「ファンデ苦手ならつけなきゃいいじゃない」メイクをとにかく避けたかった私の顔面ヒストリー
タイトルからお察しの通り私は化粧、特にファンデーションが大の苦手。自己紹介でも少し書きましたが、人生で3回くらいしかつけたことがない品物です。
化粧を“しなきゃいけない”という概念と上手く付き合っていきたいな、とゆるっと考えるふみの顔面ヒストリーです。
華の大学生活すっぴん街道爆走期
華の大学生活の幕開け。私は入学式こそアイシャドウとマスカラを付けたけれど、それ以上のことはしませんでした。何故って化粧が苦手だから。
スキンケアのもの以外が肌に乗ることが極端に苦手で、もはやポイントメイクと言うのも烏滸がましいくらいピンポイントメイクでした。
入学式以降、バイトの時以外はピンポイントメイクすらしない生活を送っていた大学生の私。
そんな基本すっぴん人間にも転機が訪れます。
恋のなせる技?お湯でオフ系で毎日ピンポイントメイク期
誰もが一生に一度は体験する二十歳の誕生日。当時片想いしていた男性から、誕生日祝いのメッセージと共にこんな言葉をもらいました。
「ハタチになったんだし、ちゃんと毎日お化粧するんだぞ笑」
尖っていた頃の私だったら「なーにいっとんじゃいワレェ!貴様が化粧をせんでワシがせにゃあならん理由を言ってみろ!」と返信していたことでしょう。
ところがその時の私は、ちょっとだけしてみようかな、なんて思ったのです。
片想いの相手に言われてはじめて考えた毎日ピンポイントメイクをしない理由。
めんどっちい。本当にそれだけ。
朝起きて顔洗ってさっぱりしたはずのところに、目元(だけ)にキラキラしたあんまり目立たない色の粉をわざわざ塗り付け、夜にはくるくるくるくる撫で落とす。一連の作業すべてがとにかく面倒。
そこで私はお湯で落とせるマスカラとアイライナーを手に入れ、日常的にピンポイントメイクをするようになりました。
すっぴん人間からピンポイントメイク人間になりました。
ここから次の転機が訪れるまで、リップやチークを楽しみ始めるなど、私の化粧力成長曲線は急上昇していきました。
やっぱファンデは無理!期
さて大学生ふみには苦難の時期がやってきます。就活です。
就活メイクの情報がSNSで大量に回ってきた中の、あるツイートに「化粧は最低限のマナーです」の言葉。
就活に対する漠然とした不安から、情報に振り回されていた私は、人生初のファンデーションの購入を決意しました。
プチプラでいいや、なんて思ったのですが、あまり肌に合う色や質のものがなく、ポール&ジョーの色付き下地を購入。※もはやファンデじゃない。
慣れないベースメイクを必死にして企業説明会にいく毎日。日に日に暑さを増すのに服装は黒いスーツに黒パンプスと黒鞄という地獄。立ち寄った駅のトイレで鏡を見て、化粧崩れの酷さにすっぴんの方が1兆倍マシと思いました。
そこで思い切ってベースメイクを一切やめて、ポイントメイクだけにしてみました。
本当に1兆倍マシでした。
結局就活中から、今年3月の在宅勤務開始まで数年間この化粧で過ごしてきました。崩れる可能性が低いってそれだけで正義。
何が自分に向いているか、合うかを考えて試して見極めるの本当に大事だと思います。
そして時は巡ってすっぴん期
今年3月に在宅勤務が始まってから、人と直接会うとき以外全く化粧をしなくなりました。でもたまーにリップつけようとか、チークちょっとだけつけようかなとか、自由に化粧を楽しんでいます。しなきゃいけない、ってすごく窮屈だからそれがなくなるだけこんなに楽しい。
心地よく生きていくために、時には手放すのも大いにあり。だからファンデさん、本当に私が必要とするまでさようなら!
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