Covid-19のワクチン接種後の死者数356人、751人という数字について

私はCovid-19のワクチン接種について慎重派で、現時点では子どもには接種の必要がないというふうに考えている者です。

しかし年齢や持病の有無などによっては現時点でも有益だし、今度の状況によっては、私自身接種が必要だと考えています。

つまり当然の話ですが、
「100%誰にでも危険なもの」「100%誰にでも安心なもの」なんていうものはこの世界にはありません。
そのなかでメリットやリスクを勘案して接種するべきか、しないべきかを判断するべきです。

Covid-19のワクチンに関しても当然そうで、「危険だから辞めろ」と声高に叫ばれるのはその方のご自由ですが、私としては"情報をきちんと出していただいた上で接種or非接種を自分で選べる"ほうが有益なのです。

ワクチンを接種したほうが良いか?という判断は、ワクチンの安全性のみでなく、そもそもCovid-19のリスク評価が必要です。
またワクチン接種後の死亡者数は、仕組み上どうしても増えてます。
現時点でも、亡くなっている方は1万人を越えていると思いますし、1年も経てば100万人近い人数になるはずです。
恐ろしいことではなく、Covid-19が出現する前の2019年でも同じ状況です。

その辺りの話に興味がある方は、こちらの記事をどうぞ。

またワクチン接種が進み様々な評価や考察が出てきています。

下記の記事は、ワクチン接種後の死亡者の年齢や死因などから分析されていて冷静で的を得た記事だと評価しています。


以降は、上記の3つの記事を読んだ方に読んでいただきたいです。

上記、記事を読まれた方ではおそらく以下の疑問が浮かぶと思います。

❶ワクチン接種後死者数356人とか751人というのは、どんな数字なの?
❷インフルエンザのワクチンより死亡率が250倍も高いから接種しないほうが良いの?
❸これから必要なことは?


❶ワクチン接種後死者数356人とか751人というのは、どんな数字なの?

新型コロナウイルスの陽性者が亡くなると、現場の医師は報告をしますが、その報告について厚生労働大臣からの指示は以下のようになっています。

画像1

つまり、"現場の医師"が「予防接種との関連性が高いと認める」症状で、「予防接種との関連性が高いと認める期間」に患者が亡くなると因果関係が不明でも死亡として扱われているのが、356人とか751人という数字になります。
その中の大半は、65歳以上の高齢者となります。
※留意事項として記述がありますが、今後評価を考えられる症状に関しては、報告基準に入っていなくても報告するようにとあります。


❷インフルエンザのワクチンより死亡率が250倍も高いから接種しないほうが良いの?

ワクチン反対派の人の投稿を見ると、「インフルエンザワクチンより死亡率が高く、危険で接種しないほうが良い」という指摘が散見されます。

しかし、この指摘は間違いです。

前述のように"報告基準を満たしていなくても積極的に報告する"というふうに報告基準が違うようなので一律に比較できません。
が、仮にインフルエンザワクチンより、コロナワクチンが副作用による死亡が起こりやすかったとしても、比較すべきは、「ワクチンを打たない場合の被害」と「ワクチンを打った場合の被害+ワクチンを接種するための負担」のどちらが大きいかであるので、インフルエンザワクチンより危険などと言うのは全くの無意味です。

具体的な数値で考えると、

60歳以上の方の
・陽性者数は、累計187,621人
・死亡者数は、累計12,368人で死亡率6.592…%
ワクチン接種回数、約6380万回。高齢者の80%以上は接種済み。
詳細な調査を行っていないものの、ワクチン接種の関連性が高いと現場の医師が認める死亡例(あるいは報告基準に入っていないものの今後評価を行うことが考えられる症状)が751件。大半が60歳以上の方。
ワクチンの死亡率は、751件/6380万回=0.00117…%

また感染時の死亡率が6.592%であることを踏まえると、60歳以上の方が約11,393人陽性になると、751人の方が亡くなる計算となります。

もし60歳以上の方が全くワクチンを接種していなかったら、今後1年で10万人以上の方が陽性者になるのではないでしょうか?

10万人だと仮定すると、6592人の方が亡くなることになります。
現状の751人という報告のなかには、因果関係なしとなるものも相当数あるはずですが、それを考慮に入れなかったとしても、ワクチンの効果が実感できるでしょう。

ワクチンの有効率、約95%であることを考えると、ワクチン接種でどれくらい、60歳以上の陽性者数が減るでしょうか?
その結果、どれくらい死亡者数減るでしょうか?


❸これから必要なことは?

コロナ禍は、ワクチンで明らかに収まりつつあります。
そこで今後、特に必要な5つのことをまとめました。

①ワクチンの副反応やマイナスの影響を減らすための実験や検証
Yahooの記事に記述がありましたが、大柄な人が多い国の人と同じ分量のワクチンを日本人に接種することの是非など、"もっと良くする推察"があります。
そういった推察を検証し、副反応を減らし、ワクチン接種のリスクを最小化する努力を行うべきです。


②ワクチンの効果の判定と次のワクチン接種の計画
既に変異種などには、ワクチンの効果が低いと報道がされ始めています。
とすると、インフルエンザワクチンのように、毎年接種するなどの対策が必要になるかもしれません。

ワクチンの効果の判定を行い、必要であれば次のワクチンを接種できるように、ワクチン開発、供給(製造や輸入)体制の最適化、接種体制の最適化などを進めておくべきです。

なるべく早くに接種するために職域接種などの仕組みを構築してきたかと思いますが、毎年接種するのであれば、別の体制が必要となるでしょう。
日本には既に、インフルエンザワクチンの接種の仕組みなどがあるので、より良い仕組みを作れると思います。


③変異株の評価と評価後のアクションプランの策定
変異種がドンドン出現し、既存のワクチンの効果が大きく失われたとき、またひたすら自粛を呼びかけて引きこもらせて経済にダメージを与えて自殺者を増やすのでしょうか?

同じ過ちを繰り返すのは愚者のやることです。(私はよく繰り返しますが。。)

変異種の脅威度別にアクションプランを策定し、変異種の情報に応じて、実施すべきです。


④なぜデマが拡散されるのか?を知ること。
 デマを流している人をバカにしたり、批判することは簡単ですが、自分自身いつでもそうなり得るということは知っていた方が良いです。
 私自身、デマ情報を聞いて、半信半疑という状況は良くあります。
 つまり半分は信じているわけですから、いつでも自身がデマを流す人になりえます。

 デマは、「不安」「不信」「義憤(正義感)」「興奮」「利益」などが絡んで発生し拡散されます。
 「不安」になると人を疑ったり、目を背けたり、怒ったり冷静な判断ができなくなります。
 「不信」になると、自分と違う考えの人の話を聞かなくなり、頑なになります。
 「義憤」で行動し始めると、自分の行動を正当化し、過激になります。
 行動すると「興奮」し、自分への正当化がより強固なものとなり、冷静に物事を考えられなくなります。
 「利益」は、簡単。コロナを殺す水などが高値で売られるわけです。

自分自身の気持ちに上記の何かが芽生えたら要注意です。
私自身、いつも注意しておかないと、いつでも飲み込まれてしまいます。

※ワクチン反対派の人のFacebook投稿に以下画像の"礼儀正しい丁寧なコメント"を付けると、スパムとして削除されることが2回中2回でした。
 自分の意見と違うものは、スパムとして報告するようでは、デマと言われても仕方がないと思うのですが、どうでしょうか?

画像2

画像3

⑤段階的に"日常"に戻ること、戻らせること。
 変異種などのリスク要因はありながらも、既にコロナは制御されていますし、リスクは把握されています。
 感染対策でダメージを受けている経済や、人の心、教育などに目を向けるべきです。
 段階的に"日常"に戻ること、またコロナで馬鹿騒ぎしている人たちに、戻らせることを意識した施策を練るべき時期です。

もう終わりにしましょう。


そんじゃーね(^ω^) ノシ

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