中学歴史 第5回 知っておきたい天皇9人!

日本の歴史を語るうえで欠かせない天皇たち。
今回は、特に重要な天皇9人をピックアップ!
それぞれの活躍や時代背景をざっくり学ぼう✨

飛鳥時代の天皇たち
1. 推古天皇(すいこてんのう)
• 初の女性天皇として即位。聖徳太子を摂政に任命し、仏教を本格的に広めた。
• 冠位十二階や十七条の憲法など、初期の律令制度が整えられた時代。

2. 天智天皇(てんじてんのう)
• 中大兄皇子として「乙巳の変」を起こし、蘇我氏を倒した。
• 大化の改新を進め、律令国家の基盤を築いた。

3. 天武天皇(てんむてんのう)
• 壬申の乱に勝利し、天皇に即位。天皇中心の強い中央集権国家を目指した。
• 「八色の姓(やくさのかばね)」を定め、豪族を再編成した。

奈良時代の天皇
4. 聖武天皇(しょうむてんのう)
• 仏教を信仰し、全国に「国分寺・国分尼寺」を建設。
• 東大寺の大仏を建立し、仏教を国家の中心に据えた。
• 疫病や天災が続く中、仏教を通じて国の安定を図ろうとした。

平安時代の天皇
5. 桓武天皇(かんむてんのう)
• 平安京に都を移し、平安時代を開いた天皇。
• 東北地方への支配を進め、「征夷大将軍」に坂上田村麻呂を任命した。
• 律令制度の再編に尽力し、長岡京の建設にも挑んだ。

6. 白河上皇(しらかわじょうこう)
• 院政を始めた上皇。天皇の地位を譲った後も実権を握り続けた。
• 摂関政治からの脱却を目指し、藤原氏の力を抑えた。

鎌倉時代の天皇たち
7. 後白河上皇(ごしらかわじょうこう)
• 保元の乱や平治の乱で権力争いの中心人物となった。
• 平清盛を利用して院政を続けたが、最終的には平氏の力が強まり苦境に立たされた。
• 「院政最盛期」ともいえる時代を築いた。

8. 後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)
• 承久の乱を起こし、鎌倉幕府を倒そうとしたが敗北。
• 流刑となったが、和歌や文化の面では多くの功績を残した。
• 新古今和歌集の編纂を命じたことで有名。

室町時代の天皇
9. 後醍醐天皇(ごだいごてんのう)
• 建武の新政を行い、鎌倉幕府を倒した後、自らの理想の政治を目指した。
• 武士との対立が激化し、足利尊氏に敗れ南朝へ逃れる。
• 南北朝時代のきっかけを作り、皇統の分裂を招いた人物。

この9人の天皇を覚えるときのポイント
• 時代のキーワードや背景と関連付けて覚えるとスムーズ!
• それぞれの天皇が「何をしたか」「どんな時代だったか」をイメージしながら学ぼう✨

**資料はこちらからダウンロード**
👉 資料サイト:https://juken-benkyo.jp/%e6%ad%b4%e5%8f%b2/

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