女性ボーカルの『耳が痛くなる』を解決
こんにちは。初めましての方は初めまして。
寒すぎて外に出たくないがために、1日2食全てUberEatsのエジナです。
きっと自炊するようになればアホみたいに貯金できるんだろうな...。
今回は、女性ボーカルや男性ボーカルのハイトーンボイスで起こる
『耳が痛くなる』現象を解決する方法です。
よく耳が痛くなるというと、『サシスセソ』系の言葉発した時に起こる『歯擦音』というものがあげられると思います。
それ系の記事はよく見るんですが、実はそれ以外にも耳が痛くなるポイントは存在しています。
母音が『い』のハイトーンボイスで耳が痛くなる
サビで突き抜けるような高音を出せるシンガーに多いんですが、『き』とか『み』とか『い』みたいな言葉が耳にキンキンくることありませんか?
上であげた例でいうと特にしんどいのが、『君が〜〜』とかで始まるようなサビの歌い出しとか、だいたい耳が痛くなりすぎて頭痛までします。
歯擦音に関しての対処法はよく記事が存在するんですが、上記の問題は昔かなり悩んだ時期があって、その当時は結局どうやって検索したらヒットするかがわからず、諦めた記憶があります。
いつも通り結論からかきます。
ディエッサーを使い、3000〜3500khzをピンポイントで抑える
今回使うプラグインは、Waves Goldバンドルに入っている『DeEsser』というプラグインです。名前がそのまんまでわかりやすいです。
設定ポイントは3箇所。
①『Frequencyを3000〜3500』
ここは耳で聴きながら痛くなるポイントを探ってください。自分の経験上男性は3000付近、女性は3200〜3500の間になることが多いです。
②『SideChainをもっこりマークの方』
厳密にはもっこりマークではなくバンドパスというものに変更しているのですが、難しい言葉を使いたくない人はもっこりマークで覚えてもらって大丈夫です。
ここの設定を変えることで、上記のFrequencyで設定した帯域をピンポイントで抑えられます。
※デフォルトではハイパスモードになっているので注意してください。
③『Thresholdのバーで削る量を調整』
この3000〜3500という帯域は、ボーカルの音自体がガッツリ含まれている部分なので、削りすぎるとボーカル自体が聞こえづらくなります。くれぐれもやりすぎには注意。
耳での調整が難しい場合は、横にあるAttenという部分に注目して、耳が痛くなる時だけ赤いゲージが動くようになるまで、Thresholdのバーを下げてやれば大丈夫です。
プチ便利機能
上での調整で更に厳密に設定したい人は、Monitorにある『S Chain』というスイッチをオンにして、ボーカル単体で聞いてみてください。
削られた音だけが聴こえるようになる機能です。
なので、そこで聴いて全く耳障りな音が鳴らなかった場合は、別の帯域をFrequencyで選び直す必要があります。
最後に
いかがでしたか。今回の設定でひとまず耳が痛くなる現象は解消するはずです。他にもダイナミックEQなどで調整するパターンもありますが、それよりもこのディエッサーを使用する方が簡単そうだったので紹介してみました。
今回のこと以外で、知りたい情報や紹介してほしいことがありましたら、お気軽にツイッターのDMまでご連絡ください。
全ての記事を書くのは難しいかもしれませんが、場合によっては記事で紹介していこうと思います。
それではまた!
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