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90'sUK HipHop 30選
こんにちは
今回は90年代当時のチャートやYouTubeの再生回数に焦点を置き厳選した30のアーティストと作品を順不同で紹介していきます。
(ラッパーに限らず幅広め)
↓こちらで紹介したアーティストは割愛します。
画像や下線部タップでリンクへ飛べるので、
気になったものがあれば聴いてみてください。
1. Massive Attack
「Risingson」(1997)
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トリップホップとして有名なMassive Attackですが、当時はHipHopとしてリリースされました。後にトリップホップの先駆者とされているため、ダントツの人気を誇っています。
「Karmacoma」(1995年)
「Daydreaming」(1990年)
この2つも是非。
ちなみに2020年10月に来日予定!行きます!
2. Lewis Parker
「Masquerades&Silhouettes」
(1998)
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Lewis Parkerはプロデューサーとしても活躍。
"仮面舞踏会とシルエット"というアルバム名が美しすぎてドキドキしてしまいますね。
3. Roots Manuva
「Brand New Second Hand」(1999)
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Roots Manuvaに関しては歴史③で触れています。
↓画像もRoots Manuvaです。
4. Stereo MC's
「Supernatural」(1990)
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ロンドンで結成されたヒップホップ/エレクトロダンスグループです。「Connected」は大西洋を越え広域でヒットしました。また、当時は珍しいロックフェスに出演したアーティストです。
5. Pop Will Eat Itself
「Cure for Sanity」(1990)
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グレボというヒップホップなどの影響を受けた
オルタナティブロックの短命サブジャンルとしてリリース。"アロア"はPOPに似ているため採用。
Public Enemyの英国公演の前座に起用も観客から大ブーイングを受け、日本での公演も客が入りませんでしたが、初期の電気グルーヴに影響を与えていると石野卓球が公言してました。
Tom Waitsと殴り合いをしたらしいです。
確かこのアロアの看板がキャットストリートどこかの2階にあるの謎でした。
6. Asian Dub Foundation
「Facts and Fictions」(1995)
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ダブを基調としブレイクビーツにエスニックなアジア音楽をのせた無国籍なサウンド。イギリスでの評価は高くないもののフランスなどヨーロッパで人気を博しました。「Enemy of The Enemy」(2003年)ではRadioheadのエドがゲストで参加したことからRadioheadのヨーロッパツアーのサポートゲストを務めています。
また、5月にはNewアルバムのリリースが予定されています!
7. New Flesh for Old
「Equilibrium」(1999)
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陰気で暴力的なアルバムですが、個人的にとてもかっこよくてお気に入りです。ジャケ完璧です。
8. Funky DL
「Classic Was the Day」(1997)
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メロウでjazzyな楽曲と正統派のライミングで人気を博しました。Missy Elliottのプロデュースや、Nujabes率いるHyde Outへ楽曲提供をするなど幅広く活躍しています。大好き!
9. Gunshot
「Patriot Games」(1993)
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ハードコアを基調としたサウンド。当時はHijackと比べられることもありました。18年の休止期間を経て2018年に復活、2020年2月には新譜も出ています。
10. The Brotherhoo「Elementalz」(1996)
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様々な人種や信仰をもったラッパー、ダンサー、グラフィティアーティスト、DJで構成されているHipHopグループです。彼らの楽曲は度々話題になりますが、当時のメディアが"ユダヤ人の政治的抗議ラップ"と定義したのに対し「ユダヤ人のメンバーがいる事実は無関係であり、人々が私達の音楽を聞いて、良いと感じてくれればそれでいいんだ」と一喝し、メディアなど音楽と無関係なものには一切関わらないようになります。それでも彼らの音楽は認められNME HipHopチャート4位と実績を残しました。
「One Shot」のビデオが本当にカッコいいです。
11. Tricky「Tricky kid」(1996)
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The Wild Punchの準メンバーとしてキャリアをスタートさせ94年にソロで始動。ダブの低音域と緻密なサンプリングを駆使し、Tricky自身の凄惨な生い立ちを綴ったリリック、グルーヴ感が特徴です。Trickyの作品は、後にトリップホップの名作として扱われています。
12. Marxman
「33 Revolution Per Minute」(1993)
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マルクス主義のHipHopグループ。
伝統的なアイルランドの曲とHipHopを組み合わせています。
13. Fun-da-Mental
「Erotic Terrorism」(1998)
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東洋、西洋の音楽形式が融合された多民族グループです。この姿勢が国際的な注目を集め、パキスタン、南アフリカ、シベリアなどのアーティストとコラボを果たしています。
14. Black Twang
「Dettwork S.E.」(1996)
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サウスロンドンの様々なスラングを使っています。Roots ManuvaのデビューはBlak Twangの「Queen's Head」(1995年) でfeaturingしたのが最初です。
15. Urban Species
「Listen」(1994)
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レゲエ、ブルース、ダブ、ジャズ、フォークなど様々なジャンルの音楽に影響されています。ファンクやジャズシーンに支持されたようです。
16. Task Force
「New Mic Order」(1999)
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2人の兄弟(Chester P,Farma G)によるグループ。
このデビューアルバムはMark Bがプロデュースし、客演には00年代に活躍するSkinnyman、DJ集団Scratch PervertsのMr.Thingがいます。
17. The Ruthless Rap Assassins
「Killer Album」(1990)
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社会へのスタンスとコミカルさのバランスが支持され、イギリス初の HipHop誌HipHop Connectionでは"イギリス史上最高のラップアルバム"として取り上げられました。(1991年)
18. Credit to the Nation
「Take Dis」(1994)
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アルバム内にある「Call It What You Want」(1994年)はNirvana「Smells Like Teen Spirit」(1991年)のギターリフをサンプリングしています。
19. Definition of sound
「Love and Life:A Journey With the Chameleons」(1991)
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ダンスを基調としたラップアルバム。Billboardダンスチャートで1位となり米英の評論家に好評でした。(超好き!)
20. Earthling 「Radar」(1995)
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こちらはトリップホップとして売れた側面があり、有名なトリップホップアルバム「Dummy」「Maxinquaye」「Protection」と対比されています。
21. Shut Up and Dance
「Dance Before the Police Come!」(1991)
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ヒップホップ、ハウス、ハードコアを基調としたデュオ。ブレイクビート、ハードコアの先駆者として認められています。
22. Outlaw Posse
「My Afro's on Fire!」(1990)
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メンバーBello Bの亡くなった兄弟、Bentil Belloに捧げられたアルバム。その後Brothers Like Outlawと名前を変えているため、Outlaw Posseとしてのキャリアは短命でした。
23. Jeep Beat Collective
「Technics Chainsaw Massacre」(1999)
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スクラッチ、ベビーベースを使い様々なレーベルでリリースされました。メンバーのDave Davisは1993年にマンチェスターでRuf Beatsというレーベルを設立しました。
24. Red Snapper
「The sleepless」(1998)
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イギリスのインストゥルメンタルバンド。
ダブ、パンク、ドラムンベース、ヒップホップが融合しています。ヒップホップとしてリリースされてはいませんが、大好きなので載せました。絶対きいてー!
25. Son of Noise
「The Mighty Son of Noise」(1992)
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ハードコアヒップホップの先駆者。Hardnoiseという短命のグループを受け継ぐ形でSon of Noiseは結成されました。
26. Jehst
「Premonitions」(1999)
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Jehstのデビューリリース。自身のレーベルYNR Productionsを創設。現在も揺るがない昔からのUKHipHopを貫いています。今年も新譜が出たのでチェックしてみてください。
「Wild Herb」(2020年)
27. Humble souls
「Thoughts & Sound Paintings」
(1993)
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Jazzyなトラックに渋いRapが映える一作。
Africa Bambaata,Earth Wind&Fire×Jamiroquaiなどのプロダクションやリミックスを手がけているHUGH BROOKERとSIMON ANNIKYによるユニットです。
28. Braintax
「Future Years」(1997)
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BraintaxはJoe ChristieとDJ Testで構成されるデュオでしたが、このFuture Yearsをリリースした後にChristieがBraintaxの名前を引き継ぎました。
Mr.Scruffのアルバム「Trouser Jazz」(2002)では「Vibrate」を担当しています。
29. Ambassadors of Funk
「Super Mario Compact Disco」(1993)
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ネタが尽きたわけではなく、このアルバムが売れていたのは事実のようです。マリオのゲーム音楽をリミックスし、ラップを乗せています。日本のゲーム文化は全世界で幅広く支持されてますね
30. Blade 「The Lion Goes From Strength to Strengh」(1993)
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Bladeは幼い頃家族と離れイランからの移民としてイギリスで暮らしはじめた、所謂貧困層でした。
ラップだけで生計をたてるのは難しかった時代でしたが、Bladeにとってラップが唯一のライフラインでした。そんな彼の決意や自己信念がリリックから垣間見れます。当時2年間の通信販売のみの入手困難で絶版となった本作が2013年に再リリース。UK最高峰のRapスキルにタフなトラックはミドル、ニュースクールファンから絶大な支持を受けています。
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最後まで見てくださりありがとうございました。
プレイリストを作成したので是非。
次回は、00年代 UK HipHopの歴史について書いていきます。