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A Language of Life

IT系ならWork from homeでオンライン上で仕事はやれる。プロジェクトは進められる。
でも日本文化にある「以心伝心」は、なかなか伝わらない。
会話をしていない時でも、その人の様子から伝わる「なにか」だから。
一定時間だけ切り取られたオンライン上だけでは、相手もなかなか察せられない。

異なる環境・価値観でのワーク」で去年1年悩んだけど、対面できないコミュニケーション上では、きっと、今までより自分の感情や考えていることを言葉で表現した方がいいのかもしれない。うまく。

半分まで読んだ本。

1. 評価を交えずに観察する

自分がどのような状態にあるかを明確に率直に人に伝えることが大切。
しかし、評価と観察をいっしょにしてしまうと、伝えたいメッセージを相手が聞き取ってくれる可能性が減ってしまう。
相手はむしろ批判として受け取り、反発する可能性が高い。

観察か、それとも評価か?
1.ジョンは昨日、理由もなしにわたしに腹を立てた
2.会議のあいだ、サムはわたしに意見をたずねなかった
3.おばと話すと、よく愚痴をこぼす
※見解は最後に

2. 感情を見極め、表現する

自分の感情を表現することが大切。
もっと容易に人と気持ちを通い合わせることができる。対立の解決につながる可能性がある。

感情を表現する
1.あなたがそんなふうに言うと、怖く感じてしまう
2.誤解されていると感じる
3.わたしには価値がない
※見解は最後に

3. 自分の感情に責任を持つ

自分の感情の奥では何を必要としているかを認識することが大切。
人の言動はわたしたちの感情を「刺激」するかもしれないが、原因となることは決してない。

何を必要としているのかを自覚する
1.あなたが仕事の書類を会議室の床に置きっぱなしにするたびに、あなたはわたしをいらいらさせる
2.あなたにそういわれると腹立たしい。わたしは敬意を必要としているのに、あなたの言葉がわたしには侮辱的に聞こえる
3.あなたが受賞して、わたしは幸せな気分だ
※見解は最後に

4. 人生を豊かにするための要求

あいまい、抽象的、漠然とした言い方を避け、肯定的な行動を促す言葉で要求することが大切。
とりわけ集団に対して何かを表明する場合は、相手にどのような反応を求めているのかを明確にしておく。さもなければ、非生産的な会話が始まってしまい、グループとしての時間を有効に活かすことができない。
相手に何かを伝える際には、相手から得たいものが明確であればあるほど、それが得られる可能性は高くなる。

要求を表現する
1.わたしの行動であなたが高く評価しているところをひとつ取り上げて、話してほしい
2.昨日の会議について、正直なところをわたしに話してほしい
3.わたしのプライバシーを尊重してください
※見解は最後に

まとめ

自分の必要としていることが満たされていないとき、観察し、感じ、自分が必要としていることを自覚し、さらに具体的な要求をする。
自分が必要としていることを満たすだろうと思われる行動をとってもらえるよう、人にお願いする。

さらに詳しく知りたい方は、この本を読んでみてください。
Nonviolent Communication: A Lnguage of Life

無題

見解

観察か、それとも評価か?
1.ジョンは昨日、理由もなしにわたしに腹を立てた
↑ 「理由もなしに」という言葉は、相手への評価であると考える
2.会議のあいだ、サムはわたしに意見をたずねなかった
↑ 評価をまじえずに観察だけが述べられている
3.おばと話すと、よく愚痴をこぼす
↑ 「愚痴をこぼず」という言葉は、相手への評価であると考える

感情を表現する
1.あなたがそんなふうに言うと、怖く感じてしまう
↑ 感情が言葉で表現されている
2.誤解されていると感じる
↑ 「誤解されている」という言い方は感情ではなく、相手のふるまいを話し手なりの解釈で言い表したものだと考える
3.わたしには価値がない
↑ 「価値がない」は感情ではなく、話し手が自分自身をどうとらえているのかを表現していると考える

何を必要としているのかを自覚する
1.あなたが仕事の書類を会議室の床に置きっぱなしにするたびに、あなたはわたしをいらいらさせる
↑ 話し手の感情の奥にある、自分自身が必要としていることや考えは明らかにされていない
2.あなたにそういわれると腹立たしい。わたしは敬意を必要としているのに、あなたの言葉がわたしには侮辱的に聞こえる
↑ 話し手は自分の感情への責任を自覚している
3.あなたが受賞して、わたしは幸せな気分だ
↑ 話し手が自分の感情のおおもとにある自分が必要としていることと考えはあらわされていない

要求を表現する
1.わたしの行動であなたが高く評価しているところをひとつ取り上げて、話してほしい
↑ 話し手が要求していることが明確に表現されている
2.昨日の会議について、正直なところをわたしに話してほしい
↑ 「正直なところを話す」という言葉は、要求している特定の行動を明らかにしていないと考える
3.わたしのプライバシーを尊重してください
↑ 「わたしのプライバシーを尊重して」という言葉は、要求している特定の行動を明らかにしていないと考える

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