【完全データ入稿】カラーモード(RGBとCMYK)のお話
こんばんは。
23designworksの一ノ瀬ふみです。
本日は、【完全データ入稿】カラーモード(RGBとCMKY)のお話です。
前職で、「情報誌に広告を載せるから、データを作って」と言われたときのわたしには、広告用の印刷データについての知識は、全く!!ありませんでした。
無茶ぶりもいいところ。
入稿データをどんなツールで作ればよいか、
どんなルールがあるのか、
何にも知らないまま、でもやらなくちゃいけなくて、ほかに聞けるひとがいなくて情報誌の担当者にいろいろ教えてもらって、自分でもググって調べて、締め切りにも追われて、その当時はPhotoshopを使って、やっとの思いで、なんとか仕上げたのを思い出すと、胃が痛くなるような気がします。
そのとき覚えた【完全データ入稿】の入稿データのルールのひとつに、「CMYKで作ってください」とありました。
カラーモードのことです。
カラーモードの指定が、データ作成や印刷工程において、とても大切なことだということは、わりと最初の方に学びました。
RGBとCMYK
RGB、CMYKは、カラーモードを表す略語です。
RGBとは
「RGB」カラーは、「光の三原色」とよばれます。
Red(赤)
Green(緑)
Blue(青)
この三色のかけ合わせで色を表現し、すべてが重なる部分は「白」になります。
自然の色ですね。光は重ねても重ねても、色は濁りません。
余談ですが…
学生時代、写真を学んでいたのですが、
『写真は光のアート』と教わったことがとても印象的でよく覚えています。
(写真は、光のアート)
CMYKとは
「CMYK」カラーは、「色の三原色」とよばれます。
Cyan(シアン)
Magenta(マゼンタ)
Yellow(イエロー)
この三色のかけ合わせで色を表現し、すべてが重なる部分は「黒」になります。
美術の時間に絵の具を混ぜて、色が濁って真っ黒になってしまったことがあると思いますけど、それと一緒です。
・・・あれ?
C・M・Yの三色のかけ合わせだと「K」は?と思いますよね。
理論上はCMYの三色ですべての色を表現できる、はず・・・なんですけど、実際にはCMYの混色で綺麗な黒色を出すのは難しいそうで、K=Key Plate(黒)インキも使用されています。
印刷用データはCMYKでつくりましょう
印刷用データを作成するときのカラーモードは、CMYKを使います。
RGBでも印刷はできるけれど、印刷するとCMYKで表現できる範囲の近似色に勝手に置き換えられてしまって、全体的にくすんだ色になってしまいます。
印刷用データを作成するときは、CMYKで。はじめからCMYKで作って、仕上がりイメージを確認しておきましょう。
どなたかのお役に立てたらうれしいです。
※以前ご紹介した記事をリライト