Bill Evansと丁寧
"My Foolish Heart"が好きで、それしか、ちゃんと聞いたことがありませんでしたが、“Waltz For Debby"もキラキラして好きということを今日知りました。
そんな夜です。
突然ですが、私はせっかちです。
何にもできないのに、気ばかり短いのです。
そして、えーい!とやってしまって、落としたりこぼしたり、破壊したりする。絵にも同じことが言えて、見切り発車でわけわからん絵を描いて、その度に、この世の終わりのような気持ちになります。
絵が上手じゃないのに、絵を描く人生になったのは、大学のゼミの先生のおかげもあります。「わたし、絵本描きたいって思う」と先生に言ったら「やっちゃえ!」と。美大でもなかったのに、卒業論文じゃなくて卒業制作にしていいよって、言ってくれました。
当時、通るたびに気になって仕方のないカフェが、神戸の岡本駅前にありました。勇気を出して入ってみたら、そこには、めちゃくちゃかっこいいお姉さんがいました。フェアトレード雑貨や、いろんな方のアートに溢れていて…その人自体アート作品みたいで。なにもかも素敵なんです。
ダメ元で「個展をさせてくれませんか」って言ってみたら、二つ返事でOKしてくれて、うれしかった。展示を何度かさせてもらって、お茶もよく飲みに行きました。友だちもできました。そのお姉さんはときどきみんなのお母さんみたいでもあり、私もそのカフェでたくさんのことを教わりました。
「自分ワールドをつくるのには時間がかかるから、焦らず続けるといい」って言ってました。絶対やめないで続けようって思いました。
大事な出会いと、絵を描くことがセットになっていた。
私は、自分でも描ける絵を探していました。それは、なんでもシンプルな線に置き換えて書く方法でした。
つづく。