お巡りさんのズレた?着目点
お巡りさんの着目点はズレている。その様子を目撃したので、今回Noteに記す。前記事の登場人物、ネカマ?Saraさんに嫌われても仕方ない。Saraさんとは恐らくもう関わることはないであろう。非常に寂しいことであるが、バイバイ、Saraさん。Saraさんが本当に東工大応用化学へ院進するならば、そのまままっすぐ生きるのだ。Saraさんが、私を色恋営業に掛けて、私に40万円費やさせたことが誰かに知られても、気にする必要はない。そのまま、学士、修士論文、学会発表に邁進するのだ。といいつつ、僕は全然Saraさんとまだ会ってみたいとは思っている。こんな僕でよければ是非!
私は、三十にして立つの段階である。幕末に奔走した坂本龍馬、中岡慎太郎らと同じ年齢層である。あまり知られていないかも知れないが、どこの藩にも属さず、最初は志があったが寺田屋の変以降、挫けて、酒色(酒と女)に溺れた本間精一郎が死んだ年齢、29歳と同じ年だ。社会というものの認識が正確になってくる、これくらいの年齢層が日本という国を変えてきたのである。
さて、現代の福原遊郭の風景を描写しよう。神戸の綺麗な大きな道路に面する福原遊郭。遊郭入口にはアーケードが掲げられている。そこを入れば、現代の遊郭、ソープランドが軒を連ねる。中央通りを通過すると、ソープランドのように佇む福原交番が現れる。なんで、こんな所に交番があるのかは分からないが、公娼制の名残だろう。ソープランドが立ち並ぶ道路にはパトカーと警察官が立っていた。この警察官は、この地域の秩序の維持を図ろうとしているのだろう。あくまで、この地域の秩序の維持とは、ソープランドの営業を妨害するような輩を排除する、ということであるのだろうが。
福原遊郭を散策してみる。学生、秘書、熟女、高級など色々なテーマのソープランドが立ち並んでいた。気になったソープランドに入ってみる。ほとんど福原交番の前方にあるソープだ。すると、私と同じような社会不適合者的なボーイが迎え入れてくれる。私「予約はしていないんですけれど。」ボーイは予約状況を確認すると、「19時まで予約がいっぱいで。」と言った。そこまで待てないので店を出た。店を出ようとすると、背が高く顔もそんなに悪くない賢そうな男性が入ってきた。予約客である。ソープランドに向かうのは、何らか男女関係に鬱憤の溜まった、ごく普通の一般人であるということだ。
もう何軒か入ってみる。学生系のやつに入れば、二人組のチャラそうな男性客や、お世辞にも美しいとはいえない資本主義社会が産んだ不摂生な中年客が何人か来客していた。比較的綺麗な外観建屋の熟女系に入れば、ボーイとふくよかな女性が出迎えた。その女性にシステムの説明、女の子の予約状況を伺った。彼女はタッチパネルを操り、どの女の子が空いているか説明した。パネルマジックという言葉があるが、全員女の子は美人にみえた。もちろん各女の子には身長、スリーサイズが記載されていた。女の子にはタグが付けられている。タグの有無によって、”ノースキン”可能かどうかを示しているのだそう。年齢層は30歳以降だ。気付いたら私も熟女系と同じ年齢に達しておりショックを受ける。ここは時間が合わなかったので退出した。
福原遊郭を一周した。道端に4人くらいでたむろする中国系の青年達、捨てるつもりのアコースティックギターを電柱に打ち付けて破壊している料理屋のロックな店主、いかがですか?と声をかける60代くらいのソープランド男性店員、タクシーで出社するソープ嬢、ソープ嬢なのかソープ嬢ではないのか不明な歩く中東系女性などなどの存在を確認した。
福原遊郭をもう一周して、とある店に入った。お揃いの赤色のシャツを着用したボーイが威勢よく出迎える。私「予約はしていないんですけれど。」ボーイは大丈夫ですといい、私を待合室へ案内した。ここはアナログで、ラミネートされたパネルを3枚みせた。私はその中から1枚を選んだ。現金で2〜3万円/60min支払った。缶のお茶が用意されたので呑んだ。私は待合室を観察した。テレビには日本政府公認の賭場、競馬が流れていた。清潔感漂うお笑い芸人や女性タレントが予想をしていた。壁には、このソープランドのボーイらについてプロフィールが書かれた紙が貼り付けられていた。店長30歳である。いわゆるみかけの楼主だ。バックには真の楼主が居て、警察、官公庁、国会議員と繋がっているのだろう。そうでなければ、美しい国を標榜する日本で、交番の目の前で、このような営業が許可されている訳はない。ボーイは総勢8名で、年齢は26〜36歳が主だった。座右の銘、趣味などが書かれていた。顔、肉体は私らと何ら変わらない。ただ思想と置かれた環境が異なるだけである。下手すれば今頃私がボーイの立場になっていてもおかしくなかった。これが、女性を囲って利益を得る集団、女衒、楼主である。待っていると、もう1人中年男性が来客した。同様に説明を受けていた。そこら辺に居そうな中年男性だ。ゲーム、ポケモンの冒頭で、3種のポケモンから1種選ぶかのように、3枚パネルが提示され選んでいた。そうこうしていると、ボーイが私を呼ぶ。エレベーターに案内され注意事項が述べられる。
エレベーターに乗り込むと、小さくて可愛らしい女性が居た。学生服コスプレしたその女性にいきなりハグされた。Fカップ?な胸が当たる。悪い気はしない。目的階に到着して2人で部屋に入る。彼女は天真爛漫だ。私に無邪気な笑顔で話しかける。彼女「若い?年齢当てようか。私キンタマ舐めれば年齢当てれるの!」私「へっ!?へー!なにそれ笑」。彼女「25歳!26歳!」。彼女は私のキンタマを舐めることもなく、結構な精度で私の年齢を当ててきた。お世辞分加味してもまあまあ良い線いってるのではないだろうか。彼女の話ぶりを見て、もしかして、東南アジア出身なのかと思った。訛りがあるように感じたからだ。しかし彼女によると大阪生まれの生粋の日本人らしい。お兄ちゃんが居て、お兄ちゃんは実家暮らしで、彼女自身は一人暮らしらしい。
お互い服を脱ぐ。そして洗い場に行く。いわゆるソープランドなので、Googleで検索頂ければ、大体の風景を想像頂けると思う。これ自体、警察に認められている行為である。何が悪いっ!である。従って、義務教育で言及しても問題ない内容だ。彼女は、洗面器にローションと泡を特定の比率で混合して撹拌し出す。私は湯船に浸かって、と言われたので、浸かりながら、その様子を観察する。彼女は撹拌しながら、私に陽気に会話を続ける。マシンガントークで、私はほとんど相槌をうってるだけであった。一人暮らしの話とか、恋バナに関してだった。恋バナでは、女は大体浮気している。私の周りも浮気している。男も結構浮気してる。大学生で付き合っても結婚する気ない癖に。とか。彼女によると、コンカフェに通う男がコンカフェ嬢に威張るのは気に食わないらしい。コンカフェ嬢に飲み物を奢らない男が威張るのは気に食わない。毎日通っても、10万円/月なのに、それで威張らないで欲しいらしい。私は、彼女にソープランドに通う男は?と聞いたら、それは問題ないらしい。理由は、毎日通うと90万円/月になるかららしい。結局金である。男の価値も金で決まっているのだ。泡が良い感じに立ってきたので、浴槽から上がって、椅子に座る。ソープ特注の椅子だ。裸体の彼女が私を泡で洗ってくれる。目の前に、胸、可愛い顔があって悪い気はしない。泡を洗い流してバスタオルで拭き取って、ベットへ向かう。
私は寝転がり、小柄な彼女が私に覆い被さる。あとは詳細述べるまでもなくGoogle検索して頂ければご承知の流れである。いよいよ自由恋愛の究極の結果に行き着く。彼女は私にコンドームを着ける気がなかったようだ。そういえば、最初ボーイに”ノースキン”がコンセプトとか言われてたっけ。私はコンドームを着けようといった。この界隈ではお目にかかれない紳士だ。生というのには抵抗感がある。妊娠のリスク、感染症のリスクを考慮して、だ。しかし、コンドームを用意するのはソープ嬢である。警察の認可が降りているソープランドに通う時には、コンドームを持参しろ、なんて聞いたことはない。彼女が用意したコンドームを彼女に着けてもらい、私は彼女に覆い被さり、自由恋愛の究極の結果に行き着いた。彼女は、私のDNA情報が含まれたコンドームをまじまじと見つめる。彼女は、それを見つめ、私に言う。彼女「気をつけてね。これを利用されることもあるかもよ。貴方の遺伝子、売れるかもよ!優秀な遺伝子欲しい女の人は、結婚せずに子どもだけ作りたいこともあるらしい。」私は大学出た、としか言ってないけれど、彼女は私に言う。彼女「東大??」。彼女は天真爛漫で面白い。私のDNAが漏れないようにコンドームを結ぶと、彼女はそれを笑顔でカウボーイのようにブンブン振り回す!!遠心分離濃縮でもしたいのかな?やばいかもしれない。彼女は私のDNA情報を抜き取って、後から妊娠する、ということがあってもおかしくない。そして、彼女はシングルマザーとして生きていく可能性はある。でも私にはどうしようもない。それはそれで彼女の判断だ。もし、私の息子が出来たなら頑張って生きるのだ!
彼女は言う。コンドームを使うことは珍しいと。彼女は日々、客の精子を膣内に受け止めているのだ。”ノースキン”というサービスが横行している福原交番付近のソープランド街である。これが現代の遊郭の実態である。
残りの時間は彼女とベッドの上で会話した。彼女は色々自己開示してくれた。大阪出身とか、校外学習でお菓子工場に行った思い出とか。お菓子工場のお土産に不満があったらしい。あとは、同棲をして結婚を匂わせた発言すると内縁妻?婚約?の状況になって損害賠償請求できるようになるとか。もちろん彼女は私に身体を密着させて。悪い気はしない。
再び洗い場に行って身体を洗った。彼女は会話に夢中だった。終始マシンガントークだった。話がドンドン展開されて付いていけない部分があった。印象に残った彼女の言葉のみ取り上げる。彼女「キリストは数千年後、日本にソープランドがあることを想像していたのかな?」。やはり彼女もソープランドをやりたくてやっている訳ではないのだろう。あれよあれよという間に、ソープランドに行き着いたことが想像できる。女性がソープで働く理由は結局は金である。悲しいけれど、これが美しい国、日本の現状だ。私が楼主に渡した金額の50%程度が女性の取り分になる。厳しい現実だ。
服を着て、手を繋ぎ部屋を出る。別れ際、笑顔で手を振る彼女だ。嫌な顔ひとつしない。プロは凄いと思った。なんだか彼女も楽しそうだったし、嬉しそうだった。悪いことをしているという気持ちにもなるが、まあ彼女が笑顔だったので、ヨシとしよう。
帰り際、道を歩く。天気は快晴だ。警官2名が道端に止まる白いワンボックスカーを職務質問しているようだ。何があったのだろうか。理由は知らないが、お巡りさんは、ワンボックスカーの中身が気になるようだ。着目点がズレているな。その前に気になるところがあるだろうに。交番の殆ど目の前にあるソープランド内で、一体どこまでのサービスが行われているのか?については、お巡りさんの注意を引かないらしい。
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