ひとりフジロックプロジェクト①

「フジロックに行ってみたい！」

かれこれ4、5年だろうか、学生の頃からずっと思っていた。

   さすがにフジロックは1人じゃ行けないな〜(いつもライブはひとり)
   誰か連れてってくれる人いないかな〜
と、一緒に行ってくれる友達を探していたが、結局現れなかった。
というかそもそも私には友達がいなかったのだ！

なんて、ぼやぼやしてたら数年が過ぎ、虚しさとフジロックへの憧れだけがただひたすらに募っていった。

去年のYouTube配信で行きたさはさらに増し…
会う人会う人にフジロック行きましょう！と言いまくった。去年の夏頃の口癖はフジロック行きましょうになっていたはずだ。だが誰も乗ってくれなかった。言う相手を間違えたのかもしれない。その後、怪しい宗教チックな音楽会のお誘いがあった。


あんまり乗り気じゃない人を無理矢理連れて行くのも嫌なので人を誘えず。
ああ、こうしてまた今年も行けないのか、かわいそうなわたし。
なんてまた悲劇のヒロインごっこをしていた。

たまたま近くにフジロック経験者がいたので、いろいろとお話を聞かせてもらった。
3人くらいインタビューした。まとめると「フジロックはいいぞ」ということらしい。(雑)
「音楽好きな人なら1回は行った方がいいよ！」「めちゃくちゃ楽しい」「人生観変わる」「いい所ばかりじゃないけどやっぱり毎年行きたくなる」なんて、皆なかなかいい歳してるけど(失礼)、キラキラの笑顔で答えてくれたからやっぱり素敵なところなのだろうなあと思う。毎年行っている人が多い様子を見ると、やはりそれが答えなのだな。
そんなん、ますます行きたくなるやん…

そんないろいろを経て。

ええい！！！もう1人で行ってやるよ〜〜〜！！！！

(やけくそ)

ノリと勢いで生きてる女、の悪い癖。
なにより、“一緒に行く人がいないから行けない”というのは私にとって一番悔しい選択でしかない。
そんなしょうもない理由で諦めたくないんじゃ！

最初、初心者に優しそうなオフィシャルツアーの抽選申し込みをした。
はずれた。お一人様には厳しい世の中だった。
やはり友達が多くて連泊出来る人が人生の勝ち組なのか…これは苗場の神様から行くなという御告げなのだろうか…そりゃそうか、リア充見てブロークンハートする未来は目に見えてるもんな…💔と数日前までの強気な心はもう何処かに行っていた。
(ノリと勢いで生きてる女あるある①勢いがないと死ぬ)

第2弾の出演者発表は仕事中に見た。
震えた。

ああああああアジカンとエルレーーーーーーーーーーーーーー！、？？！！！！？！！！？！！！？。！！？？？！！！！？？！？、！？！？、？

まじかよ…
苗場が私を呼んでる………………！！！！(呼んでない)

会社中を叫びながら走り回りたいくらいだった。
高揚感と浮遊感で、その後の仕事が手につかなかったのは言うまでもない。一回怒られたほうがいいと思う。
エルレ復活の発表があった時の感覚に似ていた。

今年こそ行きたいと思っていたところに、大好きなバンドが2つも出ると聞いて行かない理由があるだろうかいやなーーーーーい！！！
これはもう行くしかねえ！と、チケットを取った。
(ノリと勢いで生きてる女あるある②衝動的にチケットを買う。もはや金額なんて見てない)

第2弾発表後、オフィシャルツアーは先着順だった。
お一人様には厳しい宿取り。駐車券も2人から。
もうツアーで取らなきゃ取れないだろうと思い、かなり遠い所になってしまったがなんとか確保。(他に手段もありそうだけどわからん。)
オールか雑魚寝という選択肢もあったけど、初めてのフジロックでそれは生命の危機を感じるのでやめた。賢明な判断。

ノリと勢いで行動してしまうけど、根はクソ真面目で気弱なので、確保した後4日くらいはやっぱり悩んだ。
そしてついに今日、入金してしまったのです。

憧れ続けたフジロック。生まれて初めてのフジロック。しかも一人とな。
そうこれは私の挑戦。壮大なプロジェクト。
ノリと勢いで生きてる女がどこまで行けるのか。

目標はただ一つ、生きて帰ってくること。（笑）
それくらい不安だし、未知の世界。
なんてったってフェス界のラスボスだから🦹‍♂️

SNSで1人でフジロック行くと言ってる人を見つけると勝手な仲間意識を抱いてしまう。

会社に1997年の第1回から毎年行ってるレジェンドがいるので、
いろいろとご教授して頂こう。
あと135日。