暑さのしくみ
梅雨が明けるとすぐ、夏も本番ですね。
都会のマンション住まいの我が家は
夏の暑さ対策として、ベランダに「日よけ」をつけています。
数年前に青梅の山奥に行ったときに知ったのですが、照り付ける太陽の熱・日中の暑さは同じでも、
土とみどりが豊かな土地では、夜になると幾分涼しくなる。
土の少ない都会のマンション住まいでは、夜になって太陽の光がなくなっても、気温の下がり方が今一つです。
日中の太陽光に照らされたコンクリートが
夜になっても熱を放出せず熱いままなので、
熱帯夜となるのです。
この暑さを少しでも軽減するためには、
昼間、コンクリートにできるだけ太陽光をあてないこと
それで、ベランダに日よけをすることを思いついたのが、
一昨年の夏です。
南側のベランダに、100円ショップで買ってきた日よけをつけ、
午後の日差しを遮ると、結構な効果があります。
それから全室の窓を開け放して、風通しを良くし、
部屋の中に扇風機を置いて空気の循環をよくしておくと、
日中、外の気温が35度を超していても、
部屋の中は冷房無しで過ごせます。
これでウチでは2年前から、
真夏でも冷房をつることがなくなりました。
今はまだ7月ですが、日数の経過とともに
コンクリートの塊であるマンション自体が、じわじわと熱をため込んで、
だんだんと冷めにくくなってくるので、
夏は後半になるほど暑くなる。
、、、のですが、
今年も、何とかギリギリ乗り切れるのではないかと思います。
コンクリートほどではありませんが、
大自然が作り出す大地そのものも、熱をため込む性質を持っていて、
すこしずつ、じっくりと熱くなっていきます。
それで、太陽が最も長く出ているはずの6月の夏至よりも、
8月や9月の方が暑いわけです。
冬も同様で、太陽が出ている時間が最も短い冬至よりも、
少し後の1月後半から2月にかけてが最も寒くなります。
太陽によって暖められる地球はこのサイクルを繰り返しています。
こういうことって意外と知られていないのですよね。