小学生向けユニバーサルデザイン講座 2021.12.12
有識者、健常者、A person with disabilities、高齢者、外国人、区役所職員が集まってのユニバーサルデザインまちづくりワークショップに参加。
今年度のテーマ:子どもに伝えるUDを考える
第5.6回テーマ
子ども向け新ユニバーサルデザイン講座を考えよう2
シナリオやプログラムを考える
1.視覚障害者、サポートしたい人、お互いの尊厳
前回参加したグループから移動して、視覚障害者へのサポートについて話しているグループに参加。
視覚障害者の方に「慣れている道だから大丈夫」とサポートを断られた時、心配だからそっと後ろから着いて行ったサポートしたい人。
無事目的地に着き「大丈夫でしたね」と声をかけたら「えっ、近くにいたの!」と視覚障害の方はびっくり。
この時、サポートする気持ちを否定しているようには小学生に伝わって欲しくない。
どう表現すればよいか?をディスカッション。
視覚障害者の方は知らずに着いて来られる気持ち悪さがある。「大丈夫です」と伝えた時は必要ないだけで、サポートしてくれること自体を拒否しているわけではない。
サポートしたい人は心配なだけかもしれない。
私は、相手の気持ちを考えることではないか、と思ったけど、
「相手の気持ちを考え過ぎるのは危険。決めつけてしまう」とファシリテーターの方の意見。
なるほどー、と思った。はっとした。
相手のことを考えているようで、きっとこう思ってるんだ、と決めつけてしまっているかもしれない・・・。
なので、対話すること。コミュニケーションが必要。
2.プログラムを考える
シーンから視覚障害の方がどう思っているか知ってもらうため、4パターンの寸劇を用意。
サポートは必要ないけれども、駅までの道を楽しくおしゃべりしながら一緒に行く
サポートを申し出たら大丈夫と言われたので、駅まで急いでいたので先に行った(視覚障害の方にとって問題ないことを伝える)
サポートを申し出たら大丈と言われたが、心配なのでそっと後ろから駅までついていき、着いたら声をかけた(知らずについて来られるのは気持ち悪くびっくりする)
車椅子の方がサポートを申し出、車椅子につかまり駅まで行った
自分も小学生も「知る」良い機会だな、と思った。