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【アスペクト】オーブについて&サインをまたぐアスペクト
オーブとは、天体が完璧なアスペクトの角度からの、ズレの許容範囲のことです。
オーブ±5度と設定するならば、180度であるオポジションは175度〜185度の角度を作っていれば、オポジションと考える、ということです。
これは、読み手によって自由に設定されています。大体は5度〜8度と書かれていることが多いです。
様々な書籍を読んできましたが、メジャーアスペクトのオーブは5度〜7度、太陽と月だけは大きめ(8度〜10度)にとる、マイナーアスペクトは1〜3度、あたりが多いように思います。
オーブの設定は占星術師のみならず、その文化圏によっても異なってきます。
日本の占星術ではオーブの設定が少し保守的で、狭めにされる傾向があるようです。海外では、少し広めに設定されることが多いようです。
1度以内のタイトなオーブの場合は、強くダイレクトに影響すると考えます。
アスペクトに関連する特性や行動パターンがはっきりと認識でき、予測や解釈がしやすくなるように感じています。
反対に、ゆるいオーブの場合はその影響は弱まります。
なんとなく感じる。感覚として影響があるとは分かる。って感じです。
経験を積んでいく中で、ある程度自分でルールを作っていくのがいいと思います。
オーブ10度でも、確実に影響が出ている場合もあります。
アスペクトにオーブという許容範囲をつけると、サインを跨いでしまう場合があります。この現象は、アウトオブサインと言われています。
例えば、牡羊座27度と牡牛座2度はオーブ5度でコンジャンクションしています。
コンジャンクション=天体同士が重なっている状況
つまり、そのサインやハウスを強調するという意味となります。
コンジャンクションにおいてのアウトオブサインの解釈ですが、私は、ハウスが同じ場合はハウスの強調として読んでいます。サインが異なる場合はサインの強調とは読みません。
トライン(120度)は同じエレメント同士で形成され、その性質を強調し合います。サインの公開同士でトラインが形成され、アウトオブサインとなっている場合は私は考慮しないという選択をとっています。
考慮しないというか、トラインを形成してはいるが、恩恵を受けにくい状態なんだと考えています。
サインを跨った時点で、無効と考えますが、ハウスが跨っていなければハウスの強調としては読みます。他のアスペクトも同様です。
アウトオブサインに関しては本当に様々な意見があって、読む方も読まない方もおられます。実際、お話を聞かないと分からないという部分もあります。
重視するものが人によって変わってしまうあたりに、科学的でないという事実が突き刺さりまくりますね。
このような違いは、占星術師による経験や個々の研究が、その人の解釈やアスペクトの取り扱いに大きく影響を与えます。
多様な意見が存在し、柔軟性があることが占星術の魅力の一つでもありますが、一貫性がないという批判にもつながるのでしょう。
なんにせよ、アウトオブサインでアスペクトを作る惑星には注意が必要です。