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【前十字靭帯断裂の旅】手術後8日目

再びロボコップになった手術後8日目

この日から、手術後から装着している金属入りのクッション装具ではなく、膝を90度まで曲げることができる装具に変わりました。
手術後に発注することもあるようですが、私がお世話になっている整形外科では手術が決まった頃につくり、手術日前にもリハビリやスポーツなどをする時に装着していました。久しぶりのロボコップ仕様の自分に進化を感じます。

また、前十字靭帯再建をした左脚への体重の3分の1荷重が始まり、手術後初めて左の足裏を床につけました。左脚への体重のかけ方は、「足裏全体に均等に」がポイント。当たり前のことですが、9日ぶりのことなので、感覚を掴むのに苦労します。体重50kgの私は15kg程度が許容範囲ということで、まずは体重計を利用して、どのくらいが15kgなのかという感覚を養いました。

その後、最初は2本バーを使って歩く練習、次に松葉杖を使って歩く練習に移ります。左足、右足、停止、左足、右足、停止と、左足と右足を左右一直線に合わせて歩くのですが、再び2本足で歩ける喜びを感じました。

私は、まだ恐怖心から5~10kgほどの荷重しかかけられていないと思われるので、徐々にステップアップしていかなければと思っています。

想像していたよりも攻撃力が高い松葉杖たち

実はこの日の午後、松葉杖とバックパックが邪魔をして椅子に上手に座れずに椅子から片尻が落ちるというハプニングがありました。危うく左脚をつきそうになりましたが、とっさに「何が何でも左脚をかばわなければ!」と思い、右脚で踏ん張りました。リハビリ室は一同騒然となりましたが、無傷で生還できました。

ちょうど前日に松葉杖を使い始めてトイレで転倒した患者さんの話を聞いたばかりで自分も気を付けようと思っていたところの転倒。車椅子から松葉杖にレベルアップした時は、松葉杖ゆえの不安定感もこわかったですが、松葉杖の厄介なところは意外とかさばるところ、立て掛けてもずり落ちることがあるところだと思います。みなさんも、松葉杖のボリュームと長さ、やんちゃな習性、思わぬ攻撃力の高さにお気を付けください。

前十字靭帯断裂の旅で一番経験したくないのは、リハビリ中や再建手術後早期の再断裂。この尻餅を機に、一層、日常生活における安全性を考慮した生活をしていかなければと思いました。


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