【ちょっと辛口感想】映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を観てきたの
コナンファンの一人を自負している私としては、
春のコナンの映画は映画館で観るのが恒例行事でございまする。
今年は、「黒鉄の魚影(くろがねのさぶまりん)」
コナン映画史上、サブタイトル読めないトップ5には入ると思われるタイトル。(はるまよ調べ)
「魚影」で「サブマリン」?
コナンの映画は大体、
・キッド
・黒の組織
・服部平次
・安室透(近年)
・赤井秀一(近年)
のテーマが順繰りにやってきます。
今回は「黒の組織」がテーマです。
単刀直入に言うと、感想としては「まぁまぁ」という感じでした。
ちょっとだけネタバレがあるので、閲覧注意です⚠️
そして、ちょっと長いよ、ごめんね。
純黒の悪夢との比較
2016年公開の「純黒の悪夢(じゅんこくのナイトメア)」以来の「黒の組織」テーマ作品です。
純黒の悪夢では、黒の組織のNo.2であるRUMの側近として、新しく「キュラソー」というキャラクターがこの映画の中のみで登場するというお話でした。
純黒の悪夢は、個人的に大好きな作品で、
話の構成はシンプルなのにもかかわらず、展開も多くて早くてリズミカル。
当時の作品としてはかなり話が練られている印象で、アニメーションもカット割りが多く、お金と時間をかけた、気合いの入った作品でした💖
B’zの主題歌「世界はあなたの色になる」も芯を食いまくってますよね〜(((o(*゚▽゚*)o)))
なぜこんなに語ったかというと、
今回、純黒の悪夢で登場した「キュラソー」の後釜である「ピンガ」というキャラクターが登場しているため。
ちなみに、2009年公開の「漆黒の追跡者」にもまだRUMが登場してないながらに、「アイリッシュ」というジンに使われるくらいの地位の人が出てきます。
黒の組織がテーマの映画のパターンとして、
「新しい悪の組織のメンバーを出す(そして退場させる)」というのが確立されてる感がありますね。
そう考えると今回の映画も、セオリー通り、の域を出ないかなと思ったりしております。
ハロウィンの花嫁との比較
感想を述べる上で、やっぱり比べたくなるのは、昨年度の作品です?
2022年公開「ハロウィンの花嫁」
これは本当にびっくりするくらい良かったんですよ!
これは完全に予想なんですが、コナン映画の脚本を作る時って条件が提示されて、そこの範囲内でどれだけ面白くできるか、と考えているのでは?と思うわけです。
例えば、ハロウィンの花嫁なら、
・日本が舞台であること(コロナ禍で取材が難しい)
・安室透がメインの作品であること
・警察学校組を出すこと
とか。
そういった限られた条件の中で、最大限キャラクターの描写がしっかりとあり、ファンが観たいものを見せる工夫が、これでもかと感じられた作品でした。何回脚本直したんだろ?ってくらい。
これが近年の他の作品と一線を画す理由について、これも予想ですが、2021年の「緋色の弾丸」はコロナの影響で、1年公開が延期になりました。
そのおかげで少し制作の期間が長く取れたことも影響したのでは?と推察します。
今回の「黒鉄の魚影」もギリギリその恩恵には与っているような気がするので、やはり近年の他の作品よりは一段上だったように思います。
「黒鉄の魚影」の感想
感想としては、ハロウィンの花嫁には及ばないかな、という印象でした。
コナン映画のいつものパターン「冒頭に出てくる新しい建物は爆破される」は顕在だし、
色んなことが起こってぐちゃっとなっている感があり、脚本のシンプルさやまとまりに欠けること。
そして、今回の映画を一言でいっちゃうと、
『灰原危険になるけど、黒の組織にいる仲間にすごい助けられて、丸く収まったね』
以上。
っていう...
っていう。
一つ有力な情報としては、「あの方」と「RUM」は一枚岩でもないってところでしょうか。
好きなものにはきびちい私なので、
ごめんね(^^)
こんな風に言ってても、冒頭に申し上げた通り、
毎年映画館に観にいきます♪
毎年この時期には、過去作配信(↓URL)もやってるので、ぜひぜひ観てみてね(^^)
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