韓国ドラマ「Run On(それでも僕らは走り続ける)」完走!
Run on(それでも僕らは走り続ける)が最終回を迎えた。
毎週韓国での放送直後に、すぐNetflixに更新されてたのでリアルタイムで見ていた。
1話から16話まで毎週公開と同時に見ながら、8週間一緒に走ってきた。
放送日である水・木曜日だけを心待ちにしてたのに、もう待っても新しい話が更新されないことが寂しい限り。
最終回では、脚本家さんがこのドラマを通して伝えたいメッセージを感じた。
終わることが寂しいけど、温かい気持ちになる最終回だった。
(⚠️最終回の内容が含まれてます!)
▪️幸せでありますように
“섬세하고 다정한 사람들이 잘 살았으면 좋겠어. 상냥한 사람들을 바보 취급 안 했으면 좋겠어. “
繊細で思いやりあふれる人が幸せでありますように。優しい人たちが見下されませんように。
自分で翻訳した映画に込められた意味が気に入ったミジュ。
その映画のメッセージをソンギョムに伝えるシーン。
このセリフが、ドラマRun onを通じて脚本家さんが伝えようとしたメッセージだと思う。
本当にこんな世の中が来るといいな。暖かいこの言葉が、心に残ってる。
▪️違う人だから
“우리는 아마 평생 서로를 이해 못 하겠죠?“
“응 서로 다른 사람이니까“
“저 사람은 저렇구나, 나는 이렇구나. 서로 다른 세계를 나란히 둬도 되지 않을까 그죠?
그러니까 우리 서로를 이해 못 해도 너무 서운해하지 맙시다. 그건 불가해한 일이고, 우리는 우리여서 할 수 있는 것들을 해내면 되지.“
「私たちは多分ずっとお互いを理解できないでしょうね。」
「うん、違う人だから。」
「あの人はああなんだ。私はこうなんだ。お互い違う世界でも寄り添えばいいと思う。だから、お互いを理解できなくても傷つくのはやめましょう。
できないことより、一緒だからできることをすればいい。」
このドラマの登場人物はみんな、違う環境で育ち、違う事情を抱え、違う言葉を話している。それは私たちも一緒。
相手のことを全て理解するなんて出来ないし、同じになる必要もない。
自分の価値観を相手に押し付けず、違いを認め合うことから全ての関係が始まる。
これはまさに私が最近心がけていることについてのセリフだから、より心に残った。
お互いが同じであることを望み、違うと失望する。
でも、よく考えると違って当たり前。
誰が正解で誰が間違いじゃなくて、その気持ちに寄り添ってあげれば、関係性をつなげていくんじゃないかな。
「私はこんな人なんだ。そしてあなたはこんな人なんだね。私はそんなあなたが大切だし、あなたも自分自身を大切にして欲しい。」
そんなメッセージを伝えているドラマ。
こんな話をしながら、一緒に並んで走っていくソンギョムとミジュ。
□ハッピーエンディングの定義
ソンギョムたちが4人で、「ハッピーエンディングの定義って?」と語るシーン。
結局、4人それぞれバラバラなことをいう。
“どう生きればハッピーエンディングなのか、どんな人生が幸せな人生なのか。“
定義はない。
大好きな主題歌LUCYのRun to youに合わせて、メインカップルから劇中で小さく登場した人物まで登場する。
全てのキャラクターが可愛らしくて、微笑みながらもなんだか泣けそうになったシーン。
陸上選手たちや、陸上部の生徒たち、女優チェテリ、ダナの通ってるバーのマスターまで、みんな自分の人生を生きている。
ソンギョムのお母さんであり大女優ユクジウが言ってたセリフを思い出した。
“내인생의주인공은나야.“私の人生の主人公は私よ。
▪️人生の主人公
大好きなエンディングシーン。
登場人物とスタッフが勢揃いして、一緒に映画を見るシーン。
最後のシーンを撮り終えたあと、脚本家さんの最後の挨拶。
「こういう最後のシーンを書くと、私自身がやりがいを感じます。最後のシーンを監督と作ったんですけど、それぞれみんな人生の主人公じゃないですか。それぞれの毎日を送る主人公たちが劇場に誰かが主人公であろう映画を観にくるその過程を込めたエンディングです。」
「私にとっては全員が主人公です。(主人公たちをみんな)大好きで、その気持ちを台本に表現しました。」
みんなが自分の人生の主人公で、それぞれ映画のようにストーリーがある。
メインキャラクターたちだけじゃなくて、登場する全ての人が主人公。
脚本家さんのこのドラマの登場人物に対する愛情を感じたし、こんな素敵なエンディングシーンは初めて見た。
▪️大切な作品Run on
シンセギョンちゃんが、現場の雰囲気についてこう言っている。
「作品を共に作った全ての人たちが、心からこのドラマをを大切に思ってると感じる。本当に楽しい6ヶ月間の撮影だった。本当に楽しくて幸せだった。具体的な感想を伝えたいのに、心の底から幸せだったから、いくら考えてもこれに足せる言葉がないくらい。」
ドラマを見てる間中、感じたこと。
脚本家さんが、監督が、俳優さんたちが、この作品を大切にする気持ち。
ヨンファがダナへの気持ちを絵に込めたみたいに、このドラマに込められている。
このドラマで不思議なのは、最終回を迎えたけどなんだかソンギョムたちがどこかで生活してるみたいな感覚があること。
登場人物の現在を生きる姿を丁寧に描いてくれたこのドラマは、最終回を迎えても彼らのストーリーのこの先を感じさせてくれる。
ドラマの最終回はハッピーエンド。だけど、それで終わりじゃない。
それも、俳優さんたちの役への入り込みと、スタッフさんの作ってくれた世界観のおかげ。
そのあと、シンセギョンちゃんのインタビューを読んでびっくり。
'런 온'이 종영하더라도 오미주라는 사람이 이 세상 어딘가에서 기선겸과 투닥거리며 살아가고 있을 것만 같은 느낌으로 기억되길 바란다."
Run onが最終回を迎えても、オミジュという人がこの世界のどこかでキソンギョムと生きているような感じが心に残るといいな。
まさに私が最終回を見た後に感じた感情そのままだった。
素晴らしい脚本、優しい演出をしてくれる監督、役を愛情いっぱいに演じてくれる俳優さんに感謝。
素敵な作品をプレゼントしてくれてありがとう。
완주를 위하여!!完走を祝して!!
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最後に、気になったポイント。
みんな同時に拍手するのに、遅れてるダナとテウンに注目。
周りが拍手するから、仕方なく遅れて拍手し始めるの、さすが姉弟👍🏻笑
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