グラフィックデザインの目を鍛える!有名企業バナー広告の凄さを勝手に分析してみた
Forte Inc.でグラフィックデザイナーをしている、Genki Suzuki(鈴木現起)です。
僕は、新卒で入社した会社ではマーケターをしており、その後にデザイナーにキャリアチェンジしました。
そのため、グラフィックデザイナーであるにも関わらず、意匠の部分にまだまだ課題を感じています。
そこで良いデザインをたくさん見て、分析し、アウトプットを行い、デザイン力をアップしようというのが、このnote執筆のきっかけになります!
今回勝手に分析するデザイン
今回は、こちらのLINE MOBILEのキャンペーンバナー広告を凄さを分析します。
*出典: LINE MOBILE
「ここが凄い!」ポイント
【デザインの目的】
キャリアの乗り換えを検討している人に、半額キャンペーンに興味を持ってもらい、クリック、詳細ページに飛んで申し込みをしてもらうこと
【凄いポイント】
情報設計:
① 「半額」の訴求ポイントが明確になっており、一瞬でキャンペーンの概要が理解できる
② 文字サイズの違いで、情報の階層構造がハッキリ分かる
③ 左側に文字がひとまとまりになっており、視線が散乱しないようになっている
レイアウト:
④ 全体的な縦横90度の直線で配置されている中に、本田翼とキャンペーン中の文字だけ斜めになっており、動きが出て楽しさを感じる
(甘いケーキばかり食べてる時に、ストレートティーを飲むと相性が良いみたいなイメージ)
⑤ 緑の色が変わる縦線が、大体横幅2:1の位置になっており、ダイナミックでありつつ、安定した感じをもたらしている(三分割法)
カラー:
⑥ 赤と緑が補色にあたるため、存在感・注目を引く、アクセントとして機能している
⑦ 白色を赤と緑の間に使うことで見やすさを保っている。(白を挟まないと、緑と赤の明るさが近すぎるため目がチカチカして見にくい)
⑧ 本田翼が赤色の服を着ていることにより、「半額」タイトル文字で使われている赤と結びついて、目が勝手に誘導される
詳細:
⑨ 半額の赤ちょうど半分になってて、視覚的・直感的にも半分の概念が表現されている
⑩ タイトル書体に角丸の書体が使用されており、親しみやすい・カジュアルな雰囲気が感じられる
その他:
帰り道に曲がり角から本田翼がこんな風に出てきて欲しい
終わりに
バナー広告はシンプルでスペースが限られてるからこそ、如実にデザイン力が出る気がしています。皆さんも追加のご意見や、「これは違うだろ!」っていうのがあればコメント下さい!
では、次回もお楽しみに!!