家族のすきなもの 2023年2月19日
7歳のこどもと買い物へ行くと、必ず家族の好きなものを見つけては教えてくれる。
夫ならポップコーンにエクレア、私なら堅揚げポテトにチョコレート、下の子にはポケモンのお菓子。
たくさんの商品を見ながら「あっ!これこの間お父さんがおいしいって言ってたから買ったら?」「これお母さん好きなやつじゃん」とずっと話している。
だいぶ前に話した好きなものから、最近気に入ったお菓子まで本当によく覚えていて、見つけては教えてくれる。
こどもってこんなに家族の好みを把握しているものなんだろうか?自分が子どもの時は全くそういう意識がなかったから、驚いてしまう。
この間もパン屋に行って、私にと買ってきてくれたパンが「アールグレイとホワイトチョコのパン」で、「これお母さんが好きそうだと思って」と言っていたけれど、確かにあの店のラインナップにこれが追加されていたら間違いなく私は買うだろうというチョイスで驚いた。
家族それぞれの好みを的確に把握していて、その傾向まで把握しているんだな。そしてそれが出来るほどに私たちのことをよーく見ている。一緒に楽しいことやうれしいことをしたいという気持ちを毎日感じる。
こどもたちを見ていると、愛をそのままにふわりと渡してくれる瞬間が多くて、こねくり回しがちな私はおどろかされる。
こんなに自然にやさしくそのままで渡せるのに、私は何をためらって投げつけてみたり引っ込めてみたりしているのか、情けなくなったりもする。
一緒に過ごせるこの時間が貴重でしあわせで愛しい。