聞き上手と話し上手、どっちでもなくていい
あ、改めて私って話し下手だし、聞き下手だな。
先日そう思った。
もともと人見知りのコミュ障だけども、人と毎日関わる仕事をしているだけにそれなりにコミュニケーションをとれるようになってきたと思っていた。
だけど、プライベートではそうでもないなということを先日思い知った。
コミュ障だけれども、聞かれたことには割と素直に答えられます。聞かれたことから、ちょっと広げて答えることができるようになったので、会話の糸口を少し出すこともできます。そこから、相手が話題を広げてくれればよし。それで大体はいけてた。
だけども、この間 久しぶりに仕事の後輩とプライベートで会ったときに、仕事の話からなかなか話題が広げられず、結局堂々巡り。
挙句の果てには、無言の時間もできちゃう。
あ~やってしまったなぁ、と思った。
お互い、あまり人と話すのが得意ではない。
だけども、ここで先輩である私がいい話題提供ができれば、きっと後輩も話しやすかっただろうにな、と帰り道 反省した。
話上手な人には2種類がいると思っている。
ひとつは自分の話を次々話せる人、もうひとつは相手の反応する余地を与えながら話す人。
色んな話を次々と話せる人はきっと、一般的な話し上手な人なのだと思う。自分のことに相手の興味を引き込み、飽きさせない。スパイスでくすっと笑えることも盛り込める。トーク番組の得意なタレントさんのような話術があるんだろうなぁと思う。
そんな人もとっても魅力的だし、そういう才能を持っている人なのだと思う。
でも私はその類の話し上手さんにはどう頑張ってもなれない。自分の話をするだけでも「上手く話せるだろうか」「伝わっているだろうか」と心配要素が多く、どうしてもどきどきしてしまう。
そんな私が目指すのに近いのは後者なのだと思う。
ちゃんと相手の反応を見ながら話題を途切れさせない人は、ある意味聞き上手さんかもしれない。
一方通行ではコミュニケーションとはいわないと私は思っている。「会話はキャッチボール」といわれるように、お互いがボールを持っている時間があることがよいなぁと思う。
だから、自分がずっと話している状態は理想的ではない。例え、主導権をもっていたとしても、ちゃんと相手にボールを与えるということをできるようになりたい。
自分の話をするのが上手な人になれない私は、自分の話はほどほどで相手の話を引き出し、楽しくなってもらう話し方ができればいいなと思う。
図らずも今よく出版されてる「話し方の本」はそんな視点も持ち合わせている気がする。
あとは、相手が話をするのが苦手な人であれば、おもしろくなくてもいいから、ゆっくりでもいいから、話ができたらいいのだと思う。
話し上手、聞き上手、だけではなくてうまく混ぜて場面によって切り替えられたら、同じ話で堂々巡りになることを避けられたかな。
小さなきっかけを拾っていって、相手に楽しかったって思ってもらえたらベストだし、何より自分がコミュニケーションをとることにずっと前向きでいたいなぁ。
そのために学んでいきたいなと思う最近。