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お月様のヒーロー。
こんばんは。はすです。
さて、冒頭のヘッダー画像、どこか懐かしい記憶が蘇りますね。
あの時はパーテーション越しだった拳も、今こうして突き合った拳にはあの時にはない鼓動を感じた気がします。
(パーテーションの有無の問題かどうかはわかりませんが)
皆さんにとって、オタクする上で大事にしてるものってなんでしょう。
規模?見た目?パフォーマンス?環境?
自分の結論は「よくわからない」です。
んー、よくわからないというか、「欲張りだから定まってない」が正しいのかもしれません。
ただ一つ言えることは「当事者意識が働くか」、これは大事だなと最近になって強く感じてます。
そこそこに長くアイドルオタクをやってきてとうとうアラサーになってしまった自分ですが、昔から当事者意識というのを働かせるのがほんとーーーーーーに苦手です。
俺が幸せにするんや!みたいなエゴむき出し傲慢な意識では決してなくて、自分は確かにその環境に足を踏み入れていて、確かに地に足をついていて、没頭から熱中へ変化していると自覚することが怖い。そう、怖い。
幸せな時間なんて、文字通り"ずーっと続いちゃえばいい"んですよ。
ずっと過去に囚われて、やりたかったことをやり切れないまま強がって、
綺麗な過去を綺麗に仕舞って毎日眺めて幸せだと漏らす輪廻。
時間軸なんて関係ない。あの時確かに後悔せずに終わった。
毎日綺麗な過去を眺めて幸せを噛み締めるんだ。
ずーっと幸せ。
…..いやーーーーーーーーーーー、それでいいのか俺。
よくないだろ。全然よくないだろ。
綺麗に仕舞った過去のヒーローの現在にふと目を向けたら、
ありえないくらいキラキラしてんすよ。
他の誰かをあの時より綺麗に、熱を帯びながら照らしてるんですよ。
と、一旦他人事と捉えて見て見ぬふりをしていた数カ月前。
しかしながら、毎日毎日葛藤葛藤葛藤葛藤葛藤。
後悔してなかったはずの綺麗な過去がくすんできた。
もうシンプルに嫌で嫌で仕方なくて、
過去の自分を否定しないために言い訳しながら過去のヒーローに会いに行ってみた。
救われたいわけじゃないし、救われなくていいし、なんて言い訳しながら。
いざ対峙するとそれはもう綺麗で、本当にお月様みたいに綺麗で、
虚勢を張ってる自分がみっともなく見えた。
やはり、ヒーローはヒーローであった。
かくして自分はオタクがやる行動の中で最も嫌いな行動a.k.a.出戻りをした。
もうかっこつけてる場合じゃなかった。
他人の賛同なんていらないし、理解もされなくていいから、
過去も現在も未来も、あの子の選択に、可能性に身を委ねてみたくなった。
もう一度、あの子の敷くレールの上を全速力で駆け抜けたくなった。
ただそれだけ。されどそれだけ。
何より、あの子の可能性をあの時信じたのは他の誰でもなく自分じゃないか。
理由は十分でした。
これは訓練でもリハーサルでもない。
俺を退屈から救いに来てくれたヒーローに、今は賭けてみたい。
ただ、今回は敷かれたレールをただ走るだけじゃなくて、
一緒にレールを敷いて、一緒に走りたい。
お月様のヒーローの可能性を誰よりも信じて、
最後に笑うだけじゃなくて今も笑わせたいなーなんて思ってます。
よろしくお月様。
俺は今が幸せだ!!!!!!!!!!!