐々に装具離れ開始

理学療法士さんから、「自宅で過ごす時や寝る時に、装具を着ける時間を減らしていきましょう」との声がかかりました。もしものことを考えると不安がありますが、少しずつ装具なしで過ごす時間を取り始めています。

家の中でリラックスする時間やデスクワークをする時間は、装具なしでも安心して過ごせるようになってきました。しかし、装具を装着していた時に何度かひやっとすることがあったので、掃除などのちょこまか動く家事をする時などは念のために装具を着用することにしています。

過酷な試練を乗り越え140度に曲がった左膝

先週までは左膝の屈曲は135度が限界でしたが、手術後8週目終わりのリハビリで140度までの屈曲が可能になりました。ただ、理学療法士さんの猛烈なプッシュは、現役選手時代のイスあり開脚よりも痛かったです。リハビリ直後は、精神的に結構なしかばね状態になりました。

リハビリ後スポーツジムに寄って帰宅した時にはすでに130度くらいが限界になっていたのですが、心なしか今までよりも膝の曲げがスムーズになった気がします。ちなみに、ガングリオン摘出手術をした右膝は150度まで曲がるので、あと10度曲がれば上出来といったところでしょうか。

手術後からこれまでのリハビリで不思議なのは、膝の屈曲伸展のエクササイズをする時に痛みの場所と種類が日々変わっていくこと。最近は、膝を曲げる角度によっても痛みに変化があるように感じます。それにしても、わずか1か月ほど脚を使わないだけでこんなに筋肉が凝り固まってしまうなんて、おそろしいことです。

ついに自転車に乗れるようになった!試練のリハビリの次の朝

翌日、朝の日課となっているヒールスライドや筋力トレーニング後に、試しに自転車に乗ってみました。

始めは、おそるおそる家族のママチャリに挑戦してみました。あら不思議。まったく痛みや違和感を感じることなく、ペダルが漕げます。次に、自分のロードバイクに挑戦。こちらも、まったく痛みや違和感なくペダルを漕ぐことができました。

自転車に乗れるようになるまで、前十字靭帯断裂から約4か月。長い長い道のりでした。梅雨の時期が来る前に、外界でのサイクリングが楽しめるのはとても素晴らしいことですね。

今の左脚の弱点がはっきりわかるようになってきた

手術後8週間が経過した現在。けがの前まで日常的におこなっていたトレーニングを徐々に試していくうちに、今、自分の膝がどの程度の負荷や動きに耐えられるのかがはっきりとわかるようになってきました。

例えば、立ち姿勢で左膝をロックした時に、上半身を前後左右に動かすことができません。ヨガやバレエ系のエクササイズができるようになるには、膝まわりと太ももの筋肉の回復が必要なようです。

また、バーを握りながら、片足立ちのヒールアップエクササイズをおこなっていた時に、左膝が体重に耐え切れなくなって突然がくっとなったことがありました。この時、ふくらはぎの疲れではなく、膝の裏側の筋肉や後ろもも下の筋肉の衰えに原因があることを明確に感じました。

レッグエクステンションマシーンを使い、低負荷のトレーニングをおこなった時も、膝頭まわりや前ももの筋肉の衰えを感じました。ちなみに、けが前は30kg弱の負荷でトレーニングしていましたが、現在は15kg弱が痛みの出ない安全圏でした。

パンやスコーンが焼けるくらいに脚力がアップ

手術後8週間目は、意外とと立ち姿勢での作業工程が多いピタ作りやベーグル作り、お菓子作りなどが無理なくできるようになりました。実は、退院後に1度挑戦した日があったのですが、生地を捏ねる作業や成型作業の時に、左膝にかなりの痛みとだるさが出て大変でした。

しかし、やはり装具を着けていない状態だと、すぐに疲れによるだるさと痛みが来るような気がします。まだしばらくは、立ち仕事はほどほど程度がよさそうです。

立ったままの作業が続くピタ作りもまあ大丈夫
久しぶりのベーグル作りも痛みなし


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