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藤の花は、
お稽古事の帰りに立ち寄った岡崎城公園の藤の花見が若干ホラー化していた。
や、綺麗なんだけどね。暗すぎる。
という事で出掛けたのは翌日の早朝。
津島市の天王川公園。藤でとても有名ですが、
藤の季節の訪問は人生初!
早朝ですが既に大勢いた。
ハチさんは朝から働き者です。
そして此方はハエはインスタ映えの場所。
皆執拗に撮影しておりました。熱量が凄い。
朝早いので写真は若干暗いかな。
こんな感じで綺麗なのですが、みんな花見って感じじゃ無い。スマホに始まり、コンデジなどを通していて肉眼で空気と共に愛でる人は少ない。
藤の花は甘いというか、香水みたいな匂いがします。でも誰からもそんな話は聞こえて来ない。
ここでもコスプレさんやインスタさんがいつまでも同じ場所で撮影し続けて残念。
大きさに圧倒された。
藤娘という言葉の意味がよくわかる。
藤の花は少しずつ咲くのでは無くて一瞬で満開になる。そして猛烈に甘い香りをさせて魅了する。艶やかで誰の目にも留まり、儚さは感じない。しかも下へ下へと伸びて容易く手に入れる。
しかし、ものの2日もしないうちに色は褪せて萎れ意地汚く枝にしがみ付くか、すぐ地面にぽとりぽとりと落ちていく。
桜娘が無いのは桜は花が咲くまでも意外に長いし、咲いてからも長い。
綺麗だけど匂いは薄く、男性を魅了する娘の若さは感じ難い。
藤の花は桜より切ない。