【アスペクト】ノーアスペクトは「模索」
ノースペクトとは、天体がどの天体との繋がりもない状態をいいます。
アスペクトは「アクション」なので、アスペクトがないということは、その能力や魅力を出すところがないという解釈です。
太陽と水星が繋がっていれば、人生の目的は言語能力やコミュニケーション能力を使って実現していくのでしょう。
水星と木星が繋がっていれば、その水星は木星みを帯びます。ソフトならば、伝達能力の拡大、ハードならば口が滑りやすいかもしれません。
金星と土星が繋がっていれば、その人はストイックに好きなものを見つめる。体系立てて、魅力を分析するという形で表れたりするかもしれないですね。
どんな方でも、コミュニケーション能力を使って実現していくことは必須です。自分一人でできることには限界があります。
太陽と水星のアスペクトや、水星がたくさんの天体と繋がっていることや、アセンダントやMCに水星が絡んでいたりすると、それは顕著になってきます。
アスペクトだけでなく、色々な関わりから天体の動きを見ていきますが、ノーアスペクトというのは割と珍しいものだと体感しています。
様々な解釈がありますが、私は、心理占星術師の石塚隆一先生がご著書の中で書かれている「模索のテーマ」と見ることが好きです。
そう、この好きという感覚大事なんだろうなぁと思います。たくさんある解釈の中から自分がしっくりくるものを軸に据えていく。それでいいんだと、思います。(脱線です)
では、模索のテーマとしてイメージするとどんな感じなのか?
アスペクトのない天体は、一緒に動く機能がないということです。動いても反応が得られにくかったりしますが、活動を阻止する影響も入りにくいです。
たとえばそうだなぁ。どうしよう。筋トレにしましょう。
アスペクトのある人は、比べたり、仲間と一緒に頑張ったり、コミュニティに属したり、わかりやすい繋がりを持ちながら自己研磨します。
アスペクトのない人は、THE・独学です。ずっと自主トレ。横槍が入らないので(入っても気にしない)自分自身が納得するまでどんどん追求します。
石塚先生は、先ほどご紹介した本の中で、ノーアスペクトがない方は「やりたいこと」が比較的はっきりしているイメージがあると、書かれていました。
自分で自分の目的を模索しながら設定していかなければならないのが、ノーアスペクトです。
もちろんアスペクトがあってもハウスや星座のカラーから一人でとことんタイプの方もおられますが、ノーアスペクトというのはこんな雰囲気だと解釈しています。伝われ…!
ノーアスペクトは、暴走しがちだといわれていますが、それはその人の強烈な魅力となります。次回、私の周りのノーアスペクトの実例をご紹介します。