中国大陸7都市ツアー記9
【2023.7.26 成都】
前日深夜に、ベースの伊賀さんが到着(韓国経由のトランジットでとてもお疲れさまだ)。
入国審査のところで、
伊賀さんのあまりのことばの通じなさに、空港の人からLuuvLabelのルーさんに確認の電話が行ったようだ。
「この人はなにものか」的な。
ルーさんの説明で、なんとか無事入国できたらしい。
(あとから聞くと、伊賀さんはまず羽田の出発のところからずいぶん大変な思いをしていた)
ともあれ無事に着いたということで、成都ライブの前に、ひとまずみんなでお昼ごはんを食べることに。
それは四川料理。
楽しみでもあるれど、辛いのわたし大丈夫かな?という気持ちもあった。
じっさいは、ぜんぶ、とても美味しかった。
鴨の腸や豚の喉、カエルや鶏の足、ほかにも謎の臓物いろいろ、なんでも美味しくいただいた。
わたし辛いものけっこう大丈夫かも!美味しい!と、
普段小食なのに、わりともりもり食べた。
そして会場入り。
みんながサウンドチェックしている間、わたしは時間があったので、
近くのお店で三鮮冰粉(さんせんびんふぇん)という冷たいデザートをゲット。
これがトゥルントゥルンで、冷たくて爽やかでとても美味しい。
甘酒みたいな、麹みたいなものも入っているみたいだ。
品の良い甘さ。
その"冰粉"(びんふぇん)をわたしがもぐもぐ食べている様子を、
サウンドチェック中の詩音ちゃんがスマホに収めていた。
(これがのちにわたしの体調に異変を起こす原因になるとは、この時はまだ気づいていない)
わたしのサウンドチェックまではまだしばらく時間がありそうなので、売店をチェック。
成都はパンダが有名な街、ということで、かわいいマグネットパンダたちに出会ってしまって、
4匹ゲット。
詩音ちゃんとゆう子さんとわたしのぶんの3匹と、あと1匹はお土産にしよう、とおもっていたけれど、
一応、伊賀さんに、いる?と聞いてみた。
「いる。」
と返ってきた。
そしてどの子がいいか吟味している。
伊賀さんが欲しいと言い出すのは想定外だったけれど、
うれしいので喜んで里子に出して、
そしてこのパンダがあまりにかわいくて、
さらにあと3匹、お土産用に買い足した。
(1匹1匹、とてもじっくり時間をかけて選ぶ)
売店の女の子は、わたしが何匹もパンダを買うので、笑っていた。
成都NU SPACEでのライブも、あたたかく盛り上がった。
このあたたかさ、クセになってしまいそうだ。
演奏は、ベースの伊賀さんも加わってさらに安心。
昨夜に転んで強打した腰の痛みは、なんとなくごまかしながらなんとかやれた。
ただ、演奏の最後に、わたしはこう見えて時々ジャンプすることがあって、
それをいつものように繰り出すと、
ビィーーーン!
痛い。
ジャンプはこのツアーではもうしたらいけん(してはダメ)。
そう思った。
ライブ後にはいつものようにグッズサイン会で、いろんな子たちと交流できた。(みんな若くてかわいい)
サインを終えて荷物を片付けて、
翌日の移動が朝の飛行機ということで、
空港近くの宿までタクシーで移動。
途中で給油したりする。
(その間、車から降ろされる。タクシーに乗ってる途中で給油なんて初めてだ)
タクシーで1時間半強くらい。
山の中のモーテルみたいな宿に着いたのが、深夜1時半(ずいぶん遠かった)。
ライブ後のこの移動距離。みんなヘトヘトだ。
しかも、翌朝は5:50集合。
シャワーを浴びたり、荷物を整えたり、翌朝の準備を考えると、睡眠時間はほとんどない。
「シビれる…」
「シビれますね…」
つい口をついて出るボヤき。(このツアーの合言葉のようだ)
シビれる行程。
お酒を飲んでいる時間などない。
そしてわたしはこの夜からなかなかの腹痛に襲われていた。(タクシーでの移動中からじわじわと)
10分おきくらいにやってくる疝痛の波で、睡眠どころではなくなっていた。
*
この日の移動距離
成都市内ー成都空港近くのホテル 約70㎞