STATA もう同じコマンドを入力しないでいい!!便利な繰り返しコマンド
for文に代表される繰り返しコマンドであるが,プログラミングをやっている人からすると,「なにをいまさら」という話であろう.
しかし,プログラミングをやったことがない学部生がSTATAを使いだすと,繰り返しコマンドを使わずに何度も同じコマンドを書いてしまう.(私も昔は,コピペを何度もして,何度も同じコマンドを書いていました.)
そんな初心者に使ってほしいコマンドがforeachである.
foreachを使用すると同じ作業をするときに,非常に効率が上がる.
例えば,変数AからCまでを従属変数,a~dを独立変数とし,OLS,プロビット,ロジットを行った場合,foreachを使用しないと以下のようになります.
reg A a b c d
probit A a b c d
logit A a b c d
reg B a b c d
probit B a b c d
logit B a b c d
reg C a b c d
probit C a b c d
logit C a b c d
しかし,foreachを使うと,
foreach v of var A B C {
reg `v' a b c d
probit `v' a b c d
logit `v' a b c d
}
と,短縮させることができます.
コマンドのイメージは,`v'にA B Cを順番に入れて,{ }の中を繰り返していく感じです.
今回はA B Cの3回しか繰り返していませんが,もっとたくさん繰り返すことができます.また,変数以外にも数字も入れることもできます.下のコマンドでは,1~100まで入れて繰り返しています.
foreach n of numlist 1/100 {
}
詳しくはマニュアルをご覧ください.
https://www.stata.com/manuals13/pforeach.pdf
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