THE FIRST SLAM DUNK
こんばんは。
23designworksの一ノ瀬ふみです。
公開から1ヶ月以上経って、ようやく、観に行くことができました。
SLAM DUNKは、『週刊少年ジャンプ』にて、1990年(わたし:小学6年生)から1996年(わたし:高校3年生)まで連載されていた、バスケットボールを題材にした漫画作品です。
わたしの通っていた中学校にはバスケ部はなかったけど、男の子たちはスラムダンクが大好きで、NBAも好きだった。ひょろっと背の高い”くにやん”ってあだ名の子がすごく上手だったって覚えてる。くにやん、柔道部だったけど。
わたしの2つ下のオトウトがジャンプを毎週買っていて、わたしも読んでいたし、コミックスも全巻持っている。
19歳の頃、夏休みに実家に帰省したときに、一日中読んだりしてた。
最初っから最後まで、何度も読んだ。
毎度笑うし、毎度息をのむし、毎度泣ける。
SLAM DUNKはTVアニメ化されたけど、わたしは原作LOVEで、わたしのイメージで脳内再生されていたので、アニメはまったくみていませんでした。
だから、今回、映画化されることで、声優さんが入れ替わることもなんとも思いませんでした。おもしろいのかな?と訝しがっていたくらい。
が、THE FIRST SLAM DUNKは観に行こう、行きたい、という気持ちになったのです。
なぜなら、原作者の井上雄彦先生が監督・脚本の作品だから。
昨今のアニメーション映画…大ヒットしたもの、と言われたら(ジブリとディズニーは除く。あえて具体的には書きません)、あくまでもわたしの感覚ですけど、『壮大なミュージックビデオ』感があるんですよね。
音楽はすばらしい、とてもすばらしいと思うのだけど、「はい!ここ!ここです!」「どうぞ〜〜〜!泣いてくださ〜〜〜い」「ほぅら、きれいなアニメーションでしょう?印象的でしょう?こころに響くでしょう??」っていう感じ。音楽を売りにきてる感じ。
それ、なんかちょっとアニメーションの作品としてちがうんじゃないかなって思ってしまっていて。
THE FIRST SLAM DUNK は、コミックスとは違う切り口で描かれていて、わたしの推しの宮城リョータがフィーチャーされていて、誰も知らなかったリョータの向こう側に触れるストーリーと、山王工業戦。
心臓はバクバクするのにあたまの中は真っ白で、無音な世界。原作で描かれていたあの、あの世界がそのままだった。
ここでこれ、ここはこのセリフ、覚えているくらいなのに、あたらしい作品。ぶぅわっと鳥肌がたったシーンがあったのだけど、あれをもう一度観たいとすら思ってる。
わりと冒頭から、泣けた。
濡れちゃうから、全編、マスクは外してみてました。
リョータの疾走感。
花道の素人故のまっすぐな熱さ。
流川の本気。
三井の実力。
赤城とコグレくんの夢。
音楽だけじゃない、【音】そのものが、ものすごく効果的だった。
映像の作品は、こうであってほしい。
あぁ、よかった。
みんなの夢のつづき、みたいなぁ。
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