意識を取り戻してからどれくらいの時間が経っただろうか。危篤状態に陥っていた割にはいろいろ頭の中を考えが巡っていた気がする。考えがまとまらないのは仕方ない。看病してくれていた妹が、僕がだいぶ落ち着いたのを見て、束になった原稿用紙を渡してきた。1枚目には、タイトル未定と書いてあった。
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