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【勉強ノート公開】貿易実務検定A級対策
💡この記事は、2021年にA級を独学で取得した私の、勉強法やまとめノートの内容をまとめています。2年前に受験した試験についてのレポートですので、最新情報は各自ご確認をお願いします。
💡Google検索などでトップに表示されるからなのか、かなり多くの方に閲覧して頂いております。(3,000view以上)ありがとうございます!
ただ、踏み込んだ情報も多くあるため、2024/9/7より一部有料とさせていただくこととしました。
いつか書こうと思ってなかなか出来ていなかったのですが、23年以降の受験生に向けてまとめることにしました。勢いあまって7,660文字も書いてしまいました…。目次もありますので、気になる所だけご参照ください☺
私のまとめよりも良質な紹介記事は、下記にもございます!
0. 受験当時の、私のスペック
貿易実務検定A級は「概ね、3~4年以上の実務経験のレベル」とされていますが、受験当時で私は国内車両手配(ドレー)を1年半、海上輸送を半年程度かじった程度で、関税って消費税もかかるの?EPAってたくさんあるの?というレベルでした。。通関士の資格もなし。
とはいえB級を、過去問をひたすら回す&テキストを読み込む作戦で1年前に合格していましたので、貿易実務検定の出題傾向(L/Cや荷為替手形が多いなあ…)や、基礎的な内容は理解していました。
英語とマーケティングは、あまり苦手意識がなかったです。とはいえ留学経験は1年、マーケも本業でちょっと齧ったぐらいです。
学習期間は、独学で確か約4か月(6月頭~10月頭まで)、日あたり3.5時間程度かと思います。7月には出産もあり、1か月程お休みして8月後半から慌てて再開するなど、なかなか大変でした。
1. 貿易実務検定A級のざっくり内容
貿易実務(200点)、英語(150点)、マーケティング(100点)の3科目(450点)で、およそ6割程度(=270点)がボーダーのよう。(※合格基準は非公開)
年に1回、東京・名古屋・大阪で受験。
合格率は35%~40%程度(※B級は45%、C級は60%程度)
通関士の範囲(関税)や、実務(航空・海上運賃の計算)なども出題。
💡B級とは異なり、A級では3科目とも記述問題があります。実務では、クレームに対してどのように対応するか?とか、マーケティングでは4Pやブランド戦略などの意味を、自分の言葉で解説。英語では、ビジネスシーンを想定した英作文もあります。これが、A級は難しいと思わせる所以かもしれません。
2. 貿易実務 対策
貿易実務に一番時間を費やしましたが、ポイントは下記4点です。とにかく何度も言いますが、過去問から勉強を開始する!ことがポイントです。
過去問を制する者は、貿易実務検定を制する。まずは過去問から始める。私は第13回~19回まで7年分集めましたが、第16回以降の、直近5年あればいいと思います(13回~15回あたりで出題傾向が変わっているため)過去問はメルカリを活用、出品がなければ公式サイトから購入。
答えが合っていても間違っていても、解説を読み、その部分のテキスト(後述)を確認して知識を得る。必要ならまとめノートを作る。
書類作成は、ノートに書き写す&解説まとめをしながら覚える。
知識が定着しているか、何度も過去問を回して確認する。
以下、細かく説明していきます。
2-1. 使用テキスト&勉強法
下記2冊だけを保有していました。2017年に購入した為、少し古かったと思いますが、問題ありませんでした。ベーシック版には載っていない事が、アドバンス版にたくさん載っています。B/Lなどの書類記入例などもまとまっているため、アドバンス版はマストです。
過去問題を見て、不明点をテキストに戻る際に、参照していました。反対にこれ以外のテキスト(公式問題集や公式の講義など)は使用していません。
何度も何度も行き来するので、インデックスつけたり。ピンクが特に苦手、として色分けしました。
ただ、テキストを眺めていても分かりにくい所はあるので、ノートに自分なりにまとめていました。過去問題の解説+テキスト+ネット検索などを多用しています。
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TTBやTTSなどの為替レートが書いてあるページなどは、全く覚えられなかったので、別で付箋紙をつけてすぐに戻れるようにするなど、得意・不得意に合わせて、上部に付箋紙をつけました。
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自分の理解度に応じてノートの内容をアレンジできます。ちなみに左側にだけ書き込みをして、右側はメモスペースに残しておきました。1トピック1見開き、ですね。
このノートは最終的に、試験会場に持参して、苦手分野を見返すのに役立ちました!テキストだと重たいし、書き込みやメモが出来る所が少ないため。
2-2. 過去問の入手
さて、そんな勉強の元になる過去問ですが、メルカリ+公式サイトで購入しました。だいたいまとめ売りしてくれている方がいるのですが、年間200人も受験しない試験だけあって、A級の出品頻度は少ないです。
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また、解答の仕方になれるためにも、1回分ぐらいは解答用紙がついているものを購入してもいいかも。確か公式サイトから購入すると、解答用紙もついていたと思います。
ちなみに、現在公式サイトで販売されている問題集は、「貿易実務検定® A級12回から17回の本試験問題を掲載しています。」とあるのですが…試験の傾向が14回か15回あたりから変わったように感じられたため、直近の問題を1年ずつ集めたほうが良いかな?と思います。
私の手元には現在、13回~20回までの8年分が揃っていますが、何度も復習で回していたのは16回~以降だったと記憶しています。
2-3. 実際の勉強の仕方
何度も言いますが、まずは過去問を入手して、解きます。最初は絶対に解けないと思いますが、意味不明でも全部答えを埋めてみます。
※公式サイトに出題例がありますが、実際の問題とはレベル感や分量が違うので、ぜひ過去問を入手してください💡
そして、過去問についている解答集を確認します。
解答集には、基本的にすべての問題に解説がついているので、解説を見て「あ、これは信用状統一規則のことなのね」と、トピックを理解し、テキストの索引でページを調べて、その部分を読み込みます。
💡そもそもテキストを読む前に問題に挑戦すると、私のように「これ何のこと???☠」という状態になるかと思います。。問題文のキーワードや解説を見て、例えば「過小資本税制」について調べる→理解する→別の年の問題を解いてみる…というループを繰り返します。
5年ぐらい問題を解いていると、傾向が見えてきます。例えば信用状統一規則は毎回出てるのでは!?とか、どのような時にディスクレと判断されるのか、をよく聞いてくるなあ~とか、関税額算出の計算問題、EPAについてや、外国税額控除も毎回出てるのでは…など。
このような出題傾向を絞らずして、500ページ近くあるテキスト2冊を暗記する事から始めるのは、かなり大変です!よって、過去問からスタートして、知識を深めていくことを強くお勧めします。
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(それ以外は勝手ながら、白抜きにしました💦)
こうやって分析すると、荷為替手形や、為替予約票が頻出だから、そこを対策しよう!などという作戦が立てられますよね。
2-4. 書類作成の対策
次に、書類作成です。確かB級では選択式だったと思うのですが、A級では自分で全ての欄を穴埋めしなければなりません。例えば、「信用状なし輸出荷為替手形買取依頼書の作成」という出題では、空の依頼書に、口座番号やDraft Amount、Drawee’s nameなどを、問題文を見ながら、全て自分で記入していくのです。。
そこで、こんなものを作りました。
過去問の傾向から、よく出る書類に絞って作成した、お手製ノートです。見開き1ページの左側には、書類のフォーマットを書き起こして穴埋めで問われる所を赤字で記入。右側に解説やメモを記入します。
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例えば、数字は大文字で書くとか、日付の「2nd」の「nd」は不要、など。
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💡結果として試験前に、見返しができる復習ノートになる。
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これは特によく出た記憶があり、ねちっこくフォーマットまでノート上に再現しました。
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⑬は書類の提出期限だが、普通は船積の10~15日後で、指定がないと21日過ぎていたら買取しない、など、テキスト&過去問題で間違えた個所からの転記をする。
お前はヒマか?
という感じですが…これは試験の3カ月ぐらい前(勉強のかなり初期)に作り始めました。どうしても書類作成に苦手意識があり、ちょうど産休に入ったタイミングでしたので、一気にマスターせねばと平日の昼間に作成していました。
ですが、テキストを眺めるだけでは、やはりスラスラと書類問題は解けなかったと思います。手を動かして、なぜそれがここに入るのか?と不明な点を調べたり、解説や間違えた点を書き込む余白を残しておくことで、試験前(それこそ当日の見直し)にかなり役立ちました。
ここまで、お役に立てたでしょうか?
以下、残り半分(3,620文字程度)を有料にさせて頂きました<m(__)m>
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A級はなかなか対策記事や合格体験記もなければ、合格者も回りで見ないかなと思います。ネット上でのご縁にはなりますが、こちらにたどり着いて読んでいただいた方の、合格を祈念しております!!
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