香港国際空港での14時間の話:前編
ひっさびさの中国出張。
以前は頻繁にあった中国出張もコロナ禍ではパッタリと無くなり、国内でぬくぬくと仕事に勤しんでいたのだが、ここに来てついに「中国行って来い」との指令が。
航空券は各自で手配するので、いつものようにエクスペディアでチケットを確保した。
異変に気づいたのは出発前日の午後。
ネットで事前チェックインの手続きをしようとしたところ、何度やってみてもできないのだ。
予約番号って、これだよね?何で??
とイライラしながら予約確認のメールを睨みつけていた私は、とんでもないことに気がついた。
名 前 の ス ペ ル が 間 違 っ て い る。
(例えば"GUMI"が"GUML"といった感じ。笑)
それも、結婚して途中から変わった名字ならまだしも、3⚫︎年間連れ添ったファーストネームのほうを間違えている。
凡ミス!!!
気づいた瞬間、頭が真っ白に、、とはならずに、頭が沸騰したように熱くなった。
とりあえず隣の部屋にいた同行する同僚にアワアワしながら事の顛末を伝え、まずはすぐに航空会社に電話した。
オペレーターに繋いでもらい、長い長い保留のあと告げられたのは、「申し訳ありませんが、私どものほうではお力になれることはごさいません」との言葉。
というのも、今回帰りの便はコードシェア便で航空会社が違うため運良く行きの便では融通を効かせてもらって搭乗できても、帰りは対応できない可能性が高いということだった。そうなったらなかなか大変なことになりそうだ。
丁寧な言い回しの意味を理解するのに時間がかかった。
ウム。
気を取り直してエクスペディアのほうにも問い合わせをしてみた。
こちらも長い長い長い保留を経て同じ結果に。
ちーん。
ということで今回取った予約は一度キャンセルして(キャンセル料2まんえん…)、もう一度予約を取り直すことに。
行きは同じ便が取れたのだが、帰りの便がほぼ満席で数十万円の席しか空いていないと。。。
という流れで、当初の航空券とほぼ同額のものを探して、今回帰りの便は香港経由、乗り換えに14時間というびっくり便を取ったというわけ。
しかも夜着、次の日の朝発という聞いただけでぐったりしてしまうスケジュール。
ちなみに香港には行ったこと、ない。
ぎゃー!!
まあ、とりあえず、中国出張には行けそう。
もう、こうなったら流れに身を任せよう。アドレナリンがドバドバ出てきちゃって大変だ。
オラ、ワクワクすっぞ!
後半へ続く。