直接言いに来て。
高校の時、女子二人組に跡を付けられた経験がある。校内で歩いていると、後ろの方でコソコソと私を付け回る女子がいるのだ。振り返ると顔を隠して走って逃げるのだ。結局誰に付けられていたのか不明だ。はっきり言って良い思いはしない。なんだろう、モヤモヤするのだ。自意識過剰かもしれないが。
他にも帰ろうとしていると、友人が「誰々さんが一緒に帰りたいと言ってるよ。」みたいなことを私に言うことがあった。その頃はイケメンと言われる程だった私である。「ああそう。」となったけど、私の方にそんな気はなかったので、結局一緒に帰ることはなかった。その子が私に直接言ってくれたのであれば、結果が変わっただろうけれども。
私は「話してみたい。」とか「気になる。」という欲求があって仕方ない女性は、直接、男に話しかけた方が良いと思う。誰かを仲介に持つなんていう面倒くさいこともする必要はない。その仲介者は女衒みたいになるし、しかもその仲介者をそもそも信用するのもチャンチャラおかしいと思うからだ。
仲介者に「あの人と話したい。紹介して。」と言うくらいの想いがあるなら、直接話しかける。一回で諦めるのも良くないと思う。反応が芳しくなくても同じ空間に居てみる。相当拒絶されたら距離を置けばいいだろう。
日本の恋愛は歪である。ここ400年間くらい、何でもかんでも、結婚相談所や置屋、ちょんの間、楼主、女衒、などに頼っていたツケである。そもそも恋愛に第三者を介入させる必要などあるまい。そもそも第三者が信用できる保障などあるまい。気になったら直接話し掛けてみるという精神が必要だろう。