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【ロゴマーク制作実績】ASX株式会社様編

こんにちは。
23designworksの一ノ瀬ふみです。

今回ご紹介するのは、あるロゴマークの制作を担当させていただいたおかげでご縁をいただいたクライアント様のロゴマークです。

そのロゴマークは、デザインから納品までかなりタイトだったのですが、納品後まもなく公式サイトが公開され、その公開初日に、
「このロゴマーク をデザインした方に、僕の経営する会社のロゴを発注したい」という、なんともうれしいご依頼をいただいた、という、わたしにとってとってもとってもうれしいお仕事でした。

ウェブコンサルティングを主力事業とされているASX株式会社様。

ウェブコンサルティングってどんなお仕事なんだろう・・・というところから、はじめました。まずは、世の中のその業界のさまざまな企業のロゴマークをリサーチ。
それから、クライアント様のコーポレートサイト、それから社長さん個人のブログを拝読したり、メールのやりとりでヒアリングをさせていただきました。
わたしの受けた印象は、社長さんはまるで”侍”のような方。一本 筋の通った男気溢れる方、という印象。
ロゴマークデザインにも、そのあたりのシャープさを出したいと思いました。

ロゴ表記名の意味や由来、理念やコンセプトの確認

ロゴ表記名の意味・由来
私たちが創るインフラで叶えたい夢を『加速(Acceleration)』させるために、クライアントの『課題を解決(Solution)』し、理想的な世界『桃源郷(Xanadu)』へいざなう。

理念・コンセプト
<Mission>
届けたい人に届くインフラをつくることで、クライアントの事業を加速させます。
<Vision>
ありのままの あなた・御社でいい それが当たり前の世の中をつくります。
<Value>
奇抜さよりも現実立脚、地に足のついた提案を行います。

ご希望のイメージカラー
コーポレートカラーは #ac9407 です。
他の色を使うのであれば、青と緑、白、黒


もともとのマークはこちら。

コーポレートカラーの指定があったので、この色のイメージで。

どっしりとした、重厚感とか安定感があるようなラフをいくつか出していたところ・・・

コーポレートカラーは #ac9407 です。
とお伝えしていましたが、7月1日から会社の体制が大きく新しく変わることに伴ってコーポレートカラーを 以前の  #ac9407 から 白 に変更することが本日決まりました。

と、ご連絡をいただきました。

し、しろ・・・!?
と、一瞬戸惑ったのは隠せませんでしたが、社長さんから、こんなイメージで、

かの有名な。。。

と、具体的に示していただいたので、再度考え直すことに。

ホームページもロゴ反映のタイミングで、上記のアクセントカラー且つ
極めてシンプルを追求したものにリニューアル予定です。

”極めてシンプルを追求”・・・
お色味の変更によって、デザインにも少し変化がでました。



ご提案 DESIGN NUMBER 001

”白”の表現で、一番最初に思いついたのは、”影”でした。
影をつけて浮かび上がらせることで、”白いロゴ”を表現できるのではないかと。
そして、ただの白ではなく、白地にゴールドの大理石模様を。とてもシンプルなロゴタイプ。
大理石には、『能力の成長を促す』意味と効果があると言われています。
まるで影のように、縁の下の力持ちのようなお仕事をなさっているクライアント様をあらわしています。


ご提案 DESIGN NUMBER 002

図+文字のロゴマーク。
クライアントの「問題解決」をしていくお仕事は、まるでパズルのピースを合わせていくようなものだと感じました。
コーポレートカラーの白い箱は、ひとつひとつのお仕事をあらわし、配色で仕事の奥行きをあらわし立体的に。
六角形が連なるハニカム模様は永遠に繋がれていく縁起のよい文様です。勤勉な働き蜂が蜜を集めるように、骨の折れる仕事に対する尊敬の念や礼讃を表すと言われています。


ご提案 DESIGN NUMBER 003

テーマはスポットライト。
スポットライトを当てて、問題解決をしていくイメージ。お名前を表す”A”の文字も、スポットライトをモチーフにデザインしました。
スタイリッシュにシンプルに、スピード感、そして誠実さをシャープに表現しました。


ご提案までいつもより少しお時間をいただいてしまいました。
また、こちらは完成データではなく、クライアント様にご確認いただき、お気に召したものを、ご要望をうかがって、さらにブラッシュアップさせ、完成させる流れです。


ご提案後の反応は・・・

メールでデザイン案を送らせていただいて、数時間後、お返事をいただきました。

こちらで。
(3つとも素敵で悩みました!とのお言葉をいただきました)


ただ・・・

ひとつだけリクエストさせてください。
「欠けていていい、欠点があってもいい 課題よりも可能性を見出していこう」
ということを仕事でも人生でも大切にしています。
つきましては キレイな○ではなく 欠け を 表現していただけると嬉しいです。

”欠け”の表現・・・

ベタに言えば、Apple社のりんごが欠けてるような感じでOKですし、違う欠けの表現があればお任せします。

とのことでした。
003のデザインをもとに、すこしイメージを変えていくことにします。
あなたはあなたのままでいいんだよ、そのままで、もっと素敵にみせましょう、という感じ・・・?

こちらでご提案させていただいたところ、

どれも素敵ですので、デザイナー様が一番良いと思うもので進めて頂けますか?

というご返答をいただきました。
どれも素敵、というお言葉、これもまたうれしいのですが、わたしが一番良いと思うもので進めて・・・というのには、正直、とても驚きました。笑
これには、クライアント様からちゃんとした理由をご説明いただいたので、戸惑いながらも、もう一度、考えて、わたし自身で選んで進めさせていただくことにしました。


欠けていていい、欠点があってもいい 課題よりも可能性を見出していこう

クライアント様のこの想いを、どんなふうにカタチにするか・・・
まず、「欠けていていい、欠点があってもいい」というのは、「完璧でなくていい、そのままでいい」と捉え、最初の正円ではなく、歪みのある円に、実際の樹木の幹の断面の年輪からトレースしました。

年輪も、正円の重なりではなく、歪なものです。
ひとは自然を心地よく感じますが、それは自然界には至る所にゆらぎが含まれており、年輪にも、「1 / f のゆらぎ」があると言われています。
例えば、浜辺に打ち寄せる波、そよかぜ、ろうそくの炎なんかもそうですね。

わたしは手作りのものがすきなのですが、人の手によってつくられたぬくもりやあたたかみ、歪にみえても、その重なりが心地よい、重なって美しい、というイメージで今回のロゴマークにおまとめしました。



こちらでOKをいただき、ガイドラインとデータをお送りしたところ、

本データを受領して思ったことは、やっぱりこの方に発注して
間違いなかった。良かった・・・と心から思いました。

セカンドスターのロゴを観た時に、ロゴから発する造り手の方の
エネルギーが素敵だと感じ問い合わせをさせて頂いたのが
きっかけでした。

今回弊社のロゴに関しても最終納品データを観た時に、同じく
強い造り手の方のエネルギーが感じられ、感動しました。

キレイなデザイン、ウケのいいデザイン、時代にあったデザインを
できるデザイナーさんは、探せばそれなりにいると思います。
それよりももっと大事なことは、一所懸命取り組みクライアントの
ことを想って心底尽くしてくださるデザイナーさんだからこそ、
完成した後にロゴに魂が宿り、強烈なエネルギーを発することができる
のではないかと私は考えます。

と、もう、うれしすぎるお言葉をいただきました。

クライアント様のお気に召して、よろこんでいただければ まるです。

今回のお仕事は、前回のお仕事からの素敵なご縁のおかげでいただきました。デザインのお仕事をはじめて、「あなたにお願いしたい」と言っていただけるよろこびを得ました。
感謝です。




さぁて、次のデザインもはりきってくぞー

※以前ご紹介した記事をリライトしました


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