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カミングアウトのタイミング

生まれつき、軽度難聴を持っている私です。

学校や職場の健康診断では「異常なし」と出てしまうので長いこと気づかず、

すっかり大人になってからやった精密検査で

「えっ!この音聞こえないの???」というお医者さんの驚きの言葉。


やっぱりそうか、そうだったんだ、と思いました。

それくらい、学校生活や職場で不自由な思いをすることが多かったのですが、

「聞こえないこと」によるものだと、自分で気が付きませんでした。

ですがなにかがおかしい、そう思いながら、なんとかやりくりして大人になっていたのです。


。。。そういう苦労談を書きたいのではありません。

障害というほどではないけど、あきらかに不自由。ボーダーラインぎりぎりの難聴との付き合い方で、

職場でいつカミングアウトするかが、大切である、

ということを言いたいのです。


今までの経験では、

聞こえないことによってトラブルが勃発して

人間関係で支障をきたしてしまって、信頼を失いそうになっているときが、

一番カミングアウトしたいのですが、

そういうときはあんまりうまくいかない。


あと、新しい部署に移動したりして最初に言ってしまっても、いい結果になったことがありませんでした。

最初から「障害者です」と名乗ることになってしまいますからね。


うまくいったのは、人間関係が良好なとき。

親しくしているお友達に最初に言ってみたときは、意外とうまく行きました。

皆で立って聞く全体朝礼の時など、前の方に誘導してもらえたりして、

「ちょっとだけ不自由」なことが、自然に広まっていきました。


なぜこういうことを書くかと言うと、

今回も、そうしようと思っているからです。

今行っている職場はまだカミングアウトしていないのですが、

4年目に突入した今、良好な人間関係が築かれつつあるので。

チャンスは今かもしれない、と思うのです。




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