何気ない会話
「意味のない雑談が嫌いなんです。時間の無駄だと思います」
少し前に何気ない会話でこんなことをおっしゃる方がいらっしゃいました。その方は勉強熱心でストイックで尊敬に値すると思いますが、この発言には少し違和感を感じました。だってこの会話だって私にとっては意味ないし(笑)。そんなことは言えませんが。ただ「そうですか」と次には何も言えなくなりました。
比較的、あくまで全般的にですが男の人は結論のない会話を嫌います。自分の時間を奪われていると思うのでしょうか?何が意味があって、何に意味がないのか?もしくは、自分の発言には意味があるが他の人の話はたわいもないのか?人は多かれ少なかれそんな風に思ってしまうものかもしれません。
しかし、私は思います。「人は本音をなかなか言わない」と。他の人より無防備だと感じている私自身、本音は?となるとあまり語らないです。本音をさらけ出すのはある意味危険ですし、きっとバカみたいな感じになるでしょう(私だけかw)。
比較的、あくまで全般的にですが女の人は本音を雑談から読み取ろうとしていると思います。自分もそうですから、きっとみんなそうなのでしょう。そのことを感ずいている男の人は読み取られまいと「雑談は嫌い」と閉店ガラガラ~と心を閉ざしてしまうのではないでしょうか?
とはいえ、精神的に疲れているときには「雑談」が辛い時があるものですよね。
男も女も。
いいお医者さんは、患者さんを正面から見ないそうです。人は本音を言わないからです。気を許している瞬間を盗み見するそうです。入ってきた瞬間や、会話が終わって「はい、いいですよ」といった瞬間の表情です。実は、そんな瞬間見られてますよ。(だからと言って構えないで、お医者さんにはほんとの姿見せてください。)
ホリエモンこと堀江貴文さんは「電話してくる人とは仕事をするな」と言っています。私も少し共感できます。電話は人の時間を奪います。メールなら相手の都合のいい時間に確認してもらえます。
電話の方が楽なのか、一日何度も何度も電話があり困ることもあります。急ぎの仕事ならまだしも、仕事の愚痴なんかだと「それで、私は今何をすべきですか?」と無理やり締めくくったりします。あまりにしつこいのでしばらく電話をサイレントにしたこともあります(笑)「集中したかった(うるさかった)のでサイレントにしていました。」と伝えても、改善されなかった~(笑)。
きっと精神的に緊迫していたのでしょう。その思いを分かち合いたいのはわかっていますが、こちらも別の件で緊迫したりしているのです。「今電話いい?」の一言があれば「手短に。」とお願いできるのです。是非ともお察しを。
とは言え、私は雑談は大切だと感じています。そして雑談が好きなのです。
なので、打ち合わせ時間は多めに取ります。じゃないと、お互い本音が見えないままではいい仕事ができない気がします。意表を突いた時間泥棒的な電話は嫌いですが、面と向かってたっぷりと時間を割いて語り合いたいと思っています。それが結論のない一見無駄なような会話でもです。それは、あなたのことが知りたいからです。
そして打ち合わせ中、何件も電話を無視します(笑)