既存住宅調査
(2016年の内容です)
調査当日、早朝から強い雨が降っていましたが
到着するころには上がりました。
熱すぎず寒すぎず、絶好の調査日より?
小屋裏は、左官王子こと豊田保之さんが担当してくださいました。
あとからお聞きしたのですが、詳細調査で一番きつい場所は小屋裏なのだそうです。
いろんな体勢で静止して書き込んだり、撮影したりするからだそうです。
なのに嫌な顔一つせず進んで小屋裏へ突入するお姿!さすが王子です!
ありがとうございました。調査後の汗だくのお姿を写真に残していないのが心残りでなりません。
おかげで、写真や動画もとてもわかりやすかったです。
外壁のクラックです。
多くの住宅で採用されていた、浴室の基礎をブロックである程度の高さまで立ち上げる工法だと、このように基礎の変わりめで亀裂が入ってしまいます。
その当時のスタンダードな工法なので我が家もこの工法です。
地震が来た時には要注意ですね。
外の劣化の調査をしてくださっている方は、福岡の ‟ののデザイン” 渡邉さんです。前日の懇親会でいきなり協力をお願いしてしまいましたが、快く引き受けてくださいました。
思っていた以上に調査は大変だったので本当に助かりました。
実は渡邉さん、宮崎帰りでお疲れだったのです。
なのに一日引きずり回してしまいました。ありがとうございました。
床下です。
地震の影響かと思われるクラックができています。
これは、ボードの釘が浮いてきているのだそうです。
これも、地震の影響で吹抜けのあるお宅に多く見られるようです。
吹抜けがある、つまり床がないと揺れも大きいようです。
ねじれを起こす要因にもなるとか。
床も大切なんですね。
皆の汗がしみ込んだ調査の成果品です。
大切に、大切に精査しております。
(不慣れで、少し時間がかかってしまっています。すみません。)
講師をされるほどの方々に協力していただくことができたこと、
とても貴重な経験で学びも多かったです。
九州にも住宅医の輪を広められるように頑張ります!
調査後、近くにある遺産を見に連れて行ってもらいました。
戦時中の陸軍高架水槽です。
左の壁に爆撃を受けた跡も残っています。
地震でも頑張って立っていたんですね。
「人とコンクリートは古い方がいい」と、「古い人」(?)から聞いたことがあります(笑)
新しくても「いい!」と言われるようにがんばろっと。(もうあたらしくないか(笑))
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