#5 紅
【前回の内容】↓
我が家に来て6日目の朝、ことは起こったーーー。
いつものようにワンワンと大きな声で
私たちを呼ぶボナム。
連日の寝不足により、ボロボロの夫婦は
少し落ち着いたボナムの元へ恐る恐る歩いていった。
ボナムは一晩誰とも会えなかったので
私たちを見るなり大興奮からの、失禁。
私を見るなり失禁する人は、
最初で最後にボナムだけであろう。
あーまたビシャビシャしたよ、、、
下に引いてあるシーツを取り替えないとなぁと
替えのシーツを別部屋から取りに行っている間に
またワンワンと声がする。
あー、はいはい、ここにいますよぉ〜と
すぐ部屋に戻ると、
尻尾を振って大興奮しているボナム姿の先に
ん、、、、?
こ、これは、、、、!?!?!!?と
思考回路が停止した。
「紅だあああああああああああああ!!!!」
叫び散らかす私の声に驚き、旦那も飛んでくる
「どうした!?!!?」
「く、く、く、紅に染まる…」
私の心臓の音とリンクするように
脳内でX JAPANの「紅」が爆音でかかり
パニックに落ちいった。
「紅??え!?」
旦那も言葉を失った。
ボナムの姿の先に、1輪のウン○が、、、
そしてその姿は、紅く染まっていた。
血便だ…
ボナムは環境のストレスからか
少し血の付いたゼリー状のウン○を出していた。
それをみた私は凄く動揺した。
そしてすぐにボナムを抱きしめた。
「ごめんねぇ、ごめんねぇ。。。」
ボナムに思った以上にストレスをかけていたことに
申し訳なさが込み上げてきて、私は涙した。
真夜中の鳴き声は、
ボナムからの愛の叫び。
暗くて、ずっと怖かったのだろう。
慣れてくれると思っていた。
だけど、違った。
しつけ魔法「無視」はボナムにとって
拷問でしかなかったんだ。
ボナムを抱きしめながら
何度もごめんねぇ、ごめんねぇと呟く。
病院に連れて行かなければ、、、
私の顔はTOSHIのように、
真っ白に、とても真っ白になったーーー。
サポートしていただきありがとうございます!サポートは全てボナム(愛犬)に還元しようと思います^^