
環境はひとを変える。
5月5日。こどもの日。
今日もさわやかで気持ちのいい朝です。
今日はムスメ氏とジェラート食べに行こうね、と約束しているけれど、時間は決めていないし、彼女はまだぐーすかぴー子です。
少し前…一年前、今の部屋に引っ越してくる前のわたしなら、イライラしてしまっていたかもしれません。
2DKの、とても狭い空間。
小学1年生になるムスメを連れて上京した時、シングルマザーのわたしの収入で、通わせたい小学校の学区内で借りられる部屋はとても少なかった。『ペット可』と同じくらい、『子ども可』の物件がなかった印象です。
希望のバストイレ別というわけにはいかなかったし、広さは十分とは言えなかったけれど、オートロックのマンションで、学校にも駅にも近く、無事に借りられたのはとても安心しました。
ムスメがちいさいうちはよかったんです。小学2年生くらいのころまでは。
でも、成長する。それにしたがって、ものも増える。
2DKの部屋は、とても狭かった。
家族や、家族みたいなひと以外、お友達を家に呼ぶことなんて、できませんでした。それはとても悪かったなと、思っています。
玄関から部屋への廊下は本棚。すれ違うのもままならない。お布団をふた組ならべたらいっぱいの部屋。窓はひとつ。風の通らない部屋。あの狭いところで、自分の空間もなく、ムスメ氏も、わたしも、どこかにはストレスを抱えた10年でした。
前に住んでいたところからは、電車で30分ほど。
40歳で転職したのは、まさに人生の転機になりました。
これまでがんばってきたから、なんだと思う。ご褒美みたいな。
今住んでいるのは、3方に窓があり、ムスメにもわたしにも部屋があり、ひろいベランダもあるマンション。
1日中明るくて、窓を開ければ風が通って気持ちがいい。
お花や植物がある生活に遥かなる憧れをもっていても、サボテンやエアプランツすら枯らしていたのに、今は、家の中にすこしずつグリーンを増やすことができています。
数年前の母の日にムスメがプレゼントしてくれた紫陽花の鉢もベランダで元気にしていて、毎朝、おはようって声をかけながらお水をあげるのが日課になっています。引っ越す前は、お花好きの友人に預かってもらっていました。
環境はひとを変える。
どこに自分の身を置くかは、とても大事なことだと思う。
住む家。働く場所。いろいろなコミュニティ。
居心地の良さや志によって、自分で自分の環境を変えることは大事なこと。
なんて、思ったりします。
さて、ゴールデンウィークも残り少し。
あ、ぐーすかぴー子もお目覚めです。
最後の土日は仕事の予定があるわたし。
ムスメが、今日はわたしとの時間をとってくれているので、のんびりと一緒に過ごして、今日もよいいちにちにしたいと思います。
とりとめのないことをつらつらと。
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