眞砂以田子 2016年8月25日 22:56 例えば宙を泳ぐたんぽぽの綿毛が彼女の肩に乗っただとか、それで充分だった。そんな些細なきっかけが、彼に火をつけた。要は誰でもよかった。ただ、自然の成り行きにすべての運命を押し付ける。僕のせいではない。そう思いたかったのだ。『犯行予告』 #小説 #冒頭 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート