フェイクスエードで古着みたいなロングベスト作り・前編
ソーイング、手芸好きのYouTuber49歳女です。
秋らしいベストが欲しいな、という軽い気持ちでロングベスト作りに挑戦しました。
作業の様子はYouTubeにて公開しています。
ヴィンテージ古着好きは革もの好きといっても過言ではないのではないでしょうか。
ベルトにバッグにブーツ、デザインも良く味のあるレザー製品は古着ならではですね。
本革のブーツは底を修理してもらいながら長く使用しています。
とはいえ洋服に関してはデザイン、サイズ共に思うような物が手に入るとは限りません。
本革ではハードル高いので、合成皮革を使ってベストを作ります。
まずはいつも通り洋裁用ボディの出番
動画では手持ちの古着ワンピースを元に型紙を取りましたが、ワンピース意味あったのか不明です。
洋服の上から重ねて着るものなので、もうちょっと厚手のワンピースが良かったかもしれません。
不織布をシーチング代わりにボディに巻いて、大まかに丈、幅、デザインを決めました。
ちょっと細身かな、とも思うのですが後からでも何とかなりそうです。
ゆとりがありすぎると、細身のコートの下に着にくいかなと思いました。
今回のベストは、革のピースを毛糸で編んで繋げた様な…パッチワークの様で、かぎ針編みのモチーフつなぎのようなデザインにしたいです。
不織布にラインテープでカット線を入れました。
四角が不揃いなので、寸法を割って等分サイズにします。
段(横並び)で同じ形のパーツを揃えました。
ダーツがあるので、ウェストの下の段はハの字形の台形、ウェストの上の段は逆ハの字形になります。
肩ヨーク部分を除いて7段あるのですが、一番上の段はちょっと頭使いました。
計算だけでは出来ないので、紙に写して型紙を取りました。
かぎ針編みの試し編み
今回編み物を組み合わせるので、編みゲージをとる為使用糸で試し編みをしました。
使用しそうな細編みと中長編みを編みました。数段しか編まない予定なので、大きな物は必要ありません。
合成皮革を一枚切りだして、試しに合皮パーツに編み付けます。
ぐるっと一周細編みで囲みたいです。
と言っても針を入れる穴を開けるのは手間なので、まず割り糸でブランケットステッチを刺し、そこに細編みを編み入れます。
縁編みが7mmでしたので、先に作った型紙の周りを7mm
切り落としました。
布の裁断、ヨークに裏地
裁断します。
フェイクスエード、物にもよるかも知れませんが大体、布地に方向があります。
逆毛にして取りました。
似たパーツがあり上下も分からなくなるので、予め段と向きを記したシールを用意しました。字を見たら向きは分かるので、1以外は数字だけでも良いですね。
ヨーク除いて63枚あります。
気にならないなら布の裏に直接書いても良いのですが、筆圧で表に響いてしまいます。
ヨークは縫い代をつけて裁ち、裏地と袋に縫います。
折り目がつかなくて収まらないのでコバステッチします。
パーツの周りにブランケットステッチ
パーツ周りをブランケットステッチで囲みます。
細編みよりもハードな作業だと感じます。
実はもっと楽に出来ないものかと、ジグザグミシンを駆使したり、試行錯誤してみました。
動画をよく目を凝らしてご覧いただけると分かるかと思います。
パーツに試し編みするシーン、スエード布に沢山の針穴が開いているんです。
あれやこれや試しましたが、結局素直に手縫いでブランケットステッチするのがベストでした。
太い糸、太い針だと力も必要ですので糸を割ってなるべく細い針で縫いました。
ヨーク合わせて64枚…。もう絶対着れる物を作り上げたいです。
ブランケットステッチは私は左から右に縫い進めたい派です。
現時点、何とかブランケットステッチまでは終了しました。
この後細編みで周りを囲みます。
かぎ針編みのモチーフ繋ぎはあまり経験がないので、どこから繋いで良いのやら悩みます。
次回のnoteと動画では、仕上げるつもりでいます。
もしご興味あれば、一緒に作ってみましょう!