見出し画像

⛩️¦安田顕さんのファンクラブツアーに行きました。

安田顕さんを好きになってまだ間もないわたしがファンクラブツアーに行った話です。オタク特有の何かがプンプンしておりますがよしなに!

6月の中頃、ファンクラブツアーのお知らせがありました。
ThankCUE TOURS vol.11 「安田顕と行く大人の修学旅行山口3日間」
山口…?って何が有名だっけ?って思いながら友達に話を聞くとふぐやエヴァ、金子みすゞ、自民党が有名だという。
というか、ファンクラブツアーっておいくらするの??とフォロワーに聞いてみるとまぁ、いいお値段するとのこと、でも死の笛落ちちゃったし、これ逃したら安田さんに会える機会がなくなっちゃうと思い、行きつけのガルバに行きよく当たると噂の女の子に応募ボタンだけ押してもらいました。

そして、当落日あまりにも仕事中ソワソワし過ぎて上司に早く結果わかるといいね〜なんて言われる始末。そして決戦の15時、会社のトイレにて当落を確認…そこにはデカデカとした文字でおめでとうございます!が、頭が真っ白になった。トイレでひっくり返りそうになった。わたし…安田さんと会えるの…?というか、ガルバの女の子まじでありがとう。

わたしは安田さんが好きになってまだ半年という新規オタクである。きっかけは龍が如くの難波悠さんから、ゆるドキも見てたけど、最初は一緒の人だって知らなくて調べてるうちにどんどん虜になっていった。お芝居に対する真剣な姿、ちょっと不器用なお茶目な姿、見れば見るほど虜になる。なぜ今まで安田顕さんに出会わなかったんだろう、スルーしちゃってたんだろうと思った。本公演は全部揃えたし、CDJ2010も買った。ダイヤリーも読んだし、インタビュー記事なんか舐めるほど見た。兎にも角にもできる限り観れることはみようと思ってのめり込んでいった。安田顕さんはかっこいい。

話が逸れたが、とにかく当日を迎えるまでに髪の毛を染めにいったり、ネイルをしにいったり、できる限り安田顕さんを摂取してツーショットで話すことをアクスタの前で何度も練習した。不審者である。あとお酒をたくさん飲んだ。おかげで酔っ払って足を怪我して秋芳洞で歩くのが辛かった。

当日までそれはそれはドキドキしっぱなしのわたしであるがCUEさんから1通のメールが届く。それはヤスダウルトラクイズ予選のためのフォームだ。これが難しいフィーリングで答える問題が後半にずらりとわたしはものの見事全部外してた、まだ安田さんを知るには早かった…


1日目

前日は寝れなくて酒と眠剤で無理矢理寝た。緊張すると眠れなくなるのは昔から変わらない。まるで遠足前の小学生みたいだ。
そして当日、わたしは最寄りの駅からバスで羽田空港まで向かった。吉と出るか凶と出るかはまだ謎である。でもそんなドキドキも旅の醍醐味であることだろう。

さて、わたしの今回の旅の目標は3つあった。

  1. 安田顕さんに会う

  2. 安田顕さんに吸ってるタバコの銘柄を聞く

  3. 相部屋の子と仲良くなる

①に関しては正直、初日の宴会までは安田顕さんのことを幻の何かだと思っていたので入れた。
②に関しては同じタバコを吸いたいと言うオタク心からきたものだ。
③はエベレスト級に難しい目標である。はたしてインターネット弁慶のわたしが仲良くなれるのだろうか…一抹の不安が残るばかりだ。

羽田空港に若干の渋滞に巻き込まれつつもなんとか到着。待ち合わせ場所に向かう。TCTの札を持ったお姉さんたちがいた。助かった。どうやら早く着き過ぎてしまったようで前の人の時間を聞かれる。「次の時間です、早くつきすぎてしまって…」というと、「遅れるよりかは全然!今なら窓側の席か、通路側の席か選べますけどどうですか?」と聞かれ、窓側を選択、どうせなら5年ぶりの飛行機、窓側に座りたいものだ。

チケットをいただき、荷物を預けた。さすが羽田空港、人が多い、フォロワーも見つからない。山口発ならonちゃんやシナモンくんを持ってる人がいたのかな~なんて思う。荷物を預けた先には喫煙所があったので速攻で入る。
そういえば行きしなに北海道物産展なるものでビールが飲めるとあったな…時間まで少しあったので、北海道物産展でビールをいただくことに。

北海道物産展でのビール、美味しかった。

ビールを飲んでいるとフォロワーから連絡があり、「もう保安所にいますよ~よければ会いましょう~」と素敵なお誘いがあったので、保安所に向かうことに、保安所では無事にフォロワーにも会えて安田さん談義で盛り上がる。これは楽しいぞ…一人旅で心配だったわたしの心を癒やしてくれた。

そして飛行機に乗り込む、わたしは久しぶりの飛行機、ドキドキしながら待ってるとバスに乗れとの指示が、バス…?どうやら飛行機の発着所に行くのにバスに乗るらしい。はじめての体験だ。バスに揺られて数分、飛行機の前につく。

真っ黒でかっこいい

真っ黒でかっこいいスターフライヤージェット。席についてゆっくりしてると、席違いますとと指摘を受ける。ちょっと恥ずかしかった。おそらくもう酔ってたのかもしれない。いや、緊張だろう。
飛行機に乗ってる間はツアー客で固められてるのでお話できるかな?なんて思ってたけどそんなこともなく、事前にダウンロードしていたドラマを見て過ごすことに。約1時間15分ほどのフライト、快晴だったので外の景色もきれいだった。

無事、山口宇部空港につきバスの号車ごとに並べられ、当日の更に詳細な情報を手渡される。早速中身を覗くと二日目の喫茶ヤスダの整理券と三日目のツーショットの整理券が。いよいよ安田さんに会えるという現実味が帯びてきた。ワクワクする。

秋芳洞

山口宇部空港から秋芳洞まではバスで行く、わたしはこのときひとつ後悔をしてしまうのである。それはバスの隣を空席にしてしまったことだ。飛行機での一件でもしかしたら国民(安田顕さんのファンの総称)さんはお話するのが好きではないのかもしれないと日和ってしまったのである。ここから宴会場まではぼっちの旅が始まるのである。

半ばあきらめムードで窓の外を見ていると、添乗員さんから「安田さんからのメッセージを流します」とのアナウンスが、え?メッセージ?そんなこと事前にあった?(ない)びっくりしながら平静を装って耳を傾ける。そして安田さんの声が聞こえる。どうやら、みんなが来る前の日には安田さんは現地についており、そこで録音されたものらしい。ラブドールの印象が強いアダリティあふれる内容でした。文章にするとまぁまぁ酷いので、想像してください(笑)

そんなこんなで秋芳洞に到着。あたりまえだが一人参加が多いこの号車、他の参加者との距離感がなんか変である。本来であればここで友達を作るべきなのだが、難しかった。途中、足場が濡れていて滑ってしまったのだが、その時大丈夫ですか?と声かけられたぐらいでそれ以降話も進まなかった。悔しい。コミュ力がほしい。

それはそれとして、秋芳洞はきれいだった

秋芳洞は約1時間ぐらい下り坂を歩いたのだけど、上りコースじゃなくて本当によかった。上りコースだったら足が、足が、死んでしまいます。秋芳洞は年間17度になっており、夏は涼しく、冬は温かい仕様となっている。歩くとちょっとじんわり汗をかいたけれど、心地よい運動量だった。
すべて降りきったあとは商店街があって、そこで夏みかんジュースをいただいた。ソフトクリームか迷ったが、こぼしそうだったのでジュースに。その時周りでは一緒に写真を撮ったりしていてちょっとうらやましかった。いや、すごく羨ましかった。
ファンクラブツアーに参加する人には声を大にして伝えたい。最初のほうに気になるあの子を見かけたらすぐ声をかけること!

ちょっとしたこぼれ話なのだが、商店街のソフトクリーム屋さんは家族経営だったらしく、急に260人の大軍が秋芳洞の商店街に訪れたものだからびっくりしていたらしい、耳をすまして聞いてみると「あの、大泉洋といっしょにやってる人のツアーをやってるんだって」とのこと。さすが大泉さん。人気である。

秋芳洞の商店街を抜けてバス乗り場に行くと喫煙所があり、ヤニカスのわたしは早速タバコを吸うことに、タバコミュニケーションを実行しようと思ったのである。号車は違う方だったが、少しお話することができて嬉しかった。

タバコを吸い終え、バスに乗りゆらゆらりと宴会会場になる大谷山荘へ、わたしが泊まるホテルではないのだが、ツアー中の夜ご飯と三日目のツーショット、朝食はこちらでとるらしい。大きな高級ホテルなので御飯は楽しみのひとつであった。

宴会場に向かっているなか、ひとつの通知が。わたしは安田さんのツイートを見逃さないため、必ず通知をとっている。安田さんがツアー中にツイートをしたのだ。

いつもは、恥ずかしくて返信をしないわたしだが、今日は返信しようと思い、なんども返信内容を考えては消してを繰り返していた。期待しているってなんだ…?会えるだけでこちらは𝑽𝒆𝒓𝒚 𝒉𝒂𝒑𝒑𝒚である。とりあえず寝かせてあとで返信を送ろう。そう思い、会場まで向かった。

宴会

会場につくと、宴会での席ぎめのくじが用意されている。わたしたちの号車は比較的最後の方に宴会場に到着したため、くじは少なくなっていた。ただ、残り物には福がある。ということでくじをひく。そこには漢字一文字と番号が振られている。これだけじゃ良席かどうかはわからない。

宴会の準備まで、少し時間があるとのことでわたしは着替えをすることに、この日のために購入したツアーTを着ようと思ったのだ。
そのとき、キャリーバックを見てくれた国民さんがいた、その節は本当にありがとうございました。ツアーTに着替え終わり、キャリーをバスに預けて更に宴会場の準備ができるまで待つことに、その間に出てきたしそジュースがとっても美味しかった。あれ売ってなかったのかな。また飲みたい。
しそジュースを飲みながら、そういえばリプライをしなくちゃと思い安田さんにリプライをすることに。

思えば脳筋リプライである。あまりにも荒々しく乱暴なリプライだと振り返って思う。まさかこのリプライがあんなことになるとは、そのときは知る由もない。

そして宴会の準備ができる。タバコを一本吸い、自分の座席を探す。なんと前から3列目。ち、、、、近い・・・・。なんという良席。ツアーにあたっただけで御の字なのに、こんなミラクル起こっていいのか?と甚だ疑問に思う。自分の席に座ると豪華な御飯が、さすがお高い値段を払っただけある。

ふぐのお刺身と車海老のお刺身がめっちゃ美味かった

素敵な料理に舌鼓を打ちながら、国民さん・子猫さん(大泉洋さんのファン)とお酒を呑みながら談笑。ステージが近いという意味で良席だと思ったが、ここでの出会いも本当に楽しかったので良席超えて良良席はなまる満点のお席だった。

談笑中はどうして安田さんを好きになったのかとか、安田さんのこういうところが好き等といった話で盛り上がり、日本酒をいただいた。そして日本酒はこの会場から消えたらしい。さすが国民、呑兵衛である。
半ば安田さんがステージに上るというのも忘れておしゃべりと素敵なお料理を頂いていたら突如流れる「安田国家」。そして会場からは黄色い声援が、なんと安田さんが登場したのである。
会場をぐるりと回りながら登場する安田さん。なんとお席の近くまで来てくれた。

””人生初生安田顕””

前述、死の笛を観劇することができなかったわたしなので、これが人生で初めて見る安田さんなのである。「ヒェ…」と声にならない声を上げてしまった。それでも一生懸命手をふるわたし。安田さんは丁寧に一人ひとりにお辞儀をしていった。丁寧な人である。

そういえば安田さん「50歳のケンちゃんでーす!」といいながら登場していた。これは9年前の佐渡ツアーで宴会で登場したときの一コマ「41歳のケンちゃんでーす!」のオマージュである。嬉しすぎた。できる限りの予習をしたかいがあった。

壇上に上がる安田さん、おもむろにスマホを取り出し、Xを開いた。
「わたくし、こんなポストをいたしました。いまから頂いた返信を読もうと思います」(意訳)
返信読まれるなんて、どんな徳を積んだらいいのだろうかとぽへ~としながらハイボールを頂いた。どんどん読まれていくリプライ。そこで一言。

「続いては、はなさん。『宴会会場に到着して、シソジュースをいただいております! 期待してるというか会えるだけでベリーハッピーです!』ありがとうね~しそジュースを頂いたんですね~」

一瞬時が止まった。何が起こっているのか理解ができなかった。推しが、自分の名前を呼んだ…?そんなことがあってもいいのか…?呑んでいるハイボールの味がしない。そしてしそジュースのくだりで会場が爆笑していた。なぜ?

半ば混乱しながらも宴は続いていく。わたしの頭の中半分は安田さんに名前を呼ばれたことでいっぱいだ。
そしてゲストの小橋亜樹さんの登場。アキちゃんについては、正直このツアーに来るまであんまり知らなかった。(本当に申し訳ない)でもこのツアーでアキちゃんが大好きになった。安田さんと絡んでるときもいい表情するし、トークやMC力がすごい。一瞬で虜になった。北海道に住んでいたらアキちゃんの活躍をもっともっと見れるのにな~と思い、アキちゃんのInstagramをフォローした。

アキちゃんと安田さんの絡みをみながらお食事もいただくというなんともせっかちな行動をしていたら、「ヤスダウルトラクイズ」が開幕した。
このウルトラクイズ、予選はメールにて事前に送られたGoogleフォームが対象だった。クイズの内容は伏せるが、ほとんどフィーリング問題であったため、これを高得点で叩き出した人間は本当にすごいことなのである。
予選に勝ち抜いた猛者たちが壇上に上がる、そこでもびっくりすることが、今回、バスの号車ごとに代表者が決められるのだが、宴会の前に着替えに行くのにキャリーを見守ってくれた方が、自分の乗っていたバスの代表者に…!こんなこともあるんだなと思い、一生懸命応援した。

そしてヤスダウルトラクイズ、優勝賞品が気になるところである。事前に告知されていた内容は優勝したバスの乗客全員に特別なお土産がもらえるというもの。ただそれだけじゃ優勝者の特典がないということで(?)当日になって優勝賞品が発表されることに。
そこで発表された優勝賞品は、「安田顕と混浴」でした。

混浴・・・・?

どよめく会場、壇上の代表者の方々は口を抑える。推しと混浴、パワーワードがすぎる。
まぁご時世がご時世なのもあるので「安田顕と混浴」または「安田顕と二人っきりのディナー」ということで場は収まった。
しかし安田国民、混浴とディナーどちらがいいですか?と聞かれ、大半が混浴と答える。わたしももしその場にいたら混浴を選択してたであろう。面白そうだし。
クイズの内容は、今まで安田さんが出演されたドラマやゲームなどの問題から、安田さんが昔働いていた職種などバラエティ豊かであった。わたしは予習したかいがあったのでだいたい答えられて嬉しかった。

優勝者も決まり、安田さんが「混浴と二人っきりのディナーどちらがいいですか?」と改めて聞くことに、やけにディナーを強調する安田さん。
優勝者の方が「混浴で」というと食い気味で「ディナーですね!!!」と豪語する安田さん。そのあとものらりくらりと混浴をかわし、ディナーに落ち着かせた。会場はブーイングの嵐である。「なんで俺のツアーでブーイングを受けなきゃいけないんだ!!!」とご立腹の国王(安田さん)。なんともかわいい。そして大声で「いいですか、あなたはヤスダウルトラクイズに優勝して、安田顕に詐欺にあいました!」と笑いながらいう。
会場も笑いの渦に巻き込まれ、安田さんの詐欺に納得。ここでヤスダウルトラクイズは閉幕したのであった。
改めて代表者のみなさんお疲れ様でした!楽しいひと時をありがとう!

続いては、質問コーナー、およそSNSでは書けないようなお酒での失敗談から、人生の確信をつくようなお答えまで、おそらくヤスダウルトラクイズでのびてしまったので駆け足になってしまったのが印象として残った。
安田さんの質問の答え一番こころに刺さったのは「あなたはあなたの人生の主人公なんだよ」というお言葉。わたしは、何をするにもコメディリリーフをしがちで、人生誰かの脇役だと思っていた。それが一変覆すような一言だった。多分他の人に言われても刺さらなかったと思う。安田顕さんだからこそ刺さったのである。言われたときはなんとなくピンとこなかったが、このツアーを通じてじわじわとその意味がわかった気がする。わたしの人生、私自身が主人公でいいんだ。これ以上の言葉はないと思った。

さて、宴も酣、宴会の終了の時間が近づいてきたのである。あっという間だった。アキちゃんが歌を歌ってくれて、最後は「毛布になりたい」を歌いながら会場をぐるりと回る。

安田さん、最近目が悪くなっている(老眼)そうなので、手元の紙を遠ざけながら歌ってた。𝑪𝑼𝑻𝑬…♡
安田さんが退場して、JTBの添乗員さんから、「時間が押しているので早めにバスに戻ってください!」とのこと。
急いで一服をし、バスに戻る。バスに揺られ、泊まるホテルの楊貴館に到着する。ここで相部屋の人たちに会うのである。宴会の余韻に浸りながらも心はドキドキである。

部屋のドアを開けると、自分がいちばん最後だった。こんばんは~と挨拶するとそこには宴会で同じ卓だった子が!260人いるツアーでこんな奇跡があるのかと思いびっくりした。

とりあえず、お風呂が閉まる時間まで間もないとのことで急いで荷解きをしてお風呂に向かう。わたしはサウナや大きなお風呂が好きなのでとても楽しみにしていた。
メイクを落とし、体を清め湯に浸かる。なんととろとろな湯である。お風呂に浸かりながら、同室の子と談笑。好きになって半年ぐらいでというと驚かれる。まぁ当たり前だ。

お風呂から上がり、部屋に戻る。意を決してわたしはこんなことを言ってみた「お酒おごるから、ちょっと飲まない?」もしかしたら明日のために早く寝たいかもしれない、けど仲良くなりたいが勝ってしまったのである。結構みんな「おごり…いいの?」って感じだったが、いいよ~と一言。

お酒の自販機でお酒を購入し部屋で飲む。みんなで安田さんのどこが好きか、好きになったきっかけはとか、あの安田さんがいい!などお話した。
ここでの出会いが素敵な御縁になったことは間違いないだろう。これもひとえに安田さんに感謝である。一人旅を覚悟していたので、仲良く慣れて本当に良かった。ありがとう。

晩酌もそこそこに、わたしたちは寝ることにした。明日も早いのである。

2日目

朝、全員が同じ時間に目覚ましをかけたので爆音が部屋に鳴り響く。朝が弱いわたしであるが、この日はすんなり目覚めた。
カーテンを開けると、昨日の夜は見れなかったオーシャンビューが!

めっちゃ綺麗だった

すげ~~~~~~~!!!!!!と心のなかで叫び、部屋のみんなにも見てみて!と誘ってみる。みんなで綺麗だねぇと言いながら風景を眺める。

朝ご飯の前に、お風呂に入ろうということで、お風呂に直行する。どうやら昨日と違うお風呂の湯だったそうで、その違いを楽しみながら湯船に使った。お風呂もそこそこに朝ご飯会場に向かう。

卵焼き美味しかった

朝ご飯を食べ終え、化粧をする。朝の番組をみながら時間まで待機、今日は喫茶ヤスダに行ける。どんなことが起こるんだろう、と内心ソワソワしていた。
この日は6つの観光地を周る。回る順番は当日まで秘匿とされていた。
一応前日までにホームページなどで調べていたが、実際の場所とは印象が違うだろうと思い、ホームページをサラッと見るだけにした。

準備を済ませ、バスの時間になったのでみんなでバスに向かう。添乗員さんからは当日の回る順番を発表される。回る順番は以下の通りだった。

  • 喫茶ヤスダ(SWEET AS)

  • 金子みすゞ記念館

  • 海鮮村北長門(昼食)

  • 元乃隅神社

  • せんざキッチン

  • 青海島観光汽船

なんと、わたしたちの号車は喫茶ヤスダが一番最初であった。朝イチから安田さんを拝めるのである。事前情報がない…何が起こるのかわからない。だが、それが旅のいいところである。

喫茶ヤスダ(SWEET AS)

バスに揺られ喫茶ヤスダに向かう我々。最初に安田さんに会えるのである。みんな内心ドキドキしっぱなしだっただろう。わたしもそうだったのである。
バスはどんどん喫茶ヤスダがあるSWEET ASに向かっていく、同室の子と「どんな感じなんだろうね~」と話していた。事前の告知では、「安田顕セレクトの音楽と美味しいお飲み物をお供にみんなでお話しましょう。
今回限りの「喫茶安田」をお楽しみください。」と書かれていた。
わたしはこのとき、ビートルズの話をするのかなと思っていた。
バスが到着するとき、窓を見ると安田さんが手を降っている!みんな黄色い声援をあげてボルテージはマックスに、このときタバコをすっていたらしいが、わたしは見ることができなかった。無念である。

バスが到着し、整理券ごとに並ぶ。わたしは最後の方だったので、スタッフの方に整理券を渡すのかななんて半ば楽観的に思っていた。
どんどん列が進む、入口に入るとなんとそこには安田さんが…!こんなことあるなんて思ってなかったのでびっくりする。
安田さんは一人ひとりに金子みすゞさんの詩集を渡している。ドキドキしながら、順番を待つと安田さんが目の前に…朝イチだったこともあったので思わず「おはようございます!」というと、爽やかスマイルででもちょっと圧倒されたのか、「…おはようございます」と返してくれた。

詩集を受け取ったあとは、各自飲み物を取り、テーブルに座る。飲み物はコーヒーを選択した。バスの号車ごとだったので昨日の宴会とは違い、少人数構成になっている。
安田さんが壇上に上がりトークをする。一日の日程を改めて教えてくれた。
「みんなは一番最初なんだね~」と微笑む安田さん、眩しい。
安田さんはトークのあとに、金子みすゞさんの詩集から何篇か詩を朗読してくださった。そのあとに、私達に感じたことを問いかける。
挙手制で当てられた人が詩の感想をいう、それを穏やかな眼差しで聞く安田さん。対話が生まれる。癒やしの空間が広がった。

その後、集合写真を撮影した。最初のグループだったので特にポーズ指定とかもなく、速やかに行われていく。まるで修学旅行だ。
集合写真の撮影が終わり、手を降って見送ってくれる安田さん。

これが終わってすぐツイートした内容。昨日から安田さんの過剰摂取で頭がおかしくなるかと思った。

金子みすゞ記念館

さて、バスは揺られ金子みすゞさんの記念館に向かうという。今回は安田さんがかねてより憧れていた金子みすゞさんの聖地を巡るというもの。
わたしは金子みすゞさんに関しては小学校で学んだ程度、あとは東日本大震災のときのACのCMで流れていて知っていた程度だった。

事前に安田さんからおすすめの詩などを喫茶ヤスダにてお伺いしていたのでこの順番は好都合であった。

金子みすゞさんの生前暮らしていた金子文英堂を模した部屋が入口にあり、その風情に驚いた。こんな素敵な場所で素敵な作品が生まれるのか、と思った。
二階には金子みすゞさんが実際に使用していた部屋を模した部屋があり、少し暑かったが、ここでしか見れないものがみれた。
離れには、金子みすゞさんの生涯を展示された展示館があった。どのように暮らし、どのように作品を生み出してきたかがわかる素晴らしい展示だった。

特別展示会では金子みすゞさんとアンパンマンや手のひらを太陽になどで有名なやなせたかしさんの展示があった。こちらも大変、勉強になった。

写真もっと撮っとけばよかったな~

海鮮村北長門(昼食)

2つの観光地を回った我々、ちょうど小腹が空いてくるところである。
バスで向かうのは海鮮村北長門、こちらにしか売っていないお土産もあるそうなので楽しみだ。

わかめが練り込まれたうどんが美味しかった

こちらで出されたもので一番美味しかったのはしそわかめのふりかけである。ソフトなふりかけでしそとわかめの風味がしっかり効いてる。
これを買えばよかったのだが、購入するのを忘れてしまった。悔やまれる。(のちにファンクラブ限定で買えることになったのでCUEさんには足を向けて寝れない)
御飯を食べ終わったあとはおみやげコーナーを物色。
お魚せんべいの試食があったので食べてみるとめっちゃ美味しい!これを勝って帰ろうと思い購入。あとは会社にお土産などを購入した。
あとホテル帰ってみんなで食べようと思った「吉田松陰チップス」も買った。これがまぁ美味しかった。

元乃隅神社

お次は神社に向かった。この神社、「商売繁盛、大漁、海上安全、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就の大神」と言われるほどすごい神社らしい。景色もきれいで、CNN「日本の最も美しい場所31選」にも選ばれているらしい。

というわけで到着。

本当に綺麗だった

思わず、ため息が出てしまうほどの絶景に圧倒されてしまった。鳥居がこんなに並んでいるのはなかなか見れるものじゃない。
同室の子と一緒に巡ってみる。ここは一旦下ってから鳥居の中をくぐって登っていくのだが、お日柄もよく死ぬほど汗をかいてしまった。
途中、足元が不安定な岩の上を歩いていくのだが、酒の飲み過ぎで足を負傷しているわたしにはとてもきつかった。
ヒィヒィ言いながら岩を下ってるとみんなから心配された。
鳥居をくぐると一番どでかい鳥居にたどり着く。ここでは下から上に小銭を投げてそれが入れば成就するというものであった。5回ほどトライしたが難しかった。ので下にあるお賽銭箱に入れた。
その後はおみやげ処で涼み、バスへと戻ったのであった。

せんざキッチン

せんざキッチンは道の駅、大きなショップになっていて突き抜ける空がとても印象的だった。写真を撮るのを忘れてしまったが…。
バスの中で、旅先で同じ部屋の人と仲良くなったのをいいことに、部屋のみしようと提案。せんざキッチンの近くにはローソンがあったのでそこでお酒を購入。もちろん濃い目のレモンサワーだ。
500mlを2本と今飲みたいから1本かったらちょっと引かれた。当たり前である。「今から船乗るのに大丈夫?」「あっ…(プシュ」そうだ船に乗るんだった。まぁ大丈夫だろうと思い呑みながらせんざキッチンをウロウロ。そしたら「ゆずきちサワー」なるものが!試飲会をしているのでお酒飲める組で呑んでみることに、これは美味しい…!二本かごに入れウキウキで店内を回る。
みんな各々、好きなものを購入していく。そしたら同室の子から、「昨日奢ってもらったしここは奢るよ~」といってもらえた。金額が一緒だったためお願いして奢ってもらうことにした。ありがとう。酒はうまい!

青海島観光汽船

せんざキッチンの買い物を済ませ、我々は船に乗ることに、この船なんとくじらの形をしているのだ。なんともかわいい。

わたしが乗ったのは青い機体だった

船に乗って出港!ゆったり進むものなのかなって思ったら意外と早くてびっくりした。
どんどん進んでいく船、水しぶきがまるでスプラッシュマウンテンのようだった。

船から撮った景色

途中、洞窟の中に入るのだが、秋芳洞と同じく少しひんやりした。
ここは、天然の美術館と言われるほどの絶景スポットだったらしく、もっと写真を撮っておけばよかったと後悔するのであった(2回目)
洞窟の中に入るときは外のデッキに出てもよかったのでデッキに出てみた。
が、あまりの揺れと速さにビビり早々に中に戻ってしまったのである。
途中、水漏れが起こっており、みんなでティッシュを押さえつけたり拭いたり大変そうだった。

安田顕朗読会

さて、本日のメインイベント2である安田さんによる金子みすゞさんの朗読会が始まります。
安田さんの生のお芝居を見たことない私ですが、これが広義でのお芝居であろうと思う。座席は後ろから二列目のど真ん中。舞台を俯瞰して見れる良席である。あと、チケットの柄がめっちゃ可愛かった。
会場ではゆったりとしたピアノが流れている。まだか、まだかと待ちわびながらも、このゆったりとした時間もなんだか心地よい。
ちょうど、曲がフェードアウトして、もうすぐ始まるぞ…と会場に緊張感が走る。…が、また曲が始まった。みんなで爆笑。
おそらく演者さんたち、スタッフさんたちびっくりしてたんじゃないかな。

そして、緞帳があがる。安田さん一人での登壇かなと思ったら、そこにはセーラー服を着た少女たちと、ピアノ(ピアニスト)と、安田さんがいた。
誰かが、「株主総会」といってたけど非常に的を得ていると思った。

広義で言えば、これは生のお芝居。初めて、安田顕の生のお芝居に触れられる。
安田さんが詩を読む、それをみすゞ少年少女合唱団が歌う。あたたかい雰囲気に会場は圧倒された。
正直、場の雰囲気に圧倒されてしまったのと、初めての安田顕さんの朗読。昨日からの過剰摂取に私の頭の中のキャパは限界を迎えていて、何を読んだのか、覚えていない。
ただ、詩の一つ一つの言葉はスッと入ってきた。心に何かが刻まれる。そのような気がした。

安田さんのあたたかさに触れた。そんな素敵な朗読会だった。

宴会

バスで大谷山荘へ戻る。心做しか、バスの中は余韻で包まれていて、あまり話をしなかった気がする。きっと一人ひとり思いがあって、それを噛み締めていたんだと思う。
さて、余韻に浸りながら、宴会へ。JTBの旅程にはこの日は安田さんはでませんよ、と書いてあったので緊張もほぐれていた。
(そりゃ昨日の優勝者とディナーだもんね)
席は3列目。お料理が並んでいる、今日は瓦そばだ。

瓦そばうんまかったなぁ

優勝者がスタッフに手を引かれ宴会場から退出をする。みんな「いってらっしゃ~い」と大声でお見送り。なんとも優しい国民たちである。

同卓の方は、結構歴の長い人たちで貴重な佐渡ツアーの話など聞けてよかった。佐渡ツアーのツーショットも見せてもらって、歴史を感じた…。(推しの歴史に弱い人間)

途中、トイレに行った同卓の方が一言。
「何とは言わないけど、トイレ行くなら早いほうがいいかもしれない」

な・・・・・・に・・・・・・?そんな匂わせある・・・・?

一人ちんぷんかんぷんな私にみんなは「なるほどね~」という感じで頷く。
なにがおこるんだ…。

一日目同様、飲み放題だった宴会ではまたもや酒がすべて枯れたご様子。
私は飲み放題なのをいいことにしこたま飲みまくった。明日のことを考えたほうがいいと思う。

そして、安田さんの声が聞こえる。安田さんの、声が。
そう、サプライズで、安田さんが登壇してくれたのだ。優勝者は手を引かれている。もちろん、アキちゃんも一緒に。

優勝者とは、「いつから好きになってくれたのか」とか「プロレスの話」をしたそうで。それはそれは楽しい時間を過ごせたんじゃないかなと思う。
私も自分のことのように嬉しかったし、優勝者さんも素敵な思い出になったんじゃないかなと思う。

正直、脳内のキャパがオーバーしていたので記憶が曖昧で…。写真を振り返っていて思い出したのだが、安田さんは我々に「ありがとう。本当にありがとう。」といってくださった。お礼を言いたいのはこっちの方だよ安田さん。

そういえば、アキちゃんがツアー中に好きになった私は、宴会中、ずっと「アキちゃーん」って叫んでいた。
アキちゃんの笑顔が本当に眩しかった。

宴も酣、お食事が終わり、それぞれのホテルに帰る。
久々の旅行と安田さんの過剰摂取で疲れた私は、お留守番含め、ホテルのお風呂に入ることにした。
明日はツーショット大会だ。

みんながお風呂から戻ってきて、安田さん談義に華を咲かせるその前に…
みんなで見よう!「シナモンと安田顕のゆるドキ☆クッキング」!!!
なんと、ツアーの日と放映日がピッタリ重なった、ゆるドキ☆クッキング。旅程的にリアルタイムで見れなかったので、みんなでワクワクしながら視聴をした。きっと別の部屋の人達も同じ感じだったんだと思う。

結局、その後も安田さん話に華が咲き、寝るのが1時になっていた。
明日は、メインイベントのツーショット。
深く深く私は眠りに落ちていった。

3日目

朝食

朝起きた。夢で安田さんを見た。とにかく朝が弱い私は、ギリギリまで寝ることにした。
みんな起きて支度をしている。私も支度をトボトボ始めた。

朝食会場につき、朝食を見る。緊張のあまり、吐き気を催した。水をしこたま飲み、少しずつ朝食を口に運ぶ。味が…しない。
一口食べ終わるごとに、ため息をついては天を仰ぐ。こんなに緊張したのは生まれて初めてだ。(正直一番でかい箱に出演したときよりも緊張したよ
天を仰いでいたら同室の子に「こっちまで緊張移るから!!!」を言われてしまった。失敬。

このあと全てがゲロになった。

帰り支度を済ませ、バスで大谷山荘へ向かう。みんなの緊張が張り詰めている。そりゃそうだよね。大好きな人に会うんだもんね。
バスでもわたしはため息をついては天を仰いでいた。そして「こっちまで緊張移るから!!!」と言われる。

ツーショット大会

大谷山荘へ到着後、帰りのバスの号車ごとにトランクを置く。
初日に渡された整理券の順番に並ぶ。なんと私達は最後のグループだった。
大きな部屋に案内され、パーティションで区切られている。椅子が並んでおり、そこに並んで座った。BGMは和風なCUEソング。

ドキドキが止まらない。私と同室の子はずっと手を繋いで心を落ち着かせていた。
もう少しで安田さんに会えるんだ。

5人ずつぐらいで呼ばれ、列に並ぶ。直前には鏡が用意されていて、最終身だしなみをチェックできた。

次の人どうぞ!とスタッフさんに案内される。

ここからのレポは𝕏(旧:Twitter)にアップしたものと同じなのでそちらのリンクを貼らせていただく。

…。今思い出しても、情報量がえぐい。(2024/12/13)
ツーショットって普通は、一言二言しか話せない。それを覚悟して私は「煙草の銘柄」を聞くことだけに焦点を当て、毎日練習をした。
それが、この量。アクシデントにもほどがある。

正直、パニックになりすぎて、龍が如くのくだりとかは早口になってしまっていた。そして洋服を褒められると思っていなかったので、びっくりしてその場で横転するかと思った。
ちなみにですが、当日着用していたお洋服のブランドはkemioさんのアパレルになります。私の中での一軍の服だったので、安田さんに褒められて嬉しかった。(今思えば話す内容がなくて話を振ってくれただけかもしれないけど)

今、撮影をした写真を見てみたら、案の定ガッチガチに緊張してて顔がひきつっていた。もう少しうまく取りたい。安田さんは安定の美しさだった。

撮影が終わって昼食会場へ、今回は同じ部屋で食事を撮ることに。
席には茶封筒が置かれていて、開けると安田さんからささやかなプレゼントが。粋な演出に涙が出そうになった。

食事を進めながらそれぞれのツーショットについて語り合う。こんなこと話したとか、こんな対応だった!とか。それぞれの思い出を共有することができた。

そして、ツーショット写真が配られる。みんな封筒を開けて叫ぶ。推しとのツーショット。破壊力がすごい。
みんなで見せ合う。各々の思い出を知っていたから、素敵な写真に心が暖かくなった。大好きな安田さんに会えて、ツーショット撮れてよかったね。

そしてバスの時間が差し迫ってきた。私の同室のメンバーはみんなそれぞれ違うところから来ていたのでここでお別れのメンバーもいた。もう少しいたいという後ろ髪に引かれながら、私はバスに向かった。

バスに乗り込み、しばらくすると、安田さんとアキちゃんからのメッセージが。
3日間の思い出を振り返ってくれた。みんなありがとう。またね。って言ってくれた。そして、「キタミチ」で締める。

「ほらね、きっと、大丈夫」

今思い出しても泣きそうであるが、バスの中ではみんな泣いていた。楽しかったよね。さみしいよね。

空港につき、お土産を買ったりして、飛行機に乗り込む。
窓側の席だったので、涙を浮かべながら、山口をあとにした。

その後羽田についてからは意気投合した方としこたま飲んで思い出話に華を咲かせた。

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございました。
思えば、8月から筆を取って今日まで、少し時間がかかりすぎてしまったような気がします。
ツアーがあたってからは、先人の知恵を借りようと様々なレポを読み、FCツアーの動画を何度も見返した。古参の方には足を向けて寝られないと思う。

安田さんは優しい人だ。以前の記事にも書いたけど、私にとっては「聖人」のような人だ。
安田さんのあたたかさに触れて、優しさに心が震えた。
大好きが、もっと大好きになった。

同室の人も、同卓の人も優しくしてくれた。安田さんがつなげてくれた全てのご縁は私にとってかけがえのない宝物になった。

安田さん、本当にありがとう。
またね


いいなと思ったら応援しよう!