「ごめん、マジで」が「ごめん」という理由・≠ME歌詞考察①
こんにちは!
本日は、≠MEの歌詞考察を残したいと思います。※本投稿の考察は、すべて個人の考えになります!
□はじめに
noteの本格投稿一本目
歌詞分析が書きやすいのでやらせていただきます。
今回読ませていただく「ごめん、マジで」はカップリング曲
先日沖縄で行われた≠MEのツアー追加公演で披露された際は、
ノイミ―会(シリアルイベント)を除くと初披露だったためイントロが流れた瞬間会場はかなり沸いていましたね
□曲について
この曲は、曲中の主人公である「僕」はクラスメイトの「君」のことを想っていて、”好きでごめんね、まじで、、、”と思ってしまうくらい叶わなそうな恋愛なんだなというのが初見での感想です。
一回目に聞いた時はこんなもんでした。
MVと合わせて視聴していくうちに、この楽曲はかなり深くて切ない楽曲だなと考えるようになりました。
太字:歌詞(歌割)
→:考察
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「ごめん、マジで」 ≠ME(作詞・指原莉乃)
○イントロ
ねえ 僕が君に言ったなら (永田)
○1A
Ah 何度搔き消そうとしても(永田)
思い出は止め処無くて(尾木)
→前には付き合っていて別れた?それとも片思い期間の思い出?mvでは近くに居れた状況が映るがこの時点ではあまりわからない
Uh 溶けたアイスは戻らない(河口)
→一回終わった(=溶けた)恋
熱に溶けて消えたよ(川中子)
→「僕の恋愛の”熱”に、僕の恋が溶かされて消えた」
mvでは誰も座らない机が映る。彼は転校したっぽい
○1B
だって僕ら2人友達だよ(永田)
だけど(鈴木)
僕は
ルール(谷崎)
破り
踏み込みたい君の中(櫻井)
○サビ
ごめんマジで君が好きだ
我慢はもうとっくに
君がそんなんじゃないこと分かってる(蟹沢)
→僕は「君」が好きだけれど、この恋が叶わないように感じている
ごめんだけど君が好きだ
見てるだけでいいから
→話す関係ではないから、元恋人じゃなさそうな気がする
誰かのものにならないで(冨田)
どんな夜も(みるてん)
想っている
君は僕だけの主人公
(間奏)
→mv間奏ではセンターのちいたんが風に吹かれてタイムスリップするような描写
○2A
Ah 君の矢印はきっと(谷崎)
あの人に向いてるよね(鈴木)
→「誰かのものにならないで」がより印象的になる歌詞
Uh 君のことは分かってるんだ(落合)
確か年上が好き(永田)
○2B
そう同じクラスやっとなれた(菅波)
→ツアー「やっと、同じクラス」にリンクする歌詞!
なのに僕は空を見上げ
遠い距離で近いフリ(蟹沢)
→同じクラスなのに遠い存在・・・
○サビ
それでもいい なんて嘘だ
僕の気持ち届いて
最初で最後だよこんな好きなのは(櫻井)
靡く髪も真面目な目も
不器用な性格も
嫌いになれたらいいのにな(みるてん)
どんな君も(川中子)
想っている
君は友達で(永田)
主人公(冨田)
→mvでは図書館で話したりする様子:冒頭の「思い出は止め処なくて」の思い出はこれを指す?
○C
もし明日伝えたなら(永田)
友達の二人はいなくなる(櫻井)
君を知って(尾木)
僕は愛を知った(みるてん)
本当だよ(菅波)
嘘じゃない
それなのに(川中子)
言えないよ
この心(鈴木)
君の好きが欲しいだけ(冨田)
○サビ
ごめん だけど
ごめん マジで
好きって言っていかな
嘘だよと笑って誤魔化せるのなら(永田)
ごめん だけど
君が 好きだ
僕は恋をしている
君にはどう映ってるの?(蟹沢)
どんな夜も想っている
どうしても好きだ
君のこと(永田)
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□歌詞について
常に、好きな人に好きと言えない主人公で
曲の最後まで想いを心に秘めたままです。
・「靡く髪」も、「真面目な目」も、「君の好きな人」も、知っているほど「君」を見ているくらいに一途
・「最初で最後こんな好きなのは」と言い切れる気持ち
この2点が中高生っぽいでっかい感情だな―――って筆者は思いました。
これもノイミ―の青春といった側面を表す1つとしてとても好きです。
全ての楽曲を確認していないので分かりませんが、指原さんが描く叶わない恋愛の歌詞の中では一番さわやかなのではないかなと思いました。
大抵は誰かを呪っていたり恨んでるし(恨んでいいですよ)
この曲で出てくる嫉妬の表現が「誰かのものにならないで」くらいなのが。
まっすぐな心しかないんか!すごいな!って思います。
でも、その点こそが永田さんのイメージに合っていて、とてもエゴかもしれませんが ”僕たちのしおり ” みたいなまっすぐさがあるのかなと思います。
「僕」は恋愛の気持ちとして複雑なものを持っているかもしれないけど、詞としては恨みがない
□mvについて
推測ですが、筆者は0:57〜は空想をイメージしてます。
「僕」:永田詩央里
「君」:転校するクラスメイト
0:20 「僕」は転校してしまったクラスメイト「君」に片想いしていたので、居なくなってしまった教室でぼーっとしてしまう
0:57 空想の世界へ※砂時計が戻る描写
「君」と思い出をつくる。以下⇓
・雨の日に傘を貸してもらうこと
・図書館で話すこと
2:30 「君」の送別会であまり話せない。冨田が気づいてくれてみんなに応援される
3:43 ふたりきりでさよならを言える
このmvは時系列の描かれ方が繊細で、0:57以降に関して空想の世界ではなくタイムリープしていて、実際にさよならを言えた、という推測もできます。
筆者としては、こんなにも奥手な歌詞で、「好き」なことを「ごめん、、」ってずっと言っている詞を聴いていると、
この曲の「僕」は告白はできないんじゃないかと考えました。
個人的にはです。
だから、転校する日にばいばい!とだけ言ってお別れしていそうですし、その場面すらも「僕」の空想で、”こうなったらよかったなあ”というものなのではないかなと思い、空想説としてまとめます。
□まとめ
そして、「ごめん」という理由。
本来は恋愛で「ごめん」なんて言わなくて良いんだと思います。本来は。
でも好きだということに「ごめんマジで」って思うくらい勇気が出ないという「僕」の気持ちとか、自身がないのがこの曲の「僕」だと思いました。