盗撮されて第三者に見せびらかされると思ったより嫌な気持ちになる。
中学生の頃、私は笑顔が可愛かった。笑顔を振り撒いていたような。でも、写真を勝手に撮られて第三者に見せびらかされたのは、かなり嫌な気持ちになったな。そもそも写真撮られることを同意していないし。それから、もういいや、人間と深く関わると、基本面倒なことになる、という価値観で生きてきた。
こういった経験のない恵まれた者は、大人になっても積極的に人間関係を構築しようという気になるのだろう。羨ましい反面、きっかけがあれば、変わってしまうだろうが。例えば、同僚の男に精液を飲料物に投入されるとか。
私の場合、同意のない笑顔の盗撮写真を見せびらかされただけで、かなり傷付いた。
じゃあ、滋賀医科大学の男子学生3人が他大学の女子学生1人と行った性行為の様子を動画にしてグループ内で共有された?こと、そして女子学生が被害を証明する為に決死の覚悟で法廷に告発したことは、女子学生の心を深く傷付ける結果になったに違いない。公的機関は女子学生のメンタルケアに努めなければ、また命を一つ失うことになりかねない。
裁判官、日本の司法は感覚が狂っている。彼らはアダルトビデオAVを基準にして、性犯罪を取り扱っているからだ。前述の女子学生は性行為動画で、やめてくださいなどと言っていたらしいが、裁判官はその言葉を文字通りの意味で受け取らず、あくまでAVで見られるような性的興奮を惹起させる表現の一つだ、と認定したようだ。やめてください、と言っているが、これはAVで見られるような性的興奮を惹起させる為の表現である可能性があるから、性的同意が得られていた可能性を捨てきれない。よって、被告人を無罪とする。狂っている。
日本のAVでは、やめて、いや、という言葉を発しても問題ない。一方、海外では許されないのではないだろうか。海外のポルノでは、Oh, yes. Come on.と言うのでは?私は、やめて、いやという言葉が含まれる表現の性行為動画は即時レイプ性犯罪になるものと考える。それらの言葉を文字通り受け取るべきだ。それら言葉が含まれるAV動画は実は全てレイプ動画で性犯罪であったと司法が認定すべきだ。性的同意は撮影前に取られるものではない。挿入の直前に取られるものだという考え方もできるだろう。
少し話が脱線したが、AV基準ではなく一般基準で心情の変化を推測すべきだ。性行為動画を撮影された女子学生はかなり傷付いたと考えるのが相当だ。AV女優と女子学生の性行為動画撮影の際のメンタルケアの差は激しい。AV女優は撮影前に用意周到にメンタルケアされているから性行為動画を拡散されても問題ないのであって、メンタルケアが乏しい一般女子学生は傷付くに決まっている。裁判官は、女子学生の心身が傷付いているという視点に立って判決すべきだった。
私の場合、笑顔の盗撮だけでメンタルに応えたので、女子学生のメンタル状況は想像に絶する。