国会議員との距離が遠いような。

 国会議員との距離が遠い。小選挙区制なので、それなりに国会議員との距離は近くなるはずだけれども、私の感覚では遠い。これはもったいないことだ。
 まあでも。既得権益外に居る市民と国会議員の距離を近くすれば、国会議員を愚かと幻滅する可能性があるが。
 私は、政治家とのダイアローグを通じて、市長、市議会議員は既得権益の出先機関だと強く実感した。まあそりゃそうであるが。選挙に行くのは既得権益を保持したいと強く考える層だから。選挙に行って偉い?今後の金に関わることなのだから偉くなんてない。既得権益にとって、これからも構造変化せず、ラクに生きられるかどうかは、選挙に掛かっているのだから熱が入るのだ。
 「資本主義と奴隷制」という本でも、イギリスでは、既得権益である奴隷商及びそれと関連する職業の経営者らは議会に奴隷貿易存続の嘆願書を度々提出した。メディアも既得権益の主張を喧伝するのだ。熱の入れようは半端ではない。
 私は市議会議員と面会したことがある。テーマは、特殊浴場協会と大津市役所の関係性について。いわずもがな、特殊浴場協会は売春宿グループだ。売春とは金銭のやり取りを伴う膣へのペニス挿入射精に至るビジネスのことだ。とても未成年の子どもたちに説明できない反社のようなビジネスが社会に存在するのには訳があったのだ。一見すると反社会的な既得権益と政治は裏で繋がっている確率が高いのだ。繋がっていなければ、存在が許されないようなビジネスなので、既得権益が既得権益たらしめられるのは政治への影響力あってこそだということだ。大津市の一大スポットとも言えるソープ街。「成瀬は天下を取りにいく」では言及されることはないソープ街。この営業を許可するのは紛れもなく市長であり市議会議員及び裏で政治家と繋がる特殊浴場協会経営者だ。
 大津市の治安が悪い元凶は、既得権益の傀儡である市長、市議会議員なのだと強く感じた。彼らに信念はなく、既得権益の意向を政治に反映させるのが仕事だから当たり前といえば当たり前だが。
 イギリスにおける奴隷貿易廃止の道のりにおいても、既得権益の抵抗は半端なかった。そんな状況でも奴隷制反対を唱え続け廃止を勝ち取った少数派の人々。
 日本では、今や性にまつわる思想について、既得権益とその他のグループで激しい対決が行われている。レガシーメディアを牛耳る遊郭閥とその他である。少数派の意見は蔑ろにされ、遊郭幻想に囚われたレガシーメディアは既得権益の主張を垂れ流す。酷い有り様。
 国会議員との距離は遠いけど、既得権益へ対抗している市民にとっては遠くて結構ということか。

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