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【花様年華BU】ミニ版THE NOTESに隠された"ペア"の法則

花様年華THE NOTES 1と2とは別に、アルバムの特典として封入されたミニ冊子版THE NOTESが存在します。

今回は、このミニ版に隠された"ペア"の法則について書きたいと思います。

NOTESの内容自体はかなり端折ってしまったので、詳しく読みたい方はこちらのあやさんのnoteを参照ください(毎度お馴染み)(いつもお世話になっております)。

ミニ版は、アルバム4形態それぞれのNOTESのうち1冊だけ異なる日付が載っています。

たとえばLY 承 のミニ版NOTESのソクジンの日付はL・O・Vver.は22年8月15日と19年3月2日で、Ever.だけは22年8月15日と22年4月11日です。

このように異なる日付が入っているverをまとめると、2人ずつのペアに振り分けらることがわかります。

そして、ソクジンはすべてのverでペアがいません。

@cafe_armyさんのブログより引用

LY 承'HER'

Lver.  ホソク ジミン
Over. ユンギ ジョングク
Vver. ナムジュン テヒョン
Ever. ソクジン

異なるver同士をまとめると、BUクレジットのMVやLYポスターでもお馴染みのペアになっています。対のように互いのことが書かれたNOTESです。

花様年華ペア


ソクジンはタイムリープを繰り返すなかで、ひとりで6人全員を救うことは難しく、友情が深いペア同士が互いを不幸から救えると気づき実践します。
そして成功するのがこのペアといえます。これが花様年華ペアです。

また、3冊とも共通するNOTESにはヨジャが登場しています(ジョングクのNOTESには書かれていませんが22.7.16は入院中なのでヨジャと出会っている)。
ユンギがインタビューで、承は恋に落ちて、没頭している瞬間を描いた部分が多いとインタビューで答えてたとおり、NOTESも恋のはじまりが入っているんですね。

LY 轉'TEAR'

Yver. ユンギ ジミン
Over. ホソク テヒョン
Uver. ナムジュン ジョングク
Rver. ソクジン

轉のNOTESの組み合わせだけ、血汗涙のMVに見られるペアになってます。WINGSペアです。

WINGSペア

数ある考察のなかで、このペアは不幸から救済できず失敗すると結論づけているものが見受けられます。
さきほど参照したブログにも、正しいペアではないと書かれています。
たしかにBUストーリーの構成上そうともいえます。

しかしWINGS期のコンセプト『BOY MEETS EVIL』は、少年が誘惑と出会うことでした。幼年の殻を破り"青春の痛み"を経験し大人へと成長していく。
永遠に少年のままでいたい(young forever)という場所から、誘惑(悪)という現実に堕ちるためのペアです。

平和に依存し道徳的だった幼年期に、夢や秘められた欲望のような誘惑(Evil)に傷つき、少年たちは現実の中の悪を知ることになる。

悪を経験し、引き裂かれた自我を見て、やがて自己を認識するようになるのだ。
<WINGS>の主要テーマが誘惑と葛藤である理由はそのためだ。 「学校3部作」で学校と大人たちの規則を拒否したように、「花様年華」シリーズで傷つくと知りながら走っていったように、BTSはふたたび危険だとわかっていても誘惑と出会うドアを開いた。「BOY MEETS WHAT」という質問から、ついに<WINGS>の物語が始まった。

WINGS CONCEPT BOOKより

デミアン自体が難解であることと、誘惑(悪)に堕ちることが正しい道からそれると思ってしまいがちなのですが、デミアンを読みユング心理学を理解すると、成長して自我を認識してくために誘惑に堕ちることは必要不可欠なのだとわかります。

わかりやすい例でいうと、ユンギの手がジミンの目を覆う行為です。

これはジミンがトラウマと向き合うのをユンギが妨げている(だから救済できない)という考察がありますが、コンセプトブックにはこう書かれています。

ジミンの目をユンギが隠す姿は<デミアン>の最後の場面と似ている。デミアンが目を閉じたシンクレールに「エヴァ夫人からのキスをあげる」と話し、彼が自我を統合することになる。

WINGS CONCEPT BOOKより

デミアンでは『目を隠す行為は、新しい目を開いて、新しい世界を知ること』だと捉えています。
血汗涙のMVで目隠しを外したジミンは緑色の涙を流し、日本語verは目を隠された瞬間に色鮮やかな世界に吹き飛ばされます。

モノトノス(Monotonous)とカラード(Colored)という対比される概念がある。 この中で「カラード」は単純に色があるという意味だけでなく華麗で多彩だという意味も持っている。 BTSは幼年のモノトノスな世の中でカラードされた現実の世の中の多様な局面を知ることになる。

WINGS CONCEPT BOOKより

モノトノス=青春(花様年華)
カラード=現実(WINGS)

これはまさに誘惑に堕ちたことを表すので成長していると解釈できます。

花様年華ペアは互いの不幸から救うことに成功してますが、WINGSペアはどんな役割があったのでしょうか。

ユンギとジミン

マンガ版では、ソクジンがジミンを病院から脱出させようと車に乗せますが、プルコッ樹木園の看板が見えたとたんにジミンは車から降りて逃げ出してしまうシーンがありました。

ただ物理的に救い出すだけではトラウマの根本は解決できず、失敗してしまう。そう考えると、ジミンは自己を見つめ直す時間が必要でした。

ユンギは、学生時代にみんなで海へ行くときジミンの異変に一番早く気づいていました。
NOTES1ではプルコッ樹木園行きのバス停に立ちすくむジミンに声をかけたり、NOTES2では魂の地図の手がかりを探るために病院にひとりで行こうとするジミンに付き添ってあげたり、ジミンのことを気にかけてる様子がわかります。

ユンギがジミンの心の状態に寄り添ったことで、ジミンも過去のトラウマと向き合う準備ができていったのかなぁと思います。
ヤンコチペンとしては嫉妬する展開

ホソクとテヒョン

テヒョンが父親を刺し殺しそうになったときホソクが止めに入ったことで最悪の事態は免れました。

ゲーム版ではホソクとテヒョンがメモでやり取りしていたり、わりと連絡を取り合っていたようです。
ふたりは母親の面影を探していたことが共通点としてあげられます。

ホソクはジミンも助けてテヒョンも物理的に救えたのすごい。

ナムジュンとジョングク

22年5月2日、ユンギを炎の中から救ったジョングクはナムジュンのコンテナに行きました。ナムジュンがそばにいてくれて"不思議な安堵感に包まれた"ジョングクは「僕も兄さんみたいな大人になれるでしょうか」とききました。

ナムジュンがジョングクに蝋燭を食べさせる場面は、実際に<デミアン>にも登場する。 デミアンがシンクレールに新しい絵を無理やり食べさせたことに対する類推であり、永遠に少年の状態で残ることはできない、現実に目覚めよ、という意味だ。

WINGS CONCEPT BOOKより

ナムジュンのような大人になろうとするジョングクは、現実に堕ちていこうと羽ばたいたのですね(トゥバのフリーフォールか!)

LY 結'ANSWER'

Sver. ナムジュン テヒョン
Ever. ホソク ジミン
Lver. ユンギ ジョングク
Fver. ソクジン

そして結のミニ版NOTESでまた花様年華ペアの組み合わせに戻っているが胸熱展開です。

結のミニ版は、BUストーリーのなかでも重要なハイライトシーンが書かれていることがわかります。

ナムジュンとテヒョンはNOTES1の世界線ではすれ違いますが、NOTES2では物語を動かしていくバディになるように、花様年華ペアは互いを助け信頼関係を深めていきます。

でも、ユンギとジョングクは疎遠になってしまうんですよね・・・。

話が少しそれますが血汗涙日本語verで、トイレで吐いてるジョングクが、介抱しにきたユンギを突き放すシーンがあります。これもまた成長するため、と思うとやるせないですがNOTES2の展開も腑に落ちてしまうという(かなしい)。

3つの22年4月11日

ペアのいないソクジンのNOTESの日付は承・轉・結すべて22年4月11日です。
同じ4月11日でも、承はタイムリープが起きる前、轉はタイムリープ能力を手に入れた直後、マンガ版SAVE MEで出てくるシーンです。
そして結はタイムリープが起きた後でon stage:prologue、NOTES1の世界線です。


ここからはオタクのみなさまのお力添えいただけると幸いです!(他力本願オタク)

ペルソナとMOS7に入っているミニ版のペアの法則です。

MAP OF THE SOUL : PERSONA

1ver. ユンギ ナムジュン
2ver. ホソク ジョングク
3ver. ジミン テヒョン
4ver.ソクジン

これはMOS7のユニット曲の組み合わせ!ということしか思い浮かびませんでした。
RespectとFriends、そしてJamais Vu (ソクジンをひとりにしないのがNOTES2の世界線だね〜と思ったり)

魂の地図というコンセプトがあるので過去の出来事や自己と向き合っているNOTESが目立ちます。

ナムジュンとユンギ

BUストーリーでこのふたりの絡み、ほとんどない気がします(だよね?!)

テヒョンとジミン

ゲーム版でソクジンが、テヒョンならジミンのこと救えそう!と試みて結果ダメだった回を思い出しました。オモロくてだいすきです。

ホソクとジョングク

NOTES2後半でジョングクの異変に唯一気づいてたのはホソクだったなぁ〜。

MAP OF THE SOUL : 7

1ver. ユンギ テヒョン
2ver. ナムジュン ホソク
3ver. ジミン ジョングク
4ver. ソクジン

このペアは個人的にすきなやつです。
学生時代ヤンチャしてたユンギとテヒョン、ハゴクにいるホソクに会いに行ったナムジュン、そしてジョングク退院パーティのとき一番準備してくれたジミン(そこ)。

あと、ソクジン以外の6人が幼年の記憶(テヒョンとソクジンは過去に出会っていたことを忘れている?)なのも気になります。

ソクジンにペアはいないって酷な書き方しちゃいましたが、ナムジュンと飲みに行ってたし、学生時代もナムジュンには冗談言って絡んでたりと、ナムジンエピソードすきです。

そんなわけで(?)MAP OF THE SOUL のミニ版NOTESにはどんな法則が隠されてると思いますか?
なにか気づいたことがありましたら、お気軽にコメントください。何卒よろしくお願いいたします。

次回はオッドアイ猫被害者の会をやります(やりません)。

お読みいただきありがとうございました!


ペアのエピソードの参考にドゾ

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